2 文法問題 (1) 答え:In an hour. 1時間後ですよ。 解説:in の後に時間が来るときは「~後に」とする。at の後には正確な時刻が来る。 (2) 答え:~when he was a child. 子供のころに~ 解説:接続詞の when なので「~の時」で訳す。 (3) 答え:Her father looked excited to hear the news. 父はその知らせを聞いて興奮したようだ。 解説:excite や surprise は修飾するのが人なら「~させられる側」なので過去分詞形、 物なら「~させる側」なので現在分詞の形が多い。 (4) 答え:Nick will leave for Dallas next Sunday. ニックは次の日曜にダラスに出発します。 解説:前置詞の for とくっつくのはこの中では leave。leave A for B の形を覚えておく。 (5) 答え:~before you forget it. 忘れる前に彼の番号を書き留めておきなさい。 解説:「時や条件を表す副詞節の中は未来のことも現在形で表すのルールは覚える。今回 は before が「時や条件を表す副詞節」を導く接続詞。if や when が有名。 (6) 答え:I need something interesting to read on the train. 私は電車で読める何か面白いも のが必要です。 解説:something cold to drink(冷たい飲み物)の語順を覚えていれば~thing 形 to V の 語順だと判断して正解できるはず。 (7) 答え:I don’t know what county he comes from. 彼がどこの国から来たかわからない。 解説:間接疑問文。what country はひとかたまり。その後を疑問文の語順にせずSVの順番で 書く。 (8) 答え:How do you like our country? 私たちの国はどうですか? 解説:会話でよく使う表現。知っているかどうか。 2 並べ替え問題 (1) 答え:You must keep the window open. 解説:keep O C で「OをCのままにしておく」という意味。第5文型。 (2) 答え:Bob wanted to ask her what her name is, but he couldn't. 解説:want to ask まではがんばる。その後は間接疑問文で what の後がSVの語順になる。今 回は her name がSで is がV。 (3) 答え:Have you ever been there? 解説:have you ever p.p ~?で「~したことがありますか?」が作れれば問題ない。 (4) 答え:This train runs under the town he was born in. 解説:the town を先行詞にして関係代名詞の that か which が省略されている。in の後に名詞 の欠落があるので関係副詞ではない。 (5) 答え:How far is it from here to the station? 解説:距離なので how far を一つの疑問詞だと考えて、冷静に疑問文の語順にしよう。 この文はよく使われるので覚えてしまうのも手。 4 長文問題 26才の母親は、白血病で死の淵にいる息子を見下ろしました。彼女の心は悲しみで満たされていま すが、息子には成長してすべての夢を叶えてほしいと願っていました。もう不可能ではありますが。 しかし、彼女はそれでも息子の夢を実現したかったのです。彼女は息子の手を取り、聞きました。「ボ プシー、大きくなったら何になりたいか考えたことはある?」「ママ、ぼくはいつだって消防士さんになり たかったんだよ。」母は微笑み返して言いました。「私たちにあなたの夢を叶えられるか、一緒に考えて みましょう。」 その日の後で、彼女は地元フェニックスの消防署に行き、消防士のボブに会いました。彼女は息子の 最後の願いを伝え、6歳の息子をつれて消防車で町を回ってくれないかと頼みました。ボブは言いまし た。「見ていてください。私たちはそれ以上のことをしてみせますよ。息子さんが水曜の朝7時に準備が できるなら、私たちが彼を本物の消防士にしてあげましょう。消防署までやって来て、我々と食事して、 全ての出動要請に応えるのです!そしてもしサイズを教えていただけるなら、本物の消防服と帽子を用 意しましょう。 3日後、ボブはボプシーを迎えに行き、消防服を着せて病院のベッドからはしご車に乗せました。ボプ シーははしご車の後部座席に座りました。天国にいるようでした。その日、フェニックスでは3度の要請 があり、ボプシーは全てに出動しました。 夢が叶い、ボプシーは医者が可能と思っていたより3か月も長く生きました。ある晩、彼の容体が悪化 し、婦長は家族を病院に呼び出しました。母はボプシーが消防士として過ごした日を思い出し、消防署 長に電話して頼みました。「ボプシーと一緒に過ごしに、消防服を着た消防士を病院に来させることは できますか?」消防署長は答えました。「私たちはそれ以上のことをしてみせますよ。5分後に到着しま す。サイレンが聞こえてランプが見えたら、火事ではないと伝えていただけますか?そして彼の部屋の 窓を開けていただけませんか?」 およそ5分後、はしご車が到着して3階のボプシーの部屋にはしごを伸ばし、5人の消防士がはしごを 登ってきました。ボプシーは虫の息ではありましたが消防長を見上げて言いました。「消防長さん、僕は 今、本物の消防士さんになれたかな…?」「そうだよ、ボプシー、君は今、本物の消防士だよ。」消防長 は言いました。この言葉で、ボプシーは最後に目を閉じました。その夜、彼は亡くなりました。 5 長文問題(説明文) アメリカは「緑の侵略者」の攻撃を受けていました。その侵略者は宇宙から来たわけではありません。 それは庭を飾り付けるために外国から運ばれてきた植物でした。人々がアメリカ大陸に到達して以来、 木、花、野菜などをほかの場所から運び込んできました。 今やとても多くの前からそこに生えていた植物が住めなくなってきました。 「これはゆゆしき問題です。」ドウ・タラミー博士は言います。彼は植物学者です。彼はほとんどの植物 を食べる昆虫が―およそ90%が―特殊化していると説明しています。それはある1種類の植物しか食べ ないということです。 たとえば、オオカバマダラのイモムシはトウワタしか多べません。もし人々がトウワタを切り倒して「ほか の木を植えていけば、その蝶は生きていくうえで必要な食べ物が得られなくなるでしょう。 しかし、問題はそこに止まりません。昆虫が食べられる木を見つけられずに死んでしまうと、鳥が食べ るのに十分な虫を見つけられなくなるのです。タラミー博士は言います。「鳥たちを救う方法は食べ物を 与えることです。しかし私たちが外国産の木ばかり植えれば鳥が生きるために必要とする虫を失ってし まいます。」 食べられる木の減少は虫の減少を意味し、虫の減少は鳥の減少を意味します。そしてそれは地球に とっても良いことではありません。なぜなら私たちはこの星を美しく保つために多種多様な生き物が必 要なのです。 よい知らせは、アメリカ中の園芸科が地元の植物を救うために活動中だということです。正しいものを 植えることは良好で迅速な変化を起こします。春に町のリビングくらいのサイズの小さな公園にトウワタ を植えることは良いことだとタラミー博士は言います。夏までにはそれらが50ものオオカバマダラのエサ となるのです。 タラミー博士は子供たちに外に出て地元の植物を植えてほしいと願っています。「もしあなたが苦境に 立たされている鳥を見かけたら、彼らが必要とする昆虫にエサを与えるような何か植えてみてください。」 彼は言います。「昆虫たちは歩き回り、いずれあなたが植えた植物を見つけてくれることでしょう!」
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