特色ある学校づくり - 新潟県立吉田特別支援学校

特色ある学校づくりに係る資料(平成 27年度)
学番
Ⅰ
特18
学校名
県立吉田特別支援学校
校長氏名
能登 佐菊
校長として目指している学校像
○
○
○
心身共に安定した生活の中で,自立・協調の精神を育む学校
児童生徒の能力や可能性を最大限に伸ばし,「生きる力」を育む学校
教育活動を通して自分らしさを発揮し、生きる意欲や自己肯定感を育む学校
当校は,県立吉田病院との連携により,治療を受けながら学ぶことのできる病弱特別支援学
校です。県立吉田病院に入院または通院している小児慢性疾患、その他の疾患及び種々な障害
により生ずる二次障害症状が現れている児童生徒に,病状や特性に応じた教育を行うことを目
的としています。小学部,中学部,高等部の3学部を設置し,県立吉田病院と全教職員の連携
・協働による教育活動を行っています。
児童生徒が自らの症状や特性を正しく理解し,病気や障害に起因する課題の解決に向けて,
前向きに生活しようとする心や生活習慣、社会に適応する能力を育みます。
Ⅱ
学校の目標を実現するために必要な教師像
1
カウンセリングマインドのある教師
○ 児童生徒が自らの病気や障害,特性等を正しく理解したり克服したりしながら,社会
的自立への力を付けるため,個々の実態を的確に把握するとともに,その心情を共感的
に受け止め,支援することができる教師
○ 児童生徒や保護者の思いや願いを受け止め,より良い自己実現や進路選択に向けて共
に歩むことのできる教師
2 個々の課題に応じた指導力のある教師
○ 学習空白や学びの特性,個々の学習状況,社会性の発達状態,病状の回復程度等々を
的確に把握し,児童生徒一人一人の課題に応じた指導ができる教師
3 教科指導力のある教師
○ 学習の空白期間等で意欲や目標を見失いがちになったり,学習に対する苦手意識をも
っていたりする児童生徒に対して学ぶ喜びや楽しさを伝え,明るい心で生き生きと学ぶ
児童生徒を育てることのできる教師
Ⅲ
学校と病院が一つになった教育
○ 当校は新潟県立吉田病院小児科との緊密な連携により,治療と教育の両面から児童生徒
の心身の状態の回復や成長を目指しています。県立吉田病院の小児科医師,看護師,臨床 心
理士,臨床相談員などの専門職員と協働の下,児童生徒が心身共に安定した状態で個々 の課
題解決に取り組むことができるよう努めています。
○ 自己表現や対人関係に課題のある児童生徒が多く在籍しているため,自立活動における
指導や体験的な活動を取り入れて心理的な安定を図り,高等学校普通科に準じた教育課程
を設置しています。また,障害が重複している児童生徒のために,自立活動を中心とした
教育課程も設置しています。
県立吉田特別支援学校
グランドデザイン,2015
学校教育目標 「明るい心」
Children
First!
全ての子どもを
全教職員で!
人間性
目指す学校像
○ 心身共に安定した生活の中で,自立・協調の精神を育む学校
○ 児童生徒の能力や可能性を最大限に伸ばし,
「生きる力」を育む学校
目指す児童生徒像
小学部
中学部
高等部
ゆうゆう
訪問教育
・自分のめあてをもち,安定した気持ちで学校生活を送る児童
・生活の中で自分の課題を知り,集団生活を通して成長していく生徒
・将来のために学校生活に主体的に取り組む生徒
・人やものとの豊かな関わりの中で感じ,考え,表現する児童生徒
・明るく生き生きとした生活を送り,経験を広げる児童生徒
自己理解の促進
・自己管理能力の育成
・病気や特性の理解
学力の向上
・基礎,基本の定着
・応用力の伸長
心の安定
・自己肯定感の育成
・自立心,自律の涵養
連携と支援
創造性
協調性
専門性
社会性
教職員に
求められる力
社会の動向
・インクルーシブ教育システムの構築
・センター的機能の充実
・特別支援教育の推進
○ 病院との連携による児童生徒の自己理解の促進,心の安定,学力の保障
○ 前籍校,進学・就労先等へのアフターケア
○ 燕市における特別支援教育のセンター的機能の発揮
心身共に
安定した生活を
築く力の育成
保護者,地域,病院と全教職員の連携・協働による教育活動の推進
学校課題
○ 病気や特性の状態,学力の正確な把握と一人一人に応じた学習活動の推進
○ 心身共に安定した生活を築く力を育む自立活動の充実
○ 自立につながる力を育むキャリア教育の発展
~ なりたい自分をみつけよう ~
○ 一人一人の特性に応じた UDL の推進,地域の小中学校への発信
本校の特色
・県立吉田病院との協働
・一人一人の病状や特性に応じた学習
・自分を知る「自立活動」の充実