平成27年5月号 - 文部科学広報 トップページ

MAY 2015
No.186
5
文部科学省 編集
特 集
第23回 世界スカウトジャンボリー
2015年 夏 世界の青少年が山口に!
◆MONTHLY LINE UP
教育再生実行会議第六次提言について/「トビタテ ! 留学 JAPAN日
本代表プログラム」の挑戦/独立行政法人教員研修センターにおい
て「 教育長セミナー」を開催∼「 学び続ける教育長 」への支援のため
に∼/ノーベル・プライズ・ダイアログ・東京 2 015 の開催につい
て/第 1回文部科学省 科学技術イノベーション政策フォーラム 日本
の未来を創る - MEXT to the NEXT - /優れた「 早寝早起き朝ご
はん」運動の推進にかかる文部科学大臣表彰/「 地域防災対策支援研
究プロジェクト」成果報告会∼知の力による地域の防災力アップをめ
ざして∼/国宝(美術工芸品)の指定について/「 発掘された日本列島
2 015 」展の開催について/テレビドラマ『 天皇の料理番 』と「トビ
タテ!留学 JAPAN 」がタイアップ!∼ドラマ出演者・鈴木亮平さん
が参加したトークイベントも開催∼/文部科学省「 情報ひろば」にお
いて新たな企画展示を開始しました!
The Monthly Journal of MEXT
文部科学広報
2015 年 5 月号 /No.1 8 6
特集
第23回 世界スカウトジャンボリー
2015年 夏 世界の青少年が山口に!……16
文部科学省スポーツ・青少年局青少年課
教育再生実行会議第六次提言について……1
「トビタテ! 留学JAPAN 日本代表プログラム」の挑戦……3
独立行政法人教員研修センターにおいて「教育長セミナー」を開催……5
~「学び続ける教育長」への支援のために~
ノーベル・プライズ・ダイアログ・東京2015の開催について……6
第1回文部科学省 科学技術イノベーション政策フォーラム……7
日本の未来を創る -MEXT to the NEXT優れた「早寝早起き朝ごはん」運動の推進にかかる文部科学大臣表彰……9
「地域防災対策支援研究プロジェクト」成果報告会……10
~知の力による地域の防災力アップをめざして~
国宝(美術工芸品)の指定について……12
「発掘された日本列島2015」展の開催について……13
テレビドラマ『天皇の料理番』と「トビタテ!留学 JAPAN」がタイアップ!……14
~ドラマ出演者・鈴木亮平さんが参加したトークイベントも開催~
文部科学省「情報ひろば」において新たな企画展示を開始しました!
~大学・研究機関等との共同企画広報~……15
月以
年
そのうち、第 分科会での審議を経て、平成
年 月 日 に「『 学 び 続 け る 』社 会、全 員 参 加 型
し、三つの分科会が開催されています。
月 に、
「 教 育 再 生 実 行 会 議 分 科 会 」の 開 催 を 決 定
向け根本まで遡った議論を行うため、平成
教育再生実行会議第六次提言について
年
政府では、内閣の最重要課題の一つとして、
世紀の日本にふさわしい教育体制を構築し、教育
の再生を実行に移していくため、平成
月までに五次にわたる提言を
来、内 閣 総 理 大 臣 に よ る「 教 育 再 生 実 行 会 議 」を
年
26
な お、現 在、第 分 科 会 で は「 こ れ か ら の 時 代
に求められる能力を飛躍的に高めるための教育の
提言の概要は以下のとおりです。
社会、地方創生を実現する教育の在り方について
開催し、平成
9
27
21
取りまとめました。
2
25
( 第六次提言 )」が取りまとめられました。第六次
7
その後、これからの時代を見据えた教育再生に
4
内閣官房教育再生実行会議担当室
イクルを実現。
○大学等を若者中心の学びの場から全世代のため
の学びの場へ。
)具体的な取組
○社会全体で学びを支援。
(
○大学、専修学校等は社会人等のニーズに応じた
実 践 的・ 専 門 的 な 教 育 プ ロ グ ラ ム の 提 供 を 推
進。大学等における実践的・専門的プログラム
を認定、奨励する仕組みを構築。
○大学等でのe -ラーニングを活用した教育プロ
グラムの提供を推進。放送大学において、資格
分 科 会 で は「 教 育 立 国 実 現
のための教育財源など教育行財政の在り方 」につ
夢と志のために挑戦できる社会へ
)方向性・理念
きるようにするための支援策などを検討。
など
護に従事中やそれを終えた後も学び続けたりで
は、仕事と両立しながら学んだり、子育てや介
○教育 行 政 と 労 働、福 祉 行 政 の 連 携 を 一 層 強 化。
事業主の協力も得て、一旦仕事を離れ、あるい
策を検討し、支援を充実。
活用推進。社会人等のニーズに合った更なる方
○社会人の学びに対する経済的支援のため、日本
学生支援機構の奨学金や教育訓練給付金制度の
を推進。
関連科目の増設、オンライン授業科目の開設等
めていく予定です。
3
社会に出た後も、誰もが「 学び続け 」、
27
3
4
い て、審 議 を 重 ね て お り、順 次、提 言 を 取 り ま と
革 新 」に つ い て、第
1
「『 学び続ける 』社会、全員参加型
社会、地方創生を実現する教育の
在り方について( 第六次提言 )」
( 平成 年 月 日 )の概要
(
1
1
○生涯で何度でも、学び中心の期間を持つ人生サ
文部科学広報 No.186 平成27年5月号
1
3
1
安倍総理大臣(右)に提言を手交する鎌田座長(左)
出典:首相官邸ホームページ(http://www.kantei.go.jp/jp/9 7_abe/
actions/2 0 1 5 0 3/0 4kyouikusaisei.html)
2
26
(
○小中学校等で、地域を担う子供を育て、生きが
い、誇りを育む。
)具体的な取組
○地域の産業、担い手を育てる大学等をつくる。
(
○子供たちが、一定期間、地方での集団生活や自
然体験などの豊かな体験活動を行えるよう、長
リートなどのスポーツ資源を活用した地方創生
の取組を推進。
い
○新た に「 日 本 遺 産 」を 認 定 す る 仕 組 み の 創 設、
劇場、音楽堂等における文化芸術活動の活性化
など、文化資源を活かした地方創生を推進。
など
※提言 の 全 文 及 び 参 考 資 料 に つ い て は、以 下 の
ホームページを御覧ください。
/
i
e
s
i
a
s
u
k
i
u
o
y
k
/
i
g
n
i
s
/
p
j
/
p
j
.
o
g
.
i
e
t
n
a
k
.
w
w
w
/
/
:
p
t
t
h
y
t
i
n
u
m
m
o
C
e
r
a
C
g
n
i
u
n
i
t
n
o
C
t
n
e
m
e
r
i
t
e
R
))を形成することについて検討し、
モデル事業等を通じて全国展開。
○地域スポーツコミッション等の活動を促進し、
障 害 者 ス ポ ー ツ を 含 め、ス ポ ー ツ 大 会 や ア ス
2
文部科学広報 No.186 平成27年5月号
多様な人材が担い手となる
「 全員参加型社会 」へ
)方向性・理念
○多様
性( ダイバーシティ)を認め合う社会へ。
○これ
までの考え方にとらわれない意識や仕組み
の転換を行う。
期滞在型を含む農山漁村体験活動を支援。
○地方にある大学等への進学、地元企業への就職
等 を 行 う 者 を 対 象 に、奨 学 金 の 優 先 枠( 地 方 創
生枠( 仮称 ))を設けたり、返還額を軽減したり
)具体的な取組
○女性のスキルアップと、職場復帰や再就職等を
支援する実践的なプログラムの提供を推進。大
する措置を講じる。入学定員超過に対する基盤
(
学における保育環境の整備、休学期間や在学期
的経費の取扱いの更なる厳格化など、大都市圏
クールの仕組みの必置について検討を進める。
的な方策を講じるとともに、コミュニティ・ス
ミュニティ・スクール化に取り組むための抜本
○コミュニティ・スクールの拡大のため、制度面
の改善や財政面の措置も含め、全ての学校がコ
における入学定員超過の適正化について検討。
間の弾力的な運用を推進。
○高齢者の活躍支援のため、シニア層向けの教育
プログラムの提供を推進。ミドル・シニア社員
等が現役中から地域活動に参画できる仕組みづ
くりを推進。
○障害
のある子供が可能な限り障害のない子供と
共に教育を受けられるよう、特別支援教育支援
集積していくことが考えられることを踏まえ、
員等の充実、教員の専門性の向上等を推進。
○不登
校、中退、ニート等の若者への支援を強化。
フリースクールなどにおける多様な学びへの対
その仕組みの在り方について検討し、取組を進
○過疎地域等では、学校の場を活用して、地域住
民の生涯学習や健康、福祉等に関する機能をも
応を含めた抜本的な不登校等への対策。中退者
める。
連 携 型CCRC(
習 等 に 参 加 で き る コ ミ ュ ニ テ ィ( 日 本 版 大 学
○高齢 者 が 大 学 の 近 隣 等 に 居 住 し、医 療・ 生 活
支 援 サ ー ビ ス を 受 け な が ら、大 学 で の 生 涯 学
に対する学び直し支援を充実。
階に応じた経済的支援を充実。
教育がエンジンとなって「 地方創生 」を
)方向性・理念
など
○貧困の連鎖を断ち切るため、夜間補充教室など
の学習支援の取組を支援、促進。子供の成長段
(
○「 教育 」の力で地域を動かす。
第 2 8 回会議の様子
出典:首相官邸ホームページ(http://www.kantei.go.jp/jp/9 7_abe/
actions/2 0 1 5 0 3/0 4kyouikusaisei.html)
2
2
1
2
3
1
4
2
10
1
1
2
7
8
3
32
1
本プログラムの特徴
文部科学省官民協働海外留学創出プロジェクトチーム
「 トビタテ! 留学JAPAN日本代表プログラム 」の挑戦
「 官民協働海外 留学支援制度~トビタテ ! 留学
JAPAN 日本代表プログラム~」の始動からちょ
年がたちますので、振り返りと今後の課題
r
e
d
a
e
L
l
a
b
o
l
G
r
o
d
a
s
s
a
b
m
A
t
s
i
l
e
g
n
a
v
E
26
うど
文部科学広報 No.186 平成27年5月号
3
沖縄 県 沖 縄 か ら ア ジ ア へ ト ビ タ テ 留 学
JAPANプロジェクト
・高校生コース( 平成 年より )
第二に、前述のコースの範囲ですが、学生は留
学計画を自分で策定することができます。将来の
目標実現のために、何が必要で、そのためにどの
国に何をしに行くか、自分でプランを組み立てる
こととなります。第三に、支援が手厚くなってい
ます。具体的には奨学金、渡航費や授業料の一部
等が給付され、これらを返済する必要はありませ
ん。次に留学前そして留学後に参加する事前・事
後研修が用意されています。将来の日本に求めら
れるグローバルリーダーとしての資質や能力を伸
ばすため、派遣留学生は、各界のリーダーや専門
家による研修の受講が義務付けられています。事
前・事後研修においては、派遣留学生の役割とし
て、以下の三つの姿が期待されることを伝え、留
学への機運醸成に貢献する姿勢を養うことを目的
としています。
:留学を通じて最大限に成長
・ し、将来の「 グローバルリーダー」を目指す。
:留学期間中は、
「 日本のアンバ
・ サダー( 大使 )」として日本の良さを発信する。
: 日 本 の 留 学 生 増 加 の た め の「 留
・ 学のエヴァンジェリスト( 伝道師 )」として活
動する。
そして最後に、支援企業による寄附だけにとど
7
について御紹介します。
4
27
本制 度 に 係 る 寄 附 は、2014年( 平 成 年 )か ら2020年
( 平成 年 )までの か年で総額200億円を募ることを目標と
している。
32
はじめに
27
本プログラムには五つの特徴があります。第一
に、本 プ ロ グ ラ ム の「 留 学 」は 従 来 の 国 費 に よ る
単位取得を前提としたアカデミックな留学だけを
対象としません。より産業界が求める要素を重視
し、大学等で講義を受けるだけでなく、例えばイ
ンターンシップやボランティア、フィールドワー
クなど、より実践的な活動に取り組む留学を積極
的に採用しています。また、以下の六つのコース
設定をしており、これからの時代に求められる海
外経験を得られる留学を支援しています。
・自然科学系分野、複合・融合系人材コース
・新興国コース
・世界トップレベル大学等コース
・多様性人材コース
・地域人材コース※( 平成 年より )
※募集対象地域及び事業
栃木県 とちぎグローバル人材育成プログラ
ム( 上級コース )
三重県 航空宇宙産業分野の企業へ就職をめ
ざす人材の留学支援
岡山県 おかやま若者グローバルチャレンジ
応援事業
徳島県 徳島県地域グローカル人材育成事業
大分県 大分県地域グローバル人材育成・定
着事業
熊 本 県 『 熊 本 と 世 界 を つ な ぐ 』グ ロ ー バ ル
人材育成事業
1
1
「 官 民 協 働 海 外 留 学 支 援 制 度 ~ ト ビ タ テ!留
学JAPAN日 本 代 表 プ ロ グ ラ ム ~」
( 以 下、本
プ ロ グ ラ ム と す る )の 始 動 か ら ち ょ う ど 年 が
た ち ま す。 こ の 間、昨 年 月 に 第 期 派 遣 留 学
生323名 が 決 ま り、 月 よ り 留 学 を 開 始 し ま
し た。 ま た、第 期 派 遣 留 学 生 は、本 年 月 に
256名が決まり、 月 日には壮行会が開催さ
れ、 月より順次留学を開始する予定です。
本 プ ロ グ ラ ム は、
「 産業界を中心に社会で求め
られる人材 」、
「 世界で活躍できる人材 」の育成を
目的に掲げ、民間企業等からの支援を得て行って
います。 月 日時点で、141 の企業・団体か
ら2020年( 平 成 年 )ま で の 寄 附 金101・
1
億円の見込みとなっています。
7
2
6
p
j
.
