生徒たちも「脳がフル回転」! 「小田高TALKスペシャル~作句ステップアップ~」開催される。 4月 27 日(月)14 時 30 分から 15 時 25 分の総合の時間、本校視聴覚教室にて、「小田高T ALKスペシャル~作句ステップアップ~」が開催されました。 講師は、本校同窓生であり、小田原市図書館長を務められ、さらに俳句では全国的に活動し 本校の小田高TALKの活動にも深く関わり支えてくださっている古矢智子氏。俳句の入門編 として2年次生にわかりやすく生徒の実作を踏まえての講演となり大いに盛り上がった。 まずは「俳句作りのワザ」の資料をもとに、「季語」「切字」「一句一章」「二句一章」「擬 人法」などについて説明をしていただいた。今までなんとなく作ってきた俳句の理論は生徒たち にとって新鮮な発見であったようだ。 次は具体的な春の季語について。このあと生徒がその場で俳句を作ることとなるのだがこれ に先立っていくつか例をあげて説明いただいた。「竹の秋」「蛙の目借時」「桜蕊降る」などの 春の季語は生徒たちにとって新しい語彙の獲得となり、その視点の面白さも味わう事ができた。 いよいよ生徒たちはその場で俳句を作り、担任によって選ばれた一句は次の通り。 1春雨に降られて濡れて走り抜け 2草朧閉じては開く私の目 3恋心たくみに隠す朧月 4朧夜にゆらりゆらりと帰路につく 5青嵐や木陰に集う童ども 6春霞朝の大空流れ行け 7腹減ったああ食べたいな桜餅 8花冷えに夢を感じる目覚めかな 9竹の秋大地揺らして音となる 例えば、5の句は「季語が近い木陰を大樹にしたらどうだろうか」などその場で、これら の句を解説、さらに、連用形どめや二句一章、オノマトペ等についてもこれらの句をもってさら に説明していただきました。 生徒たちも「脳がフル回転した」「季語を知ることで今まで見てきたものが全く違うものに 思えてきた」「俳句をやってボキャブラリーを増やしたい」「みんなの句が素敵で自分のもので なくても誇らしい」「形の無いものに共感できるのがいい」といった感想をもち、短い時間でし たが得ることの多い良い「学びの時間」となりました。
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