講習会「流体力学基礎講座」で講師を担当 自動車システム開発工学科

講習会「流体力学基礎講座」で講師を担当
自動車システム開発工学科
石綿良三
9 月 29 日と 30 日の 2 日間、カメリアプラザ(亀戸)で表記講習会の講師を担当しまし
た。2 日間で流体力学の入門から始めて基礎までを一通りお話しするというものです。受講
者は企業で流体力学に関連する業務に携わっている方々です。流体力学はさまざまな工学
分野と関連するため幅広く必要とされる学問の一つです。参加者の中には学生時代に流体
力学あるいはこれに類する授業を受けたことがないという方も多く見られました。参加企
業を見ると多岐にわたり、改めて流体力学の需要の広さを感じました。昨今は流体解析ソ
フトが世の中に普及していますので流体力学をまったく知らない人でもデータ入力ができ
れば結果を出せる時代になっています。しかし、流体力学の基礎が理解できていないと条
件設定を間違えたり、結果の評価を誤ったりする可能性が高く、危険なことです。
今回の講座では、大学で前後期かけて 30 コマ程度で講義する内容を基礎事項に絞って圧
縮し、一部演習も含めて実施しましたのでやや駆け足になってしまったかもしれません。
しかし、重要な基礎事項はきちんとお伝えするように努力いたしました。参加者のアンケ
ートでは多くの方がご満足いただけたようでして、ほっとしています。