o
g
.
t
x
e
m
.
e
t
a
t
i
b
o
t
.
w
w
w
/
/
:
p
t
t
h
12
26
するといった方法です。この活動には、約100
名の派遣留学生が協力し、約200名の留学希望
者から相談を受けたと報告を受けています。また、
別の取組としては、派遣留学生が自らの行動を発
信するウェブサイト「 トビタテ! 学生発信局 」が
あり、派遣留学生のプロフィールや具体的な国内
外での活動を紹介しています。
留学への関心の有無に関わらず、学生に対して
個人レベルで機動的かつ柔軟に対応できる派遣留
学生ネットワークは重要であり、これを支えるた
めに前述した事前事後研修等の学習プロセスは重
要な役割を果たします。例えば、帰国した第 期
派遣留学生が対象となり初めて開催した事後研修
で は「 留 学 機 運 醸 成 に 対 す る 意 義 付 け 」プ ロ グ ラ
ムを組み込み、エヴァンジェリストとしての使命
感・連帯感を形成し、彼らが留学成果を効果的に
発信できるように育成する内容としました。
今後も留学機運の醸成のため、ひいては留学生
倍 増 を 実 現 す る た め に、グ ロ ー バ ル 人 材 育 成 コ
ミュニティにお
いてどのような
関わり方ができ
るかの検討が必
要であり、特に既
存の派遣留学生
を有機的につな
げ、将来のグロー
バルリーダーと
なるコア人材を
輩出する仕組み
を考えていきた
いと思います。
1
2 第 期生募集において、海外留学を推進している全国の大学等
に電話にて協力を依頼するほか、全国 か所( 札幌、仙台、東京、
名古屋、大阪、京都、岡山、徳島、福岡、佐賀 )で説明会を開催。
10
まらないプログラムへの参画が特徴として挙げら
れ ま す。 本 プ ロ グ ラ ム の フ ロ ー は、学 生 の 選 考、
事前研修、計画に基づく留学、帰国後の事後研修、
そしてコミュニティ活動で構成されますが、これ
まで約 の企業・団体が選考や研修等の各段階に
参加しています。派遣留学生は、社会人としての
観点から助言をもらうことで、自分の研究領域に
閉じずに、社会を意識した留学計画を考えること
ができます。将来的には、派遣留学生及び大学等
の教育機関、そして御支援いただいている企業で
構成されるグローバル人材育成コミュニティを通
じて、構築されるネットワークを活用し、政府が
目標とする留学者数倍増に寄与すべく活動を広げ
ていきたいと考えています。
から離れていたことや、実践活動を含む留学とい
う要件がやや難易度の高いものと受け止められて
いること、などが考えられることから、こうした
状況を改善しつつ応募の拡大を図ることが今後の
課題です。
プログラムの広報は、官民協働ならではのアイ
デ ア や リ ソ ー ス を 生 か し つ つ、公 式 ウ ェ ブ サ イ
)、ポ ス タ ー・
ト(
リーフレット、説明動画、新聞・雑誌等のメディ
ア活用等によって、学生や大学関係者を中心に広
く行っています。
こうした広報活動を通じて、留学について知っ
てもらうことはできるものの、実際に留学を実現
させるためには直接的な働き掛けが必要です。そ
の場合、大学及び高校等の教育機関、そして本プ
ログラムで留学した派遣留学生の存在の 点が重
要な鍵であると考えています。大学・高校等教育
機関の学生・生徒に対する働き掛けについては、
教育機関によって留学に対する考え方が異なるた
め、本プログラムのイベントや説明会を通じて問
2
題意識や課題を共有しています。
一 方、派 遣 留 学 生 に つ い て は 留 学 機 運 を 醸 成
す る と い う 役 割 が 期 待 さ れ て い ま す。 事 例 と
し て、派 遣 留 学 生 の 有 志 が「 ト ビ タ テ! 留 学
JAPAN日本代表プログラム 」の 期生募集告
知を全国 都道府県にて展開したプロジェクト
が挙げられます。具体的には、首都圏での大規模
な留学イベントの開催のほか、全国各地の駅前の
コーヒーショップ等での小規模の留学相談会を開
催するなどの活動を展開しました。説明会に参加
できない学生のためには、情報格差の解消を目的
としたオンライン相談用のウェブサイトを立ち上
げました。ウェブサイトでは、相談者がオンライ
ンでエントリーシートに入力すると、住んでいる
地域や留学した国・地域が近い派遣留学生が対応
3
本プログラムの使命と課題
前章のとおり、派遣留学生は視野を広げ、やる
気に満ちて帰国します。本プログラムは選考、事
前 研 修、留 学、事 後 研 修 等 ま で の 一 連 の「 留 学 フ
ロ ー」を 通 し て 派 遣 留 学 生 を フ ォ ロ ー し ま す が、
同時に新たな留学文化を創出するというエヴァン
ジェリストとしての活躍が期待されます。
すなわち政府の留学促進キャンペーン「 トビタ
テ! 留学JAPAN」は、海外留学への機運醸成
を図り、2020年までに高校・大学生の留学を
それぞれ年間 万人、 万人に倍増させることを
目標としており、本プログラムはそのコア人材と
なる 万人を輩出することを目指しています。
学生の本プログラムへの応募状況をみると、事
業初年度となる平成 年度の第 期生には全国
221校 よ り1700名 の 応 募 が あ り ま し た が、
そして第 期生への応募は173校より784名
と半分以下に減少しました。原因は様々考えられ
ますが、大きくは、募集時期が留学しやすい時期
1
60
1
47
3
2
大学での帰国報告会の様子~トビタテのエヴァンジェリス
トの証であるトビタテのロゴ入りTシャツを着て熱弁をふるう、
熊本大学大学院自然科学研究科在籍の戸上純さん~
4
文部科学広報 No.186 平成27年5月号
独立行政法人教員研修センターにおいて
「教育長セミナー」を開催
~「学び続ける教育長」への支援のために~
文部科学省初等中等教育局教職員課
2月21日(土)
、22日(日)の2日間にわたり、文部科学省と独立行政法人教員研修センターが主催する、
「教育
長セミナー」が、教員研修センターつくば本部で開催されました。
本年4月から、新たな教育委員会制度がスタートし
2日目は、花まる学習会代表の高濱正伸氏による講
ました。新制度では、これまでの教育委員長と教育長
義「公教育の課題と官民協働の在り方」、参加者と文
を一本化した「 新教育長 」を設置し、教育行政におけ
部科学省課長級職員が参加する「 各地域における教育
る責任体制が明確になります。このことから、新教育
政策の企画立案の方策 」についての研究協議が実施さ
長には、強い使命感を持ち常に自己研鑽に励む人材が
れ、開講式では、文部科学大臣の修了証書が授与され
求められており、現職の教育長の研修など、
「 学び続
ました。
けんさん
ける教育長」の育成に積極的に取り組むことが求めら
参加者からは、2日間のセミナーで、
「 今後の教育の
方向性について、多くの示唆と刺激を頂いた。」、
「あ
れています。
これらを踏まえ、本セミナーは、独立行政法人教員
とは行動あるのみ。」などの感想が寄せられました。
研修センターとして初めて、市町村の教育長を対象と
このセミナーは、平成27年度も実施が予定されてお
して開催し、全国から67名の市区町村教育委員会の教
り、教育再生に向け、教育長の資質能力の向上に資す
育長が参加しました。
るとともに、参加者の間に、県域を越えた連携・交流
初日には、下村文部科学大臣が、現役大臣として初
が生まれることが期待されます。
めて独立行政法人教員研修センターの講師を務め、我
が国の状況を踏まえた教育再生の動きについての講話
を行いました。講話では、グローバル化の進展や総人
口の減少など、今、向き合わなければならない我が国
の状況を踏まえ、各教育委員会における教育再生の実
現に向け、期待が述べられました。
また、教育再生実行会議委員でアフラック創業者の
大竹美喜氏の講義「 今、なぜ教育再生か 」や、パネル
ディスカッションも行われました。
下村博文文部科学大臣の講話の様子
5
文部科学広報 No.186 平成27年5月号
パネルディスカッション「 新しい教育委員会に期待されること」の様子
(左から 國學院大學教授 神長美津子氏、筑波大学准教授 山口香氏、横浜
市立東山田中学校コミュニティハウス館長 竹原和泉氏、前川喜平文部科学審
議官)
ノーベル・プライズ・ダイアログ・東京
2015の開催について
文部科学省科学技術・学術政策局科学技術・学術戦略官付(国際戦略室)
学術と社会の距離を近づけ、国内外から招いたノーベル賞受賞者と一般の参加者がダイアログ(対話)できる特
別な1日となった本イベントについて報告します。
平成27年3月1日( 日)、独立行政法人日本学術振興
受賞者や著名な研究者、様々な分野の有識者による講
会( JSPS)とノーベル財団の共催により「 ノーベル・
演やパネル・ディスカッション、また会場との質疑を
プライズ・ダイアログ東京2015」が開催されました。
通して対話が行われました。ダイアログの最後には、
このシンポジウムは、2012年から毎年スウェーデンで
ノーベル賞受賞者による総括パネル・ディスカッショ
開催されている「 Nobel Week Dialogue」をスウェー
ンが行われ、活発な議論が交わされました。
デン国外で初めて開催したものです。
本イベントには、日本人のみならず様々な国から多
当日は、一般を含む約800名の参加があり、田中耕一島
数参加し、若手研究者の参加も多く見られました。国
津製作所シニアフェロー、山中伸弥京都大学教授、天野
内外からのノーベル賞受賞者などから直接最先端の科
浩名古屋大学教授を含む国内外のノーベル賞受賞者7
学の可能性について解説を受け、将来の豊かな未来と
名などによる講演や参加者との対話が行われました。
社会の在り方を考える、とても刺激的なダイアログと
開会式では下村博文文部科学大臣の来賓挨拶があ
ひら
り、続いて「生命科学が拓く未来 」というテーマで、全
なりました。
当日の様子は以下のウェブサイトから動画で御覧い
体セッションや分科会が行われました。生命科学の
ただけます。関心のある方は是非御視聴ください。
進展が科学と社会に与える影響について、ノーベル賞
