職場環境の改善に向けて 5Sの取り組み 5S活動は、労働環境の美化と仕事の効率向上をおもな狙いに、取り組んでいます。 先行して取り組んでいる桑名DCを見習いながら、本部事務所・情報システム部・商品検査センターが2004年9月∼ 2005年3月を第一期として取り組み、組織全体の取り組みになってきました。 専務理事のもとに5S委員会を設置し、専務補佐を委員長に各職場から選出された委員15名と事務局によって活動の 柱を担いました。 「整理」 「整頓」 「清潔」 「清掃」 「躾」を標語にした改善活動を各職場単位で進め、その実践事例を委 員会へ持ち寄って交流し、事例の水平展開をはかることで組織全体の取組みとして推進しました。 9月から開始して、現在は「整理」 「整頓」 「清掃」の徹底をはかっている段階です。 整理 オフィス内には「使わない」のに保管しつづ けている不要な文書が多いことから、 まず職場 ごとに一斉廃棄日を決めて、 これらを捨てること から始めました。 整頓 商品部では、商品サンプルやクレーム品現物 の整理と整頓がうまくできないでいます。商品サ ■職場の巡視活動 月1回開催の5S委員会で職場を 巡視して要改善箇所を指摘しあ った。 ンプルの入荷から廃棄のサイクルをうまく手順 化していくように、少しずつ工夫がされるように なってきました。 物流部では、桑名DCを中心に、定位置管理が できるレベルまで進んできました。 清掃 整理整頓が進んだ部署では、 「汚れのある箇 ■文具の共有化 個人の引出しの中には「使われ ていない」文具が大量に眠って いた。それらを出し合い共有の 棚に整理して活用。 所」が認識されるようになってきました。そこで、 これまでは手のつけられなかった箇所の清掃に 少しずつ取り組まれるようになりました。汚れた 壁紙や窓ガラスなどの清掃に着手しました。 清潔と躾は、まだ取り組むことができていま せんので、第二期に取り組む課題です。 ■整理後の書棚 使われていない書類ファイルをま ず廃棄。空きスペースができ書棚 の整理ができた。 紙の使用量削減の取り組み 04年度は、本部施設を中心に全体で前年比10%削減の目標を設定し取り組みましたが、残念ながら目標は未達(ほ ぼ前年並みの実績)となりました。個々の部局では前年を大きく下回る部局があった一方で、全体使用量の約5割を 占める3部局のいわゆる「大口使用」に歯止めをかけることができなかったことが未達の最大の原因です。 05年度は、これら「大口使用」部局での使用量をいかに半減させるかが最大のポイントとなっています。使用量の大 半を占める会議資料を減らすために、会議のあり方を見直し、資料の電子化やパソコンを使用した会議運営など抜本 的な対策を検討します。 職場環境の改善に向けて 18
© Copyright 2024 ExpyDoc