「我ら少年海援隊!有明海の海賊だぁ!」

平成27年度 特定非営利活動法人くまも青少年ヨット協会 夏休み企画
「我ら少年海援隊!有明海の海賊だぁ!」
1.活動概要
日
程
参 加 者
活 動 地
宿泊場所
参 加 費
平成27年7月31日・8月1日・8月2日 (2泊3日)
小学生(高学年)及び中学生合計12名程度。保護者数名。ヨット協会関係者12名
熊本県上天草市大矢野町串及び湯島、有明海上
1日目・・・串のヨット協会管理ロッジ 2日目・・・湯島港桟橋のヨット内
小中学生・・・3500円(2泊3日食費等含む) 保護者・・・6000円(2泊3日食費等含む)
2.目 的
ヨットに馴染みのない子供達を、子供達が大好きな海賊の冒険物語と重ねることで惹きつけ、
2泊3日のヨット体験の中、それぞれの役割を与え、責任感、仲間意識を育て、ゲームや携帯
で遊ぶこととは違った楽しさを経験させ、「大自然の掟」「仲間との絆」を学ぶことを目的とする。
3.企画名の意味
少年海援隊とは、当NPO法人くまもと青少年ヨット協会の前身の名称であり、明治維新を成し
遂げた幕末の偉人のひとり、坂本龍馬が隊長であった海援隊に由来する。海援隊の隊員達は、
藩命を受けた藩士や、脱藩浪人など、当時の身分も様々な若者達が帆船乗りとしての訓練を
受けて、 近代日本の礎となる人財となった。日本の未来を託す少年達を訓練してそれぞれ
の夢を叶えるための一助としたいと少年海援隊と命名させていただいた。しかし今の子供達には
馴染みがないことではあるので、「有明海の海賊だぁ!」とサブタイトルを付けた。
映画「パイレーツオブカリビアン」や漫画「ワンピース」に代表されるように、海賊の冒険物語
は、子供達がワクワクするもののひとつであり、大自然の海という舞台で、初めて触る
ヨットを通して、しっかり海賊になりきって、船を操り、 目的 地に 向か い、 大切 な 仲 間意 識を
感じてもらって、大いに楽しんでもらいたい。
3.プログラム
1日目
○ 串ロッジに集合。簡単なヨット(帆走)に関する学習を行う。
○ 昼食後、3艇のディンギーにベテランヨットマンと乗船。操船をさせ帆走を教える。
○ 夕方、ロッジでバーベキューをして夕食を取り、シャワーを浴びる。
○ 夜は翌日の湯島クルージングの班分け役割発表及び、航海の説明。
○ その後、代表安樂の南太平洋ヨット航海体験談「夢は叶う」の講話。
○ 就寝
2日目
○ 起床、朝食の後、荷物の整理及びロッジの掃除。
○ 3艇のセーリングクルーザーに乗船。出航。
○ 有明海を湯島目指して、セーリング。
○ 途中、コンパスで船位の確認等それぞれの担当の仕事をさせる。
○ 湯島港入港。桟橋に舫い昼食。
○ 湯島探検(宝探しゲーム)。
○ 地元の子供達に手伝ってもらって、夕食のおかずの魚釣り大会。
○ 夜は桟橋で地元の方から湯島の歴史を学ぶ。
○ ヨットのデッキで星空観察。就寝
3日目
○ 起床、朝食の後、湯島出港
○ それぞれのヨットで子供船長の指示のもと、串港を目指す。(ベテランヨットマンが協力)
○ 串港に入り、奥の成合津ヨットハーバーに帰港。
○ 感想文を書かせ、それぞれが見つけた湯島の宝物と、それぞれの学んだ事の発表。
○ 解散 4.それぞれの役割
少年キャプテン(船長)
「舫いを離せ」「メインセールを揚げろ」等の指示を乗組員に出し、舵を持って操船をする。
もちろんベテランヨットマンが指示内容やタイミングの助言はするが、少年キャプテンの
声で全員動くようにする。自分の言葉への責任を学ばせ、決断力、統率力を育む。
少年ナビゲーター(航海士)
串を出港時に湯島の方向を方位で少年キャプテンに伝え、1時間毎に船位を測定する。
干潮・満潮の時間を把握し、潮流の方向等を少年キャプテンに伝える
少年コック(料理長)
朝食、昼食、夕食の用意を担当して、水分補充等の健康管理を乗組員にさせる。
食べることの大切さと水、食物の大切さを知らしめる。
少年クルー(甲板員)
最も若年の子供にさせるが、クルーには、見張りという重要な役を与える。周囲を確認し
少年キャプテンに「2時の方向に漁船あり」等と報告して、簡単でも見張りを徹底させる。
《活動場所》
熊本市
長崎県島原半島
串ロッ
有明海
湯島
成合津
ヨットハーバー
湯島港
大矢野島
熊本県上天草市
有明海
湯島及び串湾
《湯島》 湯島は、天草と島原に囲まれた有明海にポツンと浮かぶ島。人口は約400人足らずで、その昔
島原の乱の時代、島原や天草のキリシタン達が密かに集まり会合を開いたことで、「談合島」との
別名がある。周辺はタイ釣りのメッカで、穏やかな休日ともなると、釣り船が多数浮かんでいる。
串周辺地図
有明海
串ロッジ
ディンギー艇庫
《串湾》
大矢野島
大矢 野島にある串湾は
有明海から狭い水道を
串湾
通 っ て 入る と、 山に 囲ま
れ、まさに海賊の棲家
のような雰囲気がある。
串港
成合津ヨットハーバー
串ロッジmmm
湯島の桟橋mm
串湾の中でのディンギー乗りmmm
串湾より出港するセーリングクルーザーmm
mm成合津ヨットハーバー桟橋
一般的にヨットとは、一部のお金持ちの優雅で贅沢な遊び
というイメージが浮かぶと思います。
しかし、私達が経験したヨットとは、究極のエコであり、
大自然の中で、「生きる力」を育む教室であり、
また心優しい母なる海のゆりかごでもあり、
力強い父なる海からの叱咤激励の場でもありました。
ヨットは風で進みます。風上にある目的地にも
斜めにジグザグに走れば必ず到達できるのです。
人生において、判断力、決断力、団結力、忍耐力、責任感を
必要とするように、海の上では、当然それらの力が
安全な航海の最低の条件となり、
人生を強く生きる術を磨くことに繋がるのです。
この素晴らしいヨットを青少年育成に役立てたい。
これが、私達のやろうとしていることです。
mm有明海でのセーリング
お問合せは担当の安楽(アンラク)まで
携帯番号 090-9796-9966
特定非営利活動法人
くまもと青少年ヨット協会
〒861-8068熊本市北区清水万石5-3-3
TEL/FAX 096-339-8221
URL http://www.npo-kymya.com
E-mail [email protected]
少年海援隊ホームページ
URL http://www.shonen-kaientai.jp