http://www.nobelprizedialogue.org/tokyo2015/jp
来賓として招かれ開会行事で英語挨拶をする下村文部科学大臣
山中伸弥 京都大学 iPS 細胞研究所所長による講演
「 iPS 細胞の発明と医療への応用 」
国内外から7 人のノーベル賞受賞者が集い、
最先端の生命科学に関する議論が展開
天野浩 名古屋大学教授は青色 LEDを手にしながら講演
「 特別メッセージ: 世界を照らすLED 」
文部科学広報 No.186 平成27年5月号
6
第
文部科学省の科学技術イノベーション政策を、広く発信
するとともに、アカデミアや産業界をはじめ、社会の多様な
ステークホルダーの声や意見を取り入れて、ともに政策を
考えていく出発点
文部科学省大臣官房政策課
だきました。
術イノベーション政策のあるべき姿を御講演いた
観点から、文部科学省への期待や、日本の科学技
展望~」と題して、それぞれ政府、産業界、大学の
けた科学技術イノベーション政策~大学の取組と
研 究 科 長・ 理 学 部 長 よ り、
「 新しい価値創造に向
の 期 待 」、さ ら に、五 神 真 東 京 大 学 大 学 院 理 学 系
よ り、
「 産業界のイノベーションへの取組と国へ
点 に 立 ち ~」、川 村 隆 株 式 会 社 日 立 製 作 所 相 談 役
ション政策へのコミットメント~文部科学省の視
シ ョ ン 会 議 常 勤 議 員 よ り、
「科学技術イノベー
(
1
)第 部 基調講演
部では、原山優子総合科学技術・イノベー
1
第 回文部科学省 科学技術イノベーション政策フォーラム
日(月)
、企業、大学、政府関係機関から約
回
科学技術イノベーション政策フォーラムの目的
日本の未来を創る MEXT to the NEXT
月
4 0 0 名が文部科学省にお集まりになり、第
文部科学省科学技術イノベーション政策フォーラ
ムが開催されました。その模様をお知らせします。
日( 月 )、文部科学省講堂において、第
フォーラムの概要
月
回文部科学省科学技術イノベーション政策フォー
ラムを開催しました。本フォーラムは、産業界や
大学、研究機関等の幅広いステークホルダーの参
加を得て、文部科学省の科学技術イノベーション
政策の最新動向を紹介するとともに、各界の有識
かったつ
者を交えて、今後の同政策のあるべき姿について
自由闊達な議論を展開していただくことを目的と
し、当日は、産業界、大学、政府関係者から合計約
400名が参加しました。
プログラム
文部科学広報 No.186 平成27年5月号
7
1
1
はじめに、藤井基之文部科学副大臣が、開会に
-
1
16
16
当たっての挨拶と特別講演を行いました。
第1部基調講演の様子 右から原山氏 川村氏 五神氏
藤井文部科学副大臣によるフォーラム開会挨拶
特別講演スライドより、フォーラムの目的
1
3
1
3
2
(
局の局長か
)第 部 政策紹介
部 で は、文 部 科 学 省 の 科 学 技 術 イ ノ ベ ー
第
ション政策を中心的に担っている
術・学術政策局長川上伸昭より「 今後の科学技術
では、価値創造に貢献できる博士人材の育成をす
べきという意見や、研究における産学の連携強化
終わりに
本フォーラムでは、参加者を対象に、フォーラ
ムに関するアンケートを実施し、
「 政策理解促進、
政策を議論する場として貴重 」
「 まだまだ改善の
をすべきという意見が出ました。
【 登壇者 】
余地あり 」といった様々な御意見を頂きました。
豊より「 次世代を支える研究振興~今こそ足腰を
向 け た 文 部 科 学 省 の 提 案 ~」、研 究 振 興 局 長 常 盤
ネ ー タ ー)、土 屋 定 之 文 部 科 学 審 議 官、渡 海 紀 三
長、鈴 木 寛 文 部 科 学 大 臣 補 佐 官( 司 会、コ ー デ ィ
五 神 真 東 京 大 学 大 学 院 理 学 系 研 究 科 長・ 理 学 部
信しています。詳しくはこちらの文部科学省ホー
極的に推進してまいります。
引き続き科学技術イノベーション政策発信等を積
文 部 科 学 省 と し て も、頂 い た 御 意 見 を 踏 ま え、
安西祐一郎独立行政法人日本学術振興会理事長、
し っ か り 鍛 え る ~」、研 究 開 発 局 長 田 中 正 朗 よ り
朗衆議院議員自由民主党科学技術・イノベーショ
ムページから御覧ください。
期科学技術基本計画に
「 国の基幹技術を強くする 」、さらに、高等教育局
ン戦略調査会長、冨山和彦株式会社経営共創基盤
/
m
u
r
o
f
/
u
k
a
g
a
k
/
u
n
e
m
_
a
/
p
j
.
o
g
.
t
x
e
m
.
w
w
w
/
/
:
p
t
t
h
m
t
h
.
x
e
d
n
i
の交流を行いました。
フォーラム当日の様子については、動画にて配
長吉田大輔より「 イノベーションの観点からの高
第
)第 部 ネットワーキング・レセプション
部では、産学官から約200名の方に御出
第 3 部パネルディスカッションの様子
席いただき、フォーラムを受けての意見交換など
(
CEO、西田厚聰株式会社東芝相談役、原山優子
イノベーション政策~第
3
等 教 育 改 革 の 方 向 性 」、と 題 し、各 局 に お け る 科
第
推 進、新 た な イ ノ ベ ー シ ョ ン シ ス テ ム の 構 築 を
4
総合科学技術・イノベーション会議議員
第 2 部文部科学省各局長による政策紹介の様子
テーマとして議論していただきました。議論の中
4
4
た。
8
学技術イノベーションに関する取組を発信しまし
5
き、人材システムの改革、学術研究と基礎研究の
(
3
)第 部 パネルディスカッション
部では、各界を代表する 名に登壇いただ
3
8
文部科学広報 No.186 平成27年5月号
2
ら、各 局 に お け る 政 策 を 紹 介 し ま し た。 科 学 技
4
2
2
3
優れた「早寝早起き朝ごはん」
運動の推進にかかる文部科学大臣表彰
文部科学省生涯学習政策局男女共同参画学習課
平成27年3月12日(木)に、国立オリンピック記念青少年総合センター(渋谷区)において、平成26年度優れ
た「早寝早起き朝ごはん」運動の推進にかかる文部科学大臣表彰式を開催しました。
文部科学省では、子供たちの健やかな成長のために
( 青森県 )教育長の友田博文氏より、これまでの取組
は適切な運動、調和のとれた食事、十分な休養・睡眠
を振り返り、子供たちの健やかな成長のため、今後よ
など基本的な生活習慣が大切であることに鑑み、その
り一層取り組んでいくという決意が述べられました。
定着に向けた取組の一層の推進を図ることを目的とし
表彰式後には、
「 早寝早起き朝ごはん 」全国協議会
て、
「 早寝早起き朝ごはん 」運動などの子供の生活習
フォーラム( 主催:
「 早寝早起き朝ごはん 」全国協議
慣づくりに関する活動のうち、その活動内容が特に優
会 )が開催され、受章した秦野市立しぶさわ幼稚園
れていると認められる活動に対して、文部科学大臣表
( 神奈川県 )教諭の北村亜弥氏からの取組事例の発表
や、「 生活リズムを整えよう ! ~運動・遊びのすすめ
彰を隔年で行っています。
平成26年度は、62活動を優れた活動として選定し、
~」 と題したトークセッション等が行われました。
平成27年3月12日( 木 )に、表彰式を行いました。
表彰式では、被表彰活動を代表して、福山市立能登
原小学校( 広島県 )校長の松岡智浩氏と、藍住町食生
活改善推進協議会「藍愛グループ」
(徳島県)会長の森
智恵子氏が、赤池大臣政務官より表彰状を授与されま
した。その後、赤池大臣政務官より、これまで「早寝
早起き朝ごはん」運動などの子供の生活習慣づくりに
関する活動に尽力されてきたことへの敬意と感謝の意
が述べられました。
さらに、被表彰活動を代表して、三戸町教育委員会
都道府県名
市町村名
活動名称
団体等名称
表彰状授与の様子
都道府県名
【都道府県推薦】
市町村名
活動名称
団体等名称
西尾市 早ね・早おき・朝ごはん運動
西尾市立西尾小学校
豊田市 食育を中心としたヘルスアップデーの活動
豊田市立豊南中学校
竜王町 親子で取り組む ふれあいウィーク 『できたかな』
竜王町立竜王西幼稚園
愛知県
喜茂別町 早寝早起き朝ごはん推進事業「健康づくりラジオ体操会」
喜茂別町教育委員会
苫小牧市 サマー・ウィンタースクール
総合型地域スポーツクラブ「とまこまい・あそび塾」
滋賀県
三戸町 小中一貫教育における生活習慣づくり
三戸町教育委員会
大阪府
板柳町 ノーテレビ・ノーゲーム・家読デー
板柳町教育委員会
北海道
富田林市 たかべ みそ汁 元気いっぱい
富田林市立高辺台小学校
青森県
海南市 南野上早寝早起き朝ごはん運動
南野上公民館わくわくルーム
和歌山県
北上市 早寝・早起き・朝ごはん
北上市立黒沢尻西小学校
北上市 「健康目標カード」を活用した生活習慣の確立
北上市立黒沢尻東小学校
紀の川市 子どもの笑顔は正しい生活リズムから!
社会福祉法人陸美会 名手保育園
岩手県
吉備中央町
生き方プログラム・「早寝 早起き 朝ごはん」
学校法人おかやま希望学園・吉備高原のびのび小学校・吉備高原希望中学校
岡山県
仙台市 「はやね・はやおき・あさごはん」運動
早寝・早起き・朝ごはん実行委員会in宮城(略称:いい朝みやぎ)
川崎町 川崎町志18年教育「学びの架け橋レインボープラン」
川崎町教育委員会
津山市 「輝きプラン」~みんな輝く広戸っ子を目指して~
津山市立広戸小学校
福山市 のとはらパワフルキッズ
福山市立能登原小学校
尾道市 つながる因北つくしっ子活動
尾道市立外浦保育所
宮城県
広島県
山形県
村山市 方言活用家庭教育訓を用いた「早寝早起き朝ごはん」運動
村山市立戸沢小学校
福島県
白河市 ノーメディアデー推進運動
白河市幼・小・中・高PTAの集い
美祢市 生活リズムを整えよう~早寝早起き朝ごはん~
美祢市食育ネットワーク会議
柳井市 おいしい!
柳井市小中学校PTA連合会
山口県
笠間市 「早寝・早起き・朝ごはん・テレビを消して夕ごはん」運動
笠間市立宍戸小学校
たのしい! おすすめ!
朝食レシピ
茨城県
つくば市 体験を生かした幼保小連携による運動の実践
那須烏山市
早寝早起き朝ごはん運動
つくば市立竹園東幼稚園
那須烏山市立七合小学校
栃木県
藍住町 小学校食生活教室
藍住町食生活改善推進協議会「藍愛グループ」
高松市 家庭健康会議「わが家のすこやか会議」
高松市立太田南小学校
高松市 「屋島っこ 元気パワーアップ大作戦」
高松市立屋島小学校
香川県
栃木市 早寝早起き朝ごはん「みんなそろっていただきます!」
栃木市都賀公民館
沼田市 「元気もりもり朝ごはんプロジェクト」
沼田市立薄根中学校
群馬県
鬼北町 「歯磨き・洗顔・朝ごはん運動」
鬼北町立近永小学校
愛媛県
高崎市
前橋市
埼玉県
徳島県
おやこでつくろう!朝ごはんレシピコンテスト
高崎市食生活改善推進協議会・前橋市食生活改善推進員協議会
三郷市 やる気スイッチON!朝から元気な早稲田っ子
三郷市立早稲田小学校
成田市
成田市立八生小学校
四国中央市
家庭教育支援活動
四国中央市ふれ愛グループ
小城市 早寝・早起き・朝ごはん運動
小城市教育委員会
佐賀市 早寝・早起き・きちんと朝ごはん
佐賀市立思斉小学校
佐賀県
八生っ子 早寝・早起き・朝ごはん・朝うんち(ハーブくん音頭)
千葉県
松戸市 早ね・早おき、朝ごはんと外あそびの推進
小金井市 小金井市食育ホームページ
松戸市立横須賀小学校
八代市 中学校区保、小、中連携「ノーメディアデー、早寝・早起き、朝ごはん」 八代市立有佐小学校
門川町 「早起き・早寝・朝ごはん・朝うんち」推進運動
門川町立門川中学校
美郷町 黒木元気づくりプロジェクト
美郷町立黒木小学校
奄美市 元気もりもり屋仁っ子
屋仁校区子ども会
宮崎県
墨田区 いきいき貯金
墨田区立業平小学校
秦野市 「子どもJoy!Joy!プラン」健康・体力つくり実践研究校
秦野市立しぶさわ幼稚園
鹿児島県
神奈川県
新潟県
熊本県
小金井市食育ホームページ編集委員会
東京都
三浦市 「子どもJoy!Joy!プラン」健康・体力つくり実践研究校
三浦市立南下浦中学校
長岡市 山本中学校区 望ましい生活習慣強調週間
山本中学校区小中連携協議会
氷見市 「生活習慣を見直し、自ら進んで健康づくり」
氷見市立十三中学校
鹿児島市 きらきら坂元っ子(すこやか健康づくり)
鹿児島市立坂元小学校
【指定都市推薦】
埼玉県 さいたま市 自ら考え、学び、表現豊かに伝え合う児童の育成
さいたま市立辻南小学校
富山県
小矢部市 「よい眠り、しあわせ朝ごはんで元気な石っ子」
宝達志水町
宝達志水町家庭教育支援活動
小矢部市立石動小学校
家庭教育支援チーム ひなたぼっこ
神奈川県
京都府
川崎市 食育出前講座
川崎区食育推進分科会
京都市 安井小はみんな家族・生活をふりかえろう
京都市立安井小学校
石川県
加賀市 げんきいっぱいいなっこ
長野県
キッズランドいなみえん
【「早寝早起き朝ごはん」全国協議会推薦】
青木村 あおきっ子教育ポイント5か条
青木村教育委員会(保小中一貫教育推進委員会)
明治食育セミナー
株式会社明治
七宗町 すっきりお目覚めプロジェクト
七宗町学校教育振興会養護教諭部会(上麻生小学校・神渕小学校・上麻生中学校・神渕中学校)
「早寝早起き朝ごはん」国民運動への取り組み
国立大学法人上越教育大学
大垣市 綾っ子健康プラン
大垣市立綾里小学校
睡眠、生活リズムの大切さを伝える講演活動
ねむりの駅ライフショップまつおか
岐阜県
静岡県 富士宮市 北山小早寝早起き朝ごはんプロジェクト
9
文部科学広報 No.186 平成27年5月号
富士宮市立北山小学校
地 域( 図 )で 実 施 し
平成
年度成果報告会について
文部科学省研究開発局地震・防災研究課
「 地域防災対策支援研究プロジェクト 」成果報告会
~知の力による地域の防災力アップをめざして~
用を促進する取組を全国の
/
j
p
_
i
k
i
i
h
c
/
p
j
.
i
a
s
o
b
l
l
a
/
/
:
p
t
t
h
千葉大学大学院工学研究科
3
文部科学省では、平成 年 月 日に「 平成 年
ています。
2.千葉市美浜区/地震災害
度『 地域防災対策支援研究プロジェクト』成果報告
月
日~
今回の成果報告会は、プロジェクトの取組状況
年
3
がどう応えていけば
家の持つ知見や成果
ニ ー ズ に 対 し、専 門
地域の現場からの
と が 不 可 欠 で あ り、
まえた取組を行うこ
して地域の特性を踏
学等の専門家が連携
に は、地 域 社 会 と 大
災・減災対策のため
真に実効性のある防
しん
回
述べました。続いて本日の成果報告会について、
国連防災世界会議の意義と成功への期待について
意を表すとともに、被災地での開催となる第
改めて東日本大震災で犠牲になられた方に哀悼の
究開発局担当 )による開会挨拶が行われ、最初に
冒 頭、磯 谷 桂 介 文 部 科 学 省 大 臣 官 房 審 議 官( 研
ました。
ラ ム( シ ン ポ ジ ウ ム・ セ ミ ナ ー)と し て 実 施 さ れ
災世界会議 」の関連事業であるパブリックフォー
回国連防
日にかけて仙台市で開催された「 第
る皆様に広く共有するため、平成
本プロジェクトについての詳細は、ホームペー
山口大学
会~知の力による地域の防災力アップをめざして
図 : 課題②「 研究成果活用の促進 」の実施地域
や成果を地域で防災・減災の取組を実践されてい
10
)で御覧いただけ
独立行政法人防災科学技術研究所
ジ(
ます。
1.中標津町/吹雪災害
~」を、仙台市の東京エレクトロンホール宮城にお
いて開催しました。
地域防災対策支援研究プロジェクトについ
て
本プロジェクトは、東日本大震災以降災害の想
定が著しく引き上げられ、地方公共団体等の従来
26
27
18
14
3
の知見だけでは実効性のある防災・減災対策の検
討は困難な状況となっていることから、大学等の
専門家が有する様々な防災研究に関する研究成果
東京大学生産技術研究所
鹿児島大学地域防災教育研究センター
3.葛飾区、茅ヶ崎市/自然災害全般
株式会社防災・情
報研究所
10.鹿児島県/自然災害全般
を活用しつつ、それぞれの地域が抱える防災上の
年間の事業として実施しているもので
課題を克服していく取組を促進するため、平成
年度より
す。具体的には、以下の二つの課題を設定し、公
愛媛大学防災情報研究センター
ICTツールを活用した自立的な取組のプロセスを標準プ
ログラム化
神奈川県版防災研究成
果DBを利用した防災・
減災対策
地震工学・社会心理学の研究成果を活
用した自主減災活動のパッケージ化
鹿児島大学の収集資料のDB化とweb公開
募により事業実施機関を選定しています。
名古屋大学減災連携研究セン
ター
地下水位低下工法による液状化抑止対策
4.神奈川県/
自然災害全般
9.愛南町/地震津波災害
洪水・高潮災害研究を活用
した防災・減災教育の実践
課 題 ①「 研 究 成 果 活 用 デ ー タ ベ ー ス の 構 築 及
吹雪発生予測システムを活用した雪氷防
災対策
8.宇部市、山陽小
野田市/洪水・高
潮災害
び公開等 」では、全国の大学等における理学・工
学・社会科学分野の防災研究の成果を一元的に提
供し、地域の防災担当者等に活用していただける
京都大学
17
データベースを構築します。課題②「 研究成果活
<凡例>
3
用の促進 」では、大学等の防災研究の成果の展開
大阪大学大学院工学研究科
挿絵
5.田原市、幸田町、津島市、
半田市、犬山市/地震災害
実施内容
6.大阪府西部市街地/
地震災害
26
25
対象地域/対象災害
事業実施者
7.大阪市福島区/局地的大雨
災害
27
を図り、地域の防災・減災対策への研究成果の活
被害予測のための表層地盤モ
デルの高精度化
地域ごとの人材発掘と課題、ニーズ
の洗出し
フェーズドアレイ気象レーダーを活用し
た局地的風水害対策
5
磯谷大臣官房審議官挨拶
10
文部科学広報 No.186 平成27年5月号
りました。
よいか、充実した議論を期待したい旨の発言があ
ら、東京都葛飾区・神奈川県茅ヶ崎市で取り組ん
都 市 基 盤 安 全 工 学 国 際 研 究 セ ン タ ー 准 教 授 )か
ていることなどの報告がありました。
体に波及させる仕組みをソフト対策として継続し
域の取組が内発的で持続的なものとなるために
ついて報告されました。この中で、市民による地
し た『 地 域 が 進 め る 防 災 ま ち づ く り 』の 推 進 」に
で い る「『 地 域 防 災 支 援 技 術 パ ッ ケ ー ジ 』を 活 用
ちとなることができるのでは、等のコメントがあ
防災・減災の取組に温度差のある地域同士の仲立
継続させるかが重要ではないか、大学の研究者は
えさせることで大人を巻き込みやすいが、いかに
その後、各パネリストからは、子供の安全を考
年度の成果報告
続いて、本プロジェクトで取り組まれている各
は、ふだんのまちづくりに防災・減災の観点が取
事業説明と平成
年度の成果についての報告
りました。
課題の概要及び平成
り込まれることなどが重要であるという指摘がさ
が行われました。
方公共団体の担当者へのヒアリングによって、同
プ ロ ジ ェ ク ト デ ィ レ ク タ ー)か ら 報 告 が あ り、地
会防災システム研究領域災害リスク研究ユニット
田裕一郎氏( 独立行政法人防災科学技術研究所社
災 実 践 支 援Webサ ー ビ ス の 構 築 」に つ い て、臼
る災害履歴を知ることができる「 宝の山 」であり、
地図や過去の雨量データなどは、その地域におけ
究成果活用の協働推進 」について報告され、旧版
田市における「 風水害の防災・減災を目指した研
環境科学科教授 )から、山口県宇部市・山陽小野
最 後 に、山 本 晴 彦 氏( 山 口 大 学 農 学 部 生 物 資 源
進を図ってまいります。
意見や提案を踏まえ、本プロジェクトの一層の推
文部科学省では、今回の成果報告会で頂いた御
活発な議論が行われました。
供できるような仕組みが必要等の意見が出され、
く見てもらえ、地域ごとに合った方法をうまく提
スについても、もともと熱意のある人以外にも広
また、本プロジェクトで構築されるデータベー
サービスに盛り込むべき防災上の課題を整理した
こ う し た 情 報 を デ ー タ ベ ー ス 化 し て 地 域 の 防 災・
れました。
こと、課題②の事例を中心に、対策のための手法
減災対策や学校における防災学習教材として活用
最 初 に、課 題 ① で 実 施 し て い る「 統 合 化 地 域 防
や事例のコンテンツについて検討した結果等につ
してもらう取組などが紹介されました。
課題のう
パネルディスカッション
いて紹介されました。
続いて、課題②で取り組まれている
年度の成果、今後の展望等について報告を
最 初 に、上 石 勲 氏( 防 災 科 学 技 術 研 究 所 雪 氷 防
ネータを務めていただき、パネリストとして、前
は、時事通信社解説委員の中川和之氏にコーディ
引き続いて行われたパネルディスカッションで
災 研 究 セ ン タ ー 長 )か ら、
「 北海道中標津町を対
氏に加え、地域行政の立場か
半に報告を頂いた
雪氷防災対策への支援 」について報告がありまし
象とした吹雪発生予測システム活用と効果的な
頂きました。
景や
ち、 地域の事例をピックアップして、取組の背
10
ら、岩手県釜石市危機管理監防災危機管理課長補
この中では、構築したシステムによる暴風雪の
取組について、防災意識の向上を学校教育から図
冒頭、猪又氏から釜石市における防災・減災の
佐の猪又博史氏に御参加いただきました。
予測結果はおおむね良好であったこと、学校現場
災後の防災の取組は情報通信機能の拡充等のハー
り、子供の命を守る取組を進めてきた経緯や、震
いることなどが紹介されました。
での臨時休校判断などに成果の活用が期待されて
た。
4
ド対応を主としながら、防災教育の取組を地域全
文部科学広報 No.186 平成27年5月号
11
26
26
続 い て、加 藤 孝 明 氏( 東 京 大 学 生 産 技 術 研 究 所
パネルディスカッションの様子
26 3
国宝(美術工芸品)の指定について
文化庁文化財部美術学芸課
文化庁では絵画、彫刻、工芸品、書跡・典籍、古文書、考古資料、歴史資料の七つの分野で国宝・重要文化財の指
定を毎年行っています。今年3月には彫刻2件の国宝指定が決定しました。その概要を紹介します。
3月13日に開かれた文化審議会文化財分科会におい
流行したことが、その後の日本彫刻の材質がほとんど
て、京都府醍醐寺の木造虚空蔵菩薩立像と奈良県東大
木に限られるようになった大きな理由とみられていま
寺の木造弥勒仏坐像の国宝指定が決定しました。美術
す。
だい ご
じ
も く ぞ う こ く う ぞ う ぼ さ つ りゆう ぞ う
もくぞう み ろくぶつ ざ ぞう
工芸品では873、874件目、彫刻としては129、130件目
醍醐寺像は、複雑に交錯する衣のひだを克明に表出
する彫技が大変見事です。腕に掛かって垂下する帯
の国宝ということになります。
てん ね
昭和25年の文化財保護法制定に伴い、それまでに古
状の衣(天 衣 )は本体と同じ材より彫り出され、その
社寺保存法・国宝保存法によって指定された国宝は
末端が風を受けて巻き上がる様子の表現が、像に立体
全て重要文化財と名を改められ、その中から新法律の
感と生動感を付与しています。この像は聖観音像と
規定する国宝を指定していく作業が翌年から始められ
して明治34年に古社寺保存法により国宝に指定され、
ました。昭和30年代前半までに現在国宝となっている
それ以前の伝来は不明とされていましたが、最近にな
ものの大半が指定されています。その後、新たに発見
り、本来の名称が虚空蔵菩薩で、醍醐山内の子院、菩
されたものや調査研究の進展により価値が高まったも
提寺の本尊として伝えられた像であることが判明しま
の、保存修理などを機に造形の優秀さがよく分かるよ
した。このような学術的知見の増加が、国宝昇格に当
うになったものなどが順次、国宝に指定されて現在に
たっては大きな理由となります。
及んでいます。
ぼ
だい じ
東大寺像は、頭部が大きく肩幅を広くとり、両足部
今回、国宝指定が決定した2件は、いずれも平安時代
を極端に小さく造る身体構成で、小像とは思えない雄
前期( 9世紀 )に製作された作例で、小像ながら巧緻な
大な風格を示しています。上体を前に傾けのり出す動
刀使いで像の姿を刻み出し、金 箔 や極彩色を施さず、
きが左袖を後に引く形によって強調され、拝する者に
榧材のなめらかな木肌を
強く働き掛ける仏の姿が表されています。古くより異
生かした仕上げとするの
色の名品として知られる像ですが、奈良時代後期から
が特徴です。この種の像
平安時代前期にか
は日本で8世紀後半から
けての彫刻、とりわ
9世紀にかけて盛んに製
け檀像に関する研
作されており、近年の研
究が進展し、日本彫
究によって、檀 像 と呼ば
刻史におけるこの
れる、白 檀 材 を用いたイ
時期の重要性が改
ンド起源の仏像のつくり
めて認識されるに
方を、白檀を産しない中
至ったことを踏ま
国や日本において翻案し
え、醍醐寺像ととも
たものであることが明ら
に今回、国宝に指定
かにされています。この
される運びとなっ
時期にこうした代用材を
たものです。
きん ぱく
がやざい
だん ぞう
びゃく だ ん ざ い
用いた檀像彫刻の造立が
東大寺 弥勒仏像
醍醐寺 虚空蔵菩薩像
文部科学広報 No.186 平成27年5月号
12
「発掘された日本列島2015」展の
開催について
文化庁文化財部記念物課
文化庁では今年度も、
「発掘された日本列島2015」展を開催します。最近、全国で注目された遺跡の発掘調査
成果の速報展示に加えて、特集展示として東日本大震災に復興事業に伴う発掘調査成果や全国史跡整備市町村協
議会50周年記念展示などを行います。
我が国では、毎年8,000件に近い発掘調査が行われ、
●主催 文化庁、東京都江戸東京博物館、富山県埋蔵
数多くの成果が日々蓄積されています。埋蔵文化財に
文化財センター、栃木県教育委員会、岡山県
は一つとして同じものがなく、それぞれが個性的で、
立博物館、岩手県立博物館、全国史跡整備市
文献では分からない、地域固有の歴史や文化を雄弁に
町村協議会、全国新聞社事業協議会、東京新
物語ってくれます。
聞、北日本新聞社、下野新聞社、山陽新聞社、
しかし、これだけの件数になりますと、新聞やテレ
岩手日報社
ビなどによって様々な報道がなされていても、国民の
●協力 全国公立埋蔵文化財センター協議会、全国埋
皆様が接することができるのは、発掘調査成果のごく
蔵文化財法人連絡協議会、公益財団法人元興
一部だけです。そこで、文化庁では、全国的に注目さ
寺文化財研究所、共同通信社
れた発掘調査の成果を、より多くの方々に、できるだ
●会場と日程
け早く、分かりやすく御覧いただくことを目的とし、
東京都江戸東京博物館
平成7年度から「発掘された日本列島 」展を開催してい
平成27年5月30日(土)~平成27年7月20日(月・祝)
ます。
富山県埋蔵文化財センター
平成27年度の展示は、これまでと同様に新発見考古
平成27年8月1日(土)~平成27年9月6日(日 ) 速報として、旧石器時代から近代までの全国19 の遺跡
栃木県立博物館 の展示を行います。さらに、昨年に引き続き「 東日本
平成27年9月19日(土)~平成27年11月1日(日) 大震災の復興と埋蔵文化財の保護 」を企画しました。
岡山県立博物館 平成24年度に本格化した復興事業に伴う発掘調査は昨
~平成27年12月23日(水・祝)
平成27年11月13日(金)
年度ピークを迎えました。今回は岩手県、宮城県、福
岩手県立博物館
島県から七つの遺跡の調査成果などを紹介していま
平成28年1月14日(木)~平成28年2月28日(日)
す。こうした成果を通じて多くの皆様に東北の歴史を
知っていただき、被災地の復興に今後も関心を持って
いただきたく思います。また、今年度は、昭和41年に
発足した全国史跡整備市町村協議会の50周年を迎えま
す。全国史跡整備市町村協議会は、史跡等の文化財の
整備を推進し、文化財の保護と活用に資するために活
動しています。史跡整備の事例を紹介しつつ、昭和20
年代から現在までの史跡整備の歴史を振り返ります。
これら多様な発掘調査の成果を間近に御覧いただ
き、我が国の歴史や文化のすばらしさ、多様性を感じ
取っていただくことを通じて、発掘調査の意義と埋蔵
文化財の保護についての御理解を、一層深めていただ
ければ幸いです。
馬形埴輪 栃木県下野市甲塚古墳出土
下野市教育委員会所蔵 古墳時代後期
13
文部科学広報 No.186 平成27年5月号
テレビドラマ『天皇の料理番』と
「トビタテ!留学JAPAN」がタイアップ!
~ドラマ出演者・鈴木亮平さんが参加したトークイベントも開催~
文部科学省官民協働海外留学創出プロジェクトチーム
文部科学省が推進している海外留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」と、4月からスタートした
TBSドラマ『天皇の料理番』がタイアップしました。タイアップ企画の内容を御紹介します。
全国の高等学校、大学等にタイアップポスター
を配布
文部科学省は、
「 トビタテ!留学JAPAN」の取組を
留学応援トークイベントを上智大学にて開催
4月20日(月)、上智大学四谷キャンパスにて、留学応
援トークイベントを開催しました。
更に推進することを目的として、4月26日( 日 )21時か
当日は、主人公の兄役としてドラマに出演し、学生
らスタートした、TBSテレビ60周年特別企画・日曜劇
時代には米国留学等を経験した鈴木亮平さんをゲス
場『 天皇の料理番 』とタイアップ企画を実施していま
トに招き、留学の体験談や意義について語っていただ
す。本企画の一環として、海外留学への関心を高める
きました。会場に集まった約500名の大学生や高校生
ための啓発ポスターを作成し、全国の高等学校、大学
は熱心に聞き入り、質疑応答の時間には多くの手が挙
等に配布しました。
がっていました。イベントの最後には、鈴木亮平さん
このドラマでは、明治から昭和にかけて激動の時代
を生きた主人公・秋山篤蔵氏が、20歳でフランス・パ
に将来の夢をりゅうちょうな英語で披露していただ
き、会場は拍手と熱気に包まれました。
リへ料理修行のため渡航し、名門ホテルで活躍を認め
られた後、宮内省(当時)で「天皇の料理番」を勤め上
げるまでに成長していく姿が描かれます。その姿は、
大きな夢を抱き、その実現のために海外に飛び出して
学ぶことの意義、そして学んだことを生かして日本や
世界のために貢献することのすばらしさを伝えてくれ
るものです。
今回のタイアップ企画によって、
「トビタテ!留学
JAPAN」の施策の趣旨が広く浸透するとともに、海外
留学への機運が高まることを期待しています。
トークイベントの様子
ポスター
文部科学広報 No.186 平成27年5月号
14
皆さん!
「情報ひろば」を
知っていますか?
文部科学省「情報ひろば」において新たな企画展示を開始しました!
文部科学省では、大学・研究機関等の優れた研究成果や特色ある取組を広く国民の皆さんにお知らせし、文部科学行政への一層
の理解の増進を図ることを目的に、各機関と共同した広報(企画展示)を行っています。このたび、情報ひろばにおいて大学・研
究機関等の新たな企画展示を開始しました。また、文化展示室においても新たな常設展示を開始しましたのでお知らせします。
是非、お越しいただき企画展示を御覧ください。
■展示機関:①三重大学 ②東海大学 ③情報・システム研究機構 ④文化庁
■開催期間:平成 2 7 年 4 月~平成 27 年 7 月末予定(④は常設展示)
■開催場所:情報ひろば「 企画展示室 」(④は文化展示室)
① 三重大学
③ 情報・システム研究機構
◆テーマ・概要
◆テーマ・概要
忍者を科学する!
「 研究力強化 」を支援し、研究をつなぐ、学術データ&ネットワーク
三重大学では、平成26年度文部科学省特別経費(地域貢献機能の充実)
の採択を受け、「忍者"Ninja"の知恵を活かした人にやさしい循環型社会の構
築~文理融合型Ninja研究の成果を世界に発信~」事業に取り組んでいます。
忍者発祥の地である伊賀市と連携し、研究成果を産業に応用展開することで
伊賀地域の活性化を目指し、更に日本国内外で講演会を実施し日本独自の忍
者文化を世界へ発信しています。
このたびの企画展示では、本事業や伊賀地域の説明に加え、研究成果の一
部を人文学的な視点、科学的な視点及び忍者の視点から紹介します。
【主な展示物】
●実物展示:忍具 「矢立」・「編笠 」・
「薬入れ」・「鉤縄 」、古文書の記載に従っ
て作成した「兵糧丸」とその原料
●パネル:忍者研究の目的、伊賀地域の
説明、研究結果の紹介
●映像 等
い
あみがさ
かぎ なわ
② 東海大学
学術コミュニティにおける縁の下的な役割を担う学術データ&ネットワークに
は、通信網、データベース、解析ツール、人的ネットワークなど様々なものがあ
ります。このたびの企画展示では、情報・システム研究機構に属する4研究所
(国立極地研究所、国立情報学研究所、統計数理研究所、国立遺伝学研究所)
と直轄センター(新領域融合研究センター、ライフサイエンス統合データベー
スセンター)が一丸となって、大学共同利用機関として取り組む学術データ&
ネットワークの具体例を紹介します。ポスター展示や動画による解説に加え、
映像プロジェクターで投影したり、地球儀のオブジェを設置したりすることで、
インタラクティブ性や動きをもたせ、ビッグデータ時代における「研究をつなぐ」
重要性の理解に役立つ紹介を行います。
【主な展示物】
●実物展示:地球儀立体造形
●パネル:昭和基地の大型大気レーダーな
どの北極・南極での調査風景(国立極地
研究所)
●映像 等
④文化庁
◆テーマ・概要
高度2,400mに到達したハイブリッドロケット ~学生ロケットプロジェクトの挑戦~
東海大学では、同大学チャレンジセンター学生ロケットプロジェクトとして、
ロケットの設計・制作、搭載計器の動作試験、実験から得られたデータ解析な
ど多岐にわたるロケットミッションの活動を実施し、将来の宇宙技術者の育成を
目指しています。
このたびの企画展示では、同大学チャレンジセンター学生ロケットプロジェク
トが、日本最大の宇宙イベントである「能代宇宙イベント」のハイブリッドロケッ
ト打ち上げ部門・海打ち部門で学生団体の最高到達高度2,400mを達成し、
MHIアワード2014(最優秀賞)を受賞したハイブリッドロケット「H-34」をは
じめ、宇宙イベントと並行して実施された能代市民ポスター展において、最優
秀賞を受賞したポスターなど、学生たちの
活動内容を紹介します。
【主な展示物】
● 実 物 展 示:ハ イブリッドロケット「H34」、ハイブリッドロケットエンジン
●パネル:活動紹介パネル 等
◆テーマ・概要
文化庁買上優秀美術作品
文化庁では、芸術家の創作意欲を高めるとともに、美術界の発展に資する
ため、創作活動において新生面を拓き、将来性があると認められる作家の優
秀作品を買い上げる「文化庁優秀美術作品買上事業」を行ってきました。平
成18年度をもって本事業は終了しましたが、40年以上の長きにわたり収集を
続けてきた作品群は370点に上り、日本
の戦後美術の一面を表すコレクションと
なっています。この常設展示では、現在、
文化庁で所蔵している作品の中から、随時
その一部を紹介します。
ひら
情報ひろば 案内図
情報ひろば INFO
所 在 地:〒1 0 0─8959 東京都千代田区霞が関 3─2─2
交通案内:銀座線「虎ノ門駅 」1 1 番出口 直結
千代田線「霞ヶ関駅 」A1 3 番出口 徒歩 5 分
開館時間:月曜〜金曜10時〜 1 8 時
※入館は閉館の30分前まで ※土曜日、日曜日、祝日、年末・年始休館
入 館 料:無料
〈お問合せ・団体見学申込先〉
文部科学省大臣官房総務課広報室事業第 2 係
TEL:03─6 7 3 4─2170 Email:[email protected]
1Fの直通
エレベーターで
3F展示室へ
情報ひろばホームページへGO! ⇒ http://www.mext.go.jp/joho-hiroba/
15
文部科学広報 No.186 平成27年5月号
皆様のお越しをお待ちしています。是非、お気軽にお立ち寄りください。
特 集
2015年 夏 世 界 の 青 少 年 が 山 口 に!
第23回 世 界スカウトジャンボリー
文部科学省スポーツ・青少年局青少年課
世界スカウトジャンボリーは、4年に一度開か
回とな
ウトの世界組織である、世界スカウト機構であり、
我が国では公益財団法人ボーイスカウト日本連盟
が“開催ホスト国連盟”として、その準備運営の
中心となっています。
世界スカウト機構には162の国と地域、およ
そ3600万人が加盟しており、今回の世界スカ
ウトジャンボリーではこれらの全ての国々から参
加者を呼ぶことを目標に、総勢およそ3万人規模
での開催が計画されており、3月現在、参加者数は
既に3万人を僅かに上回る見込みとなっています。
日本からの参加者はおよそ6000人。様々な
国からの参加者たちと共に生活することで、世界
中に友情の輪を広げ、異文化を理解し、広い視野
を持つまたとない機会となります。日本の多くの
青少年男女が、これら次世代のリーダーに必要と
なる資質を体得することも、世界スカウトジャン
回世界スカウトジャンボリー概要
ボリー日本開催の意義の一つです。
会
f
o
t
i
r
i
p
S
a
y
t
i
n
U
会 場/山口市阿知須・きらら浜
参加人員/ 歳
~ 歳の中学・高校生を中心に
約3万人
12
27
●第
期/2015年(平成 )年
日(火)~8月8日(土)
28
日間
テ ー マ/和:
7月
23
14
17
16
文部科学広報 No.186 平成27年5月号
れるボーイスカウトの教育事業で、世界最大の青
少年イベントといわれています。この第
日間の野外生活を共にしながら、様々な活動プ
種、言語、宗教を超えた青少年の交流キャンプで、
る大会が本年夏、日本で開催されます。国籍、人
23
世界スカウトジャンボリーの主催はボーイスカ
ログラムに取り組みます。
12
特 集
世界スカウトジャンボリーは1920
(大正9)
自国での世界ジャンボリー開催を望む国々が世界
ウト会議」における選挙で決められます。毎回、
に、ボーイスカウトの世界会議である「世界スカ
ト」と呼んでいます。
ら、この運動に参加する青少年のことを「スカウ
〈世界スカウトジャンボリーとは〉
年にイギリスで第1回大会が開催されて以来、4
会議の1年ほど前に立候補をし、選挙運動をしま
〈男女のスカウト〉
歳)
国や時代によって組織は様々ですが、日本では
~
す。会議当日のプレゼンテーションで世界の加盟
発足当初、青少年男女は別学が一般的だったこと
年に一度開催される中学・高校生年代
(
を対象とした教育行事です。
直近では2007
(平
国にアピールをし、投票を受けて、世界スカウト
)年にイギリスで第
回大会、2011(平
成
から、ボーイスカウトとガールスカウトがそれぞ
盟が活動していますが、近年世界的に男女共学の
教育を継続しています。
続)、ガールスカウトでは引き続き女子のための
カウトは男女共学とし(一部男子のみの団体も存
界スカウト会議でした。開催決定から7年間の準
●スカウト運動について
流れが強まっていることから、日本ではボーイス
ジャンボリーの開催国として選出されます。今回
)年にスウェーデンで第
ず、世界中の仲間が同じ条件で参加できるように
年齢で区切ることにしているからです。また、4
)年にイギリスで始まったス
カウト運動は、その後世界中に広がり、100年
人の役に立つことを進んで行える人材を育てると
1907(明治
以上経った現在では162の国と地域で3600
それぞれ教育プログラムの細部は異なりますが、
は生涯一度だけ参加できる(その後はスタッフと
た
して大会運営に参加する)
ようにし、
参加者にとっ
いう志は共通です。
ぞれの国がガールスカウト組織からも参加者を募
世界の多くの連盟は男女共学であり、またそれ
各地に様々な少年団ができました。その後、19
22(大正
万人のメンバー
の領域を切り開く、
味する言葉で、未知
そもそもは斥候を意
「スカウト」とは
す。
全国で活動していま
することを目的とし、
実践できるよう教育
役立つ技能を体得、
できる能力と人生に
がおり、社会に奉仕
約
した。現在国内には
れ、世界のスカウト運動への仲間入りを果たしま
11
というような意味か
の参加者の男女比はおおむね1対1です。
集することもあって、世界スカウトジャンボリー
41
)年に「少年団日本連盟」が創立さ
日本には1908(明治
)年に伝わり、全国
万人以上が参加しています。
〈日本での開催について〉
世界スカウトジャンボリーは、オリンピック同
様、 4 年 に 一 度、
世界の各地を
巡って開催され
て い ま す。 日 本
)年に静岡
では1971(昭
和
県・ 朝 霧 高 原 で
年ぶり2回目
開 催 さ れ て 以 来、
の開催となりま
す。
開催国の選定
は、 こ れ も オ リ
13
るのです。
て掛け替えのない機会となるように考えられてい
年ごとに開催される大会に、参加スカウトとして
備を経て、今年いよいよ開催となるわけです。
れ別組織として発足しました。今もそれぞれの連
17
の日本での開催が決まったのは、2008年の世
14
回大会がそれぞれ
成
22
21
~ 歳としているのは、それぞれ
開催されました。
対象年齢を
17
の国によって学校制度が異なるため学年で区切ら
14
ンピックのよう
文部科学広報 No.186 平成27年5月号
17
40
23 19
46
44
回 世界スカウトジャンボリーのテーマは
●ジャンボリーのテーマについて
第
y
t
i
n
U
f
o
t
i
r
i
p
S
a
」です。
y
t
i
n
U
f
o
t
i
r
i
p
S
a
)と、
「和」という
〈三つのコンセプト〉
ジャンボリー
2.革新(イノベーション:
」を
で の 体 験 や、
大会テーマ「和(Wa):
構成するものとして、以下三つのコンセプトを設
様々な文化や伝
統、物事の異な
けています。
y
t
i
n
U
f
o
t
i
r
i
p
S
a
「和:
日本語の漢字を用いたこのテーマは、日本の持
つ和の精神(
とで、新たなイ
る見方を学ぶこ
)
Energy
会場に集まる世界中のスカウトのエネルギー、
ンスピレーショ
1.力(エナジー:
世界中に広がるスカウト運動のダイナミズム、積
ンが生まれ、イ
漢字の持つ「調和」や「平和」
、
「ハーモニー」や
参加者にとって一生に一度の大会の後には、世
極的に様々な課題や可能性に取り組むスカウトの
ノベーションが
「協調」を表しています。
界中から集まったスカウトが仲間との連帯感を胸
アクティブさを表しています。
芽生えます。
に、それぞれの国へと戻り、それぞれが平和の使
回世界スカウトジャンボリーの会場は、世
者となるよう、大会のテーマが設定されています。
第
界中からの多くの青少年の参加により、いわば小
さな世界となります。そしてその世界では、大会
テーマに基づく多様なプログラムにより、様々な
伝統や最新技術との融合、平和への取組、環境や
防災などについて、体験しながら学ぶことができ
ます。
3.調和(ハーモニー:
)
Innovation
)
Harmony
ジャンボリー
では文化も宗教
も生まれ育った
環境も違うスカ
ウトが世界中か
ら 集 ま り、 互 い
の違いを認め合
い、協力し合う、
平和の文化が醸
し出されます。
18
文部科学広報 No.186 平成27年5月号
23
23
特 集
●ジャンボリーの会場について
)の広さを
ジャンボリー会場となるきらら浜は、東西およ
そ1㎞、南北におよそ3㎞(286
持ち、公園エリアや自然観察エリアを含む、全体
このうち、上図の濃いブルーの部分をプログラ
ム活動エリアとして使用し、濃いグリーンの部分
をキャンプ生活地として利用します。
〈キャンプサイト〉
人が最小単位となる班を編成し、四つの班=
参加者たちは、9人のスカウトと一人の指導者
の
m×
m
〈ハブ〉
2000人のサブキャンプが四つ集まって、8
000人のハブを構成しています。スカウトたち
の三つのハブと、成人生活エリアも一つのハブと
mもの長さがある大型テントが設け
みなし、全体で四つのハブがあります。
ハブには
られ、各サブキャンプの本部や集会場、食糧配給
日間のジャンボリー会場と
拠点などの様々な生活支援施設が置かれます。
この3万人の町が
なります。
●参加者たちの生活
紹介します。
ジャンボリーでのスカウトたちの生活の概要を
プールくらいの広さです。ここで、スカウトたち
〈言語〉
グラムの参加日程などを共にする参加単位となり
ブキャンプに当たります。サブキャンプは、プロ
画にそれぞれ置かれています。この一つ一つがサ
です。上図で、桜の花びらの形のマークが緑の区
を編成します。2000人の村、といったところ
は、「英語をもっと頑張ろう」とその後の勉強に
ます。海外派遣に参加した日本のスカウトの多く
せんから、皆が身振り手振りを交えて交流を試み
フランス語が苦手なのは日本人ばかりではありま
大会を楽しむことはできません。もちろん英語や
のジャンボリー会場では英語やフランス語抜きで
の資料も英仏語。海外で開催される大会同様、こ
語とフランス語で行われます。ハンドブックなど
世界スカウトジャンボリーの運営のほとんどは英
3万人の参加の8割は海外からの参加者です。
の 眠 る テ ン ト や、 食 事 の 場 と な る 大 き な フ ラ イ
シートなどが張られ、ちょっとした広場や炊事場
などを含むキャンプサイトが作られます。
〈サブキャンプ〉
隊集まって、一つのサブキャンプ
ます。花弁型マークがそれぞれのサブキャンプの
意欲的に取り組むようになります。
人の隊が
マークとなっており、各サブキャンプにはアサギ
を受け取りに行き、自分たちのキャンプサイトの
朝晩の2回、各隊の人数分、配給場まで食材料
〈食事〉
のサブキャンプが参加ス
カウトのために設けられており、このほかに大会
調理場(調理場はスカウトが作成)で毎食調理し
てプログラム会場や場外プログラムなど、出掛け
運営に当たるスタッフのための成人生活エリアも、
ちらは6000人規模になっています。
ます。昼食は、パンやフルーツなどの携行食を持っ
12
一つのサブキャンプと位置付けられています。こ
ザインされています。
リ、バンダイなど、日本の山の名前が付けられデ
50
的にフラットな干拓地です。三方を海に接し、西
側は県道に接しています。
人が一つの隊として、キャンプでの寝食を共に
します。多くの隊は一つの国単位で編成されてい
ますが、少人数の参加国などでは、幾つかの国の
人につき、キャンプサイトは
スカウトが一緒に隊を編成することもあります。
一隊
25
の 区 画 が 提 供 さ れ ま す。 ち ょ う ど 小 学 校 の 水 泳
20
80
た先などでとります。
文部科学広報 No.186 平成27年5月号
19
40
12
10
40
40
ha
〈寝床〉
●ジャンボリーの日程
主な参加スカウトにとっては
日間のジャンボ
の 隊 が キ ャ ン プ を 立 ち 上 げ、 キ ャ ン プ 生 活 を ス
タートさせます。
リー。スタッフはその少し前から現地での準備や
場に集い、開会式が行われます。
自分たちでたてたテントの中に、マットなどを
敷き、肩を寄せあって寝袋で眠ります。互いに親
ト レ ー ニ ン グ を 開 始 し ま す。 前 後 日 程 を 含 め た
そしてこの日の日没頃、全参加者がアリーナ会
しく、それぞれたくましくなります。
〈
日(木)~8月1日(土)モジュールプログ
ジャンボリーの流れをざっと御紹介します。
サブキャンプごとに割り当てられたプログラム
ラム〉
これ以前から一部先発スタッフが会場入りし、
日程に沿って、後述する多様な大会プログラムに
日(土)大会運営スタッフ・IST到着〉
ジャンボリーの主役である参加青少年のほかに
スタッフを迎える準備や会場作りを進めています
〈7月
も多くの人たちの参加で成り立つジャンボリー。
それぞれ参加していきます。
また、日本全国や海外からの一般見学者(デイ
世界から集まってきたスタッフたちが、それぞ
ンボリーを楽しみに会場を訪れ、会場はますます
リーフェスタ」も開催され、多くの山口県民もジャ
に 併 設 さ れ る 山 口 県 主 催 の「 や ま ぐ ち ジ ャ ン ボ
ビジター)も会場を訪れるようになり、更に大会
れの部署で行う業務について、トレーニングを開
日(日)ISTトレーニング〉
が、多くのスタッフが集まり始めるのがこの日で
歳までの青少年男女
始します。まず初日はジャンボリー全体のことを
にぎわっていきます。
〈8月2日(日)文化交流日〉
数時間学び、それから各部署での専門業務につい
てのトレーニングを受けます。
ます。開催ホスト国となる日本のスカウトは、半
本からの参加スカウトの半数がこの日会場入りし
引き続きスタッフのトレーニングが続く中、日
〈3日(月)~6日(木)モジュールブログラム〉
アリーナショーを共に楽しみます。
流を楽しみ、夕刻には再びアリーナに全員が集い、
プログラムはお休みとなります。場内で様々な交
この日は文化交流日(後述)としてモジュール
数が1日早く会場入りして海外のスカウトを迎え
日(月)日本参加者到着〉
国際サービスチー
〈
歳以上の大会運営を支えるスタッフ
e
c
i
v
r
e
S
l
a
n
o
i
t
a
n
r
e
t
n
I
:
m
a
e
T
m
a
e
T
t
n
e
m
e
g
a
n
a
M
t
n
e
g
n
i
t
n
o
C
m
a
e
T
y
r
e
v
i
r
e
D
e
e
r
o
b
m
a
J
e
r
o
C
e
e
r
o
b
m
a
J
m
a
e
T
e
e
r
o
b
m
a
J
ます。数百台のバスがきらら浜にやってきます。
m
a
e
T
t
n
e
m
e
g
a
n
a
M
この日が、世界スカウトジャンボリーの大会1
日(水)開会式〉
日目となります。
〈
一部の外国隊はこの日到着しますが、ほとんど
しみ、最後の夜を皆で分かち合います。
ンプの撤営にかかります。夜は閉会式を全員で楽
この日は午前中まででプログラムを終え、キャ
〈7日(金)閉会式〉
す。
るなど大会を社会に発信していく機会ともなりま
スフォーラム等に、各国の代表スカウトが参加す
ブログラムも後半戦。更にプログラム参加を勧
日(火)外国参加者到着〉
既に日本入りして国内を旅行している隊も含め、
、JMT:
そして何千ものテントがきらら浜に一気に立ち上
の主要スタッフのほか、ゲスト、見学者(デイビ
ジター)
、スポンサー、協力者など多くの人々が
ジャンボリーに関わっていきます。
がっていきます。
、といったジャンボリー運営
多くの隊がこの日ジャンボリー会場に集まってき
〈
ます。
る準備をし、残りの半数は最終日の後1日残り、
、
:派遣団本部
員の略で、参加各国派遣団の世話役といった人々
です。
〈
その主な構成を紹介します。
歳から
歳以上のメンバー。日本における成人
〈参加隊指導者〉
です。
に所属している、
世界スカウト機構に加盟する各国スカウト連盟
す。
●主な参加者区分
30
20
文部科学広報 No.186 平成27年5月号
12
〈参加スカウト〉
25
める一方、広島での平和記念式典、長崎でのピー
歳以上であることとなってい
が 歳以上なので、一つの隊の指導者4人のうち、
同じく
17
全ての海外の隊を会場から送り出すお手伝いをし
少なくとも一人は
ます。
〈IST〉
ムの略で、
です。
〈CMT〉
18
こ の ほ か、 J D T:
28
29
JCT:
26
27
18
14
20
20
特 集
〈8日(土)キャンプアウト〉
いきます。
まずは主に場内で行われる三つのモジュールア
クティビティから紹介します。
いよいよスカウトたちがきらら浜からそれぞれ
の国へ帰っていきます。ジャンボリーの最終日で
●GDV(地球開発村)
e
g
a
l
l
i
V
t
n
e
m
p
o
l
e
v
e
D
l
a
b
o
l
G
の 略 で、
プログラムが提供されます。それらのプログラム
年にとって魅力的であるように考えられた多様な
決には国際的な協力関係が必要であり、更にその
大気汚染、海洋汚染、地球温暖化などの課題の解
とにより解決することもあるかもしれませんが、
で発生している問題はその国を挙げて取り組むこ
いくことが大切です。例えば環境問題。一つの国
課題の原因や問題について様々な視点から捉えて
課題に取り組む必要があります。そしてそれらの
地球の住民として、私たちは様々な地球規模の
「地球開発村」と訳しています。
GDVは
す。
〈9日(日)日本参加者退出〉
日本の後発隊やスタッフが帰り始めます。にぎ
やかだったきらら浜も、落ち着きを取り戻し始め
ます。
●大会のプログラムについて
回世界スカウトジャンボリーでは参加青少
活動を通して、参加者はジャンボリーに参加する
推進のためには国による経済、習慣、法令などの
第
様々な国々の参加者と交流します。それらの体験
このプログラムでは、活動を通じて、スカウト
多くの違いを越える必要があります。
的な成長を促し、スカウト運動の「より良き社会
たちは日々の生活の中で地球規模の様々な課題に
は参加者の肉体的、知的、情緒的、社会的、精神
をつくる」というビジョンに向かうための素養を
自分ならどのように取り組むことができるかを学
びます。具体的には、平和・環境と持続可能性(E
養います。
日の開会式から始まり、8月7日の
SD)・人権・健康・貧困についての理解を深め
本年7月
閉会式まで続く一連のジャンボリープログラムは、
やNPOなど
ま す。 加 え て、
の組織がどの
モジュールアクティビティやサブキャンプライフ
右図左手の「モジュールプログラム」は、参加
ような取り組
これらの課題
者のそれぞれが「今日はGDV」(後述)などそ
みを行ってい
等により構成されます。参加するスカウトたちに
るまたとない機会になります。大会テーマである
の日のどのプログラムに参加するかを大会日程に
に対して国連
」と三つのコンセプト(エ
沿って割り当てられ、順番に入れ替わりながら参
加していくプログラムです。それ以外のプログラ
ます。
るのかを学び
y
t
i
n
U
f
o
t
i
r
i
p
S
a
にとってよりよい教育機会の提供となるよう、プ
ムはそれぞれの日々の生活の中で行ったり、全参
「和:
ボリープログラムが相互につながり合い、参加者
ナジー、イノベーション、ハーモニー)とジャン
とって、世界中から集まった参加者と友情を深め
29
ログラムは組み立てられています。
加者一斉に参加したりするプログラムとなります。
大 会 期 間 中 参 加 者 が 体 験 す る こ と の 全 て が、
ジャンボリーのプログラムなのです。
以下、それぞれのプログラムについて紹介して
文部科学広報 No.186 平成27年5月号
21
23
に目を向けると韓国のチマチョゴリ、モンゴルの
を例に取ってみれば、日本には着物があり、世界
私たちの世界には多様な文化が存在します。服
術について学びます。また、スカウトたちは科学
インターネット、携帯電話、冷蔵庫などの科学技
ウトたちは、現代社会を支えるコンピューター、
を駆り立て、知識を広げ、理解を深めます。スカ
サイエンスでは、スカウトたちの科学への興味
す。日本国内だけでなく、世界の様々な地域から
における日本の貿易や輸送の発展を反映していま
には山々が連なります。山口特有の文化は、近代
の最西端に位置し、3面を海に囲まれ、中央部分
わる四季折々の豊かな自然が美しく、また、本州
山口県はその多様な文化や1年を通して移り変
a
デール、フィジーのスル、チリのポンチョ、イギ
技術が私たちの生活を豊かにするだけでなく、地
山口は影響を受けてきました。ここでは、スカウ
●コミュニティ
リ ス の キ ル ト、 ド イ ツ の レ ー ダ ー ホ ー ゼ ン な ど
球の自然と人間との調和に貢献することを学び、
トたちに山口の市町を訪問する機会を提供します。
●サイエンス
様々な衣装があり、それぞれが異なった独自の文
イノベーションを起こすきっかけになることを学
そ れ ぞ れ の 訪 問 地 で ス カ ウ ト た ち は、 地 域 の
などを体験するとともに、それぞれ自国の文化を
y
t
i
n
U
f
o
t
i
r
i
p
S
地域の人々に紹介します。このような体験を通し
f
o
t
i
r
i
p
S
a
y
t
i
n
U
」の意味についての理解を深めます。
市町の協力に
22
文部科学広報 No.186 平成27年5月号
●カルチャー
化を持っています。
びます。特に今大会では、日本の最先端の科学技
」について、例えば伝統的な技能
て、スカウトたちは日本と自国との関わりについ
様々な文化を体験し、受け入れることを通して、
他者を尊重し、他者から学ぶことができます。そ
術について学ぶ機会を設け、大会テーマ「和:
と最新技術の調和など、科学的、技術的な視点か
人々と交流しながらその地域の文化、建築、衣装
して相互に学び合うことにより友好が深まります。
本プログラムでは、スカウトたちは自国や自国
ら理解する手助けをします。
て 考 え な が ら、 大 会 テ ー マ「 和:
の文化を紹介する出し物を準備し、他のスカウト
様なプログラムブースが設けられる予定です。
また、多くの日本の企業から出展協力を得て多
たちと体験や伝統を共有することができます。自
国とその文化について説明し、共有することを通
して、お互いの理解を深める機会となります。こ
このプログラムには山口県の全
より、多くの青少年と海外の参加者との交流が行
れらの異文化交流を通じたスカウトたちの相互理
解 の 深 ま り に よ り、 国 や 文 化 を 越 え た“ ハ ー モ
ることの意義をより広いものとしています。
われ、世界スカウトジャンボリーを日本で開催す
くプログラムについて紹介していきます。
ニー”が生まれます。
続いて、主にジャンボリー会場外へ出掛けてい
19
特 集
●ピース
●ウォーター
a
スカウトたちは、広島を訪問し、戦争の悲惨さ
プログラムです。
●ネイチャー
山口は、1500㎞にもおよぶ海岸線を有し、
を学ぶことを通じて、生命の尊さ、そして人との
世界では、
これは場外と場内の両方にまたがり実施される
中央部には山々が連なる自然豊かな県です。この
つながりの大切さについて学びます。また、スカ
以上の国々が海に面していません
すばらしい環境の下、スカウトたちはハイキング
でフリークライミングも体験します。
指します。さらに、ジャンボリー会場近辺の施設
発揮して、様々な課題に挑戦しながらゴールを目
に参加し、日頃のスカウト活動で養ったスキルを
ピース(平和の使者)となり、大会テーマである
れらの活動を通して、メッセンジャーズ・オブ・
方法を考え、仲間と共有する機会を持ちます。こ
ウトたちは、世界平和を実現するための具体的な
トたちの“エナジー”を育みます。これらの活動
フィッシングなどの水辺の活動を提供し、スカウ
ンボリーではこの環境を生かした水泳、ヨット、
が、日本は海に取り囲まれています。今回のジャ
は楽しいことはもちろんですが、スカウトたちの
y
t
i
n
U
f
o
t
i
r
i
p
S
a
水辺の活動に関する技術や知識を向上させ、そし
」を体現します。
1日につき4000人、期間中6回実施で2万
てチームワークを養います。また、ビーチでゆっ
「和:
ティビティを通じて、生態系の重要性や自然への
4000人のスカウトが広島を訪問します。(大
たりとした時間を過ごす機会を通じて、世界の仲
スカウトたちはこれら屋外での活動的なアク
畏敬の念を学び、また様々な国のスカウトたちと
会参加者3万人のうち6000人は運営スタッフ
きずな
の交流を通してチームワークの力を知ります。
y
t
i
n
U
f
o
t
i
r
i
p
S
a
」を体感します。
y
t
i
n
U
f
o
t
i
r
i
p
S
さて、ここから先は、個々のグループが順番に
「和:
間 と の 友 情 や 絆 が 生 ま れ る こ と で、 大 会 テ ー マ
ジャンボリー参加各国の代表スカウトが参列しま
ま た 8 月 6 日 に 行 わ れ る 平 和 記 念 式 典 に は、
です)
」 を 実 現 す る“ エ ナ ジ ー” と な り
スカウトたちの間に生まれた強い絆は「和:
ます。
またこのプログラムの一環として、長崎市で開
あるいは特定の日に全員参加で行われるようなプ
そのほか、ジャンボリーのあらゆる場所で毎日、
体験していくモジュールアクティビティを離れ、
催 さ れ る 長 崎 ピ ー ス フ ォ ー ラ ム に も、 ジ ャ ン ボ
ログラムを紹介していきます。
す。
リー参加国の代表スカウトが出席します。
さらに、世界スカウトジャンボリーの開催に先
立ち、日本全国で実施するPRを兼ねたキャラバ
ン事業では、地域
の子供たちに平和
の大切さを伝え、
千羽鶴作りに参加
してもらうことに
より、全国の青少
年の平和への祈り
を広島に届ける計
画を進めています。
文部科学広報 No.186 平成27年5月号
23
50
なおこのワールドスカウトセンターは一般見学
なります。
スカウト運動では、宗教や宗派を問わず、それ
(デイビジター)の方々にも御覧いただけます。
そんな日々のキャンプ生活も、ジャンボリーの大
切なプログラム活動の一つです。
皆が力を合わせないとキャンプ生活は成立せず、
皆が力を合わせるからこそキャンプ生活は楽しく
なります。
日間のキャンプ村での生活は、参
世界中から集まった同世代の仲間たちに囲まれ
た、3万人の
大会期間のほぼ真ん中に当たる8月2日の日曜
宗教について
持って、プログラム活動に出掛け、夕方キャンプ
行 く。 朝 食 を 作 っ て 皆 で 食 べ る。 昼 食 と 水 筒 を
朝、起きて、顔を洗って仲間と食材料を取りに
域で文化交流が行われます。夕刻にはアリーナに
料理を振る舞い合うなど、ジャンボリー会場の全
集いや信仰奨励の集いに続いて、それぞれの国の
の日は1日、文化交流日となります。各教宗派の
24
文部科学広報 No.186 平成27年5月号
●信仰奨励
ぞれのスカウトが「信仰心」を育むことを大切に
しています。
世界スカウトジャンボリーでは、仏教、キリス
ト教、イスラム教といった世界でも有名な宗教の
加スカウトにとって生涯忘れられない貴重な経験
起源、信仰対象、教義、主流な礼拝方法などを学
ぶことができる多様なブースが設けられます。ま
となります。
更に多様な宗教が一堂に集まってそれぞれの教え
などを紹介し合う場も提供されます。
自身の信仰
も 知 識 を 深 め、
サイトに帰ってきたら夕食作り。夜は近所の外国
全員が集い、アリーナショーを共に楽しみます。
日、場内・場外のプログラムはお休みとなり、こ
それぞれの違
隊と交流会を兼ねた夕食会とキャンプファイア。
心を深めると
いを尊重し合
動の「今の動き」を知ることのできる交流の場と
組を紹介するコーナーもあり、世界のスカウト運
ブースを並べます。中には世界スカウト機構の取
けるスカウト運動を紹介する展示や体験遊び等の
る世界各地のスカウト連盟が、それぞれの国にお
ドスカウトセンターでは、ジャンボリーに参加す
ジャンボリー会場のほぼ中央に位置するワール
●ワールドスカウトセンター
す。
出していきま
ニ ー” を 創 り
の“ ハ ー モ
した人材は世
み ま す。 こ う
える人材を育
と も に、 他 の
●文化交流日
た、自身の信仰に基づく礼拝の時間も設けられ、
●サブキャンプライフ
12
特 集
それまでにも参加者たちは大会の様々な場面で
の「 和:
ド”を得ることができます。認証を行うのは、各
証として、参加スカウトは“フレンドシップアワー
あかし
これらのプログラム一連に積極的に取り組んだ
●フレンドシップアワード
」について参加者一人
グなどを受け、一般メディアからのジャンボリー
一人が感じる機会となります。
日(水)の日没頃より、開会式が行われ、
スカウトが所属する隊の指導者。スカウトと身近
7月
●三つの全体集会
ノベーション”の提供なのです。
こうした本格的な職業体験の機会も一つの“イ
取材要請に応えたりします。
y
t
i
n
U
f
o
t
i
r
i
p
S
a
文化の多様性を知りますが、この文化交流日のア
リーナショーでは、その多様性が一斉に集まり、
一つに溶け合います。
参加者一同が“調和”を体感する1日となるこ
とでしょう。
8月2日(日・文化交流日)夕刻のアリーナショー、
●スカウト通信員/報道官
に接し、その活動を見守ってきた指導者だからこ
世界のこんなにも様々な国から、こんなにも多
そして7日(金)夜の閉会式と、三つの全体集会
くの仲間が集まった“エナジー”に驚き、感謝し、
各国派遣団には、自国の報道機関等に世界スカ
スソースとなるためのレポート記事の書き方や、
共に楽しみ、“イノベーション”を感じ、そして
そ、その取組を評価することができるわけです。
ゲストへのインタビューの方法などを専門家から
海外から日本にやって来るスカウトたちの多く
があり、それぞれ全参加者が会場のアリーナに集
教わる機会を得て、ジャンボリーの様々な場面を
それぞれの国に帰って今後どのような活動をして
は、ジャンボリーの前後日程で日本各地を旅して
ウトジャンボリーの様子を伝える役割を担う“ス
報道機関と同様に取材して、自国のメディアに伝
いくか。世界中の仲間たちとそうした思いを確か
まわります。そのうちおよそ9000人のスカウ
合します。
えていくとともに、
インターネット、
ジャンボリー
め合うことで“ハーモニー”へ至る。三つの集会
トが、全国
カウト通信員/報道官”がいます。彼らはニュー
新聞などにも発信をしていきます。またスカウト
は大会のコンセプトを形にしながら、大会テーマ
都道府県に広がって、日本家庭への
が、いわばオプションの活動です。
これは大会の直接のプログラムではありません
●前後日程のホームステイ
報道官はインタビューを受けるためのトレーニン
23
御覧ください。
デ イ ビ ジ タ ー の 詳 細 は、 第
回世界スカウト
プログラム等が提供されます。世界の祭典を是非
ログラムやパビリオンを見学できるデイビジター
世界中から集まった青少年たち、様々な活動プ
●見学プログラム
思い出深い国際交流体験となります。
と思います。これは同時に受入れ家庭にとっても
その国の文化を肌で知るには最高の経験になる
お世話になるスカウトもいます。
カウトたちの家庭。その他地域の方々の御厚意で
ホームステイを体験します。その多くは日本のス
47
ジャンボリーの大会WEBサイトから御覧くださ
い。
文部科学広報 No.186 平成27年5月号
25
29
/
p
j
.
j
s
w
3
2
.
w
w
w
/
/
:
p
t
t
h
ジャンボリー会場へのアクセス
空路
分、山口宇部空港から国道190号線を経由
分。福岡空港からは車で約1時間半。
分。
分、JR宇
経由して、山口宇部道路の阿知須ICから約5分。
世界ジャンボリーを通じて一人でも多くの青少
年が将来世界で活躍できる人材に育つ契機となる
回世界スカウトジャンボリー
ようつとめ、皆様の御期待にお応えします!
第
/
p
j
.
j
s
w
3
2
.
w
w
w
/
/
:
p
t
t
h
公益財団法人 ボーイスカウト日本連盟
26
文部科学広報 No.186 平成27年5月号
羽田空港から山口宇部空港まで航空便利用1時
間
して車で約
分。新大阪から新山口駅まで新幹線のぞみ利
部線阿知須駅から徒歩
15
広島方面からは山陽自動車道山口南ICから
自動車
30
分。福岡方面からは山陽自動車道の宇部下関線を
25
道山口阿知須宇部線を経由して車で
用で2時間1分。JR山陽新幹線新山口駅から県
間
東京から新山口駅まで新幹線のぞみ利用で4時
鉄道
25
45
40
23
/
p
j
.
r
o
.
t
u
o
c
s
.
w
w
w
/
/
:
p
t
t
h
文部科学広報 平成27年5月号 No.186
(発行・著作)
文部科学省大臣官房総務課広報室
〒100-8959 東京都千代田区霞が関 3-2-2
TEL: 03-5253-4111(代表)
URL: http://www.mext.go.jp/
E-mail: [email protected]