授業科目 相談援助演習ⅢA 担当教員 坂本 雅俊・原田 奈津子・武藤 大

授業科目
展開方法
演習
相談援助演習ⅢA
担当教員
単位数
開講年次・時期
1 単位
坂本雅俊・原田奈津子・武藤大司
3 年・前期
必修・選択
選択
授業のねらい
ホスピタリティの精神に基づいて人々の自己実現を支援することができる。
相談援助の知識と技術に係る他の科目との関連性を視野に入れつつ、社会福祉士に求められる相談援助に係る知識
と技術について実践的に修得する。これらを専門的援助技術として概念化し、理論化し、体系化していくことができ
る能力を培う。
変動する地域社会における福祉の問題について具体的に対応できるソーシャルワーカーとして技能を身につけるこ
とを最終的な目標とする。
関心・意欲
学 生 の 授 業 に お け る 到 達 目 標
評価手段・方法
評価比率
高い意欲をもって、個人の活動、グループ討議等の演習に参
授業への参加度
加できる。
10%
思考・判断
グループディスカッシ
相談援助事例における具体的な課題について、総合的かつ包
ョン
括的な援助の方針を考えることができる。
課題レポート
10%
10%
技能・表現
グループディスカッシ
ョン
具体的な相談援助場面及び相談援助の過程を想定した事例に
授業での発表(参加・
おいて、専門的援助技術を使用できる。
取り組み)
課題レポート
10%
20%
10%
知識・理解
授業での発表(参加・
具体的な事例を通して、相談援助に係る専門的知識と技術を
取り組み)
説明できる。
課題レポート
10%
20%
・態度
出 席
受験要件
合 計
100%
評価基準及び評価手段・方法の補足説明 課題レポートでは、福祉の課題と専門知識に関する正しい理解に基づいて、理論的かつ明快に自分の考えを説明で
きたかを評価する。文字数不足及び誤字、脱字は減点の対象とする。また、課題レポートを未提出の場合は単位認定
を行わない。授業への参加において、遅刻は厳禁である。演習の参加やグループディスカッションについては、基本
的なコミュニケーション技術を活用しながら、有意義なディスカッションに貢献できたかを評価する。その他、授業
での発表内容を通じて、授業への姿勢や取り組み、基本的な福祉に関する知識や技術の理解度などについてもあわせ
て評価する。
授 業 の 概 要
社会問題を基盤とした相談援助事例、対象者別にみた相談援助事例、視覚教材等を活用しながら、課題への理解を
深める。グループディスカッションを通して、総合的かつ包括的な援助の方針を考える。具体的な相談援助場面及び
相談援助の過程を想定した実技指導(ロールプレイ等)により、専門的援助技術への理解を深め実技演習を行う。
教 科 書 ・ 参 考 書
教科書:社団法人日本社会福祉士養成校協会監修『社会福祉士相談援助演習』中央法規出版
『社会福祉用語辞典』 ミネルヴァ書房 授業外における学修及び学生に期待すること
グループディスカッションを行うので教科書の該当箇所及び事例を事前に読んでおくこと。
グループのメンバーを尊重し合いながら、積極的に発言すること、調べること、書くこと。
新聞やニュース、社会問題を取り上げた番組、映画等、広く社会の出来事に関心をもつことを期待する。
回
テ ー マ
予習・復習
オリエンテーション、授業の進め方、評価等の確認 演習に参加する意義と目的、
を行う
スケジュールを確認する
1
オリエンテーション
2
「社会的排除」を理解する。社
社会問題を基盤とした相 社会的排除と社会的排除へのソーシャルワークを学
会経済情勢の個人への影響を
談援助演習(1)
ぶ
理解する。
3
社会問題を基盤とした相 ミクロからマクロ・レベル実践に焦点を当てたソー ミクロ、メゾ、マクロの視点
談援助演習(2)
シャルワークの視点を学ぶ①
を理解する
4
社会問題を基盤とした相 ミクロからマクロ・レベル実践に焦点を当てたソー 「社会的マイノリティ」の課題
談援助演習(3)
シャルワークの視点を学ぶ②
を理解し関心をもつ
5
社会問題を基盤とした相 ジェネラリスト・ソーシャルワークの視点によるサ ジェネラリスト・ソーシャル
談援助演習(4)
ービス評価について学ぶ
ワークの視点を理解する
6
社会問題を基盤とした相
病院からの退院に関するソーシャルワークを学ぶ
談援助演習(5)
7
対象者別にみた相談援助 高齢者(認知症)とその家族への支援のあり方につい 認知症高齢者の家族の状況と
演習(1)
て考える
支援を考える
8
対象者別にみた相談援助 高齢者(要介護)とその家族への支援のあり方につい ソーシャルサポートを理解す
演習(2)
て考える
る
9
対象者別にみた相談援助 障害者(身体障害)とその家族への支援のあり方を考 障害者問題をとらえる様々な
演習(3)
える
視点を理解する
10
対象者別にみた相談援助 障害者(知的障害)とその家族への支援のあり方を考 障害のある人とのコミュニケ
演習(4)
える
ーションを理解し関心をもつ
11
対象者別にみた相談援助 障害者(発達障害)とその家族への支援のあり方を考 発達障害について理解し、関
演習(5)
える
心をもつ
12
対象者別にみた相談援助 障害者(精神障害)とその家族への支援のあり方を考 精神疾患と生活上の困難につ
演習(6)
える
いて理解し関心をもつ
13
対象者別にみた相談援助
日常生活場面での支援に関心
児童(児童養護施設入所)への支援のあり方を考える
演習(7)
をもつ
14
地域を基盤とした相談援 地域におけるサービス提供に関するソーシャルワー 地域の課題とインフォーマル
助演習
クを学ぶ
サポートに関心をもつ
15 まとめ
授 業 の 内 容 病院内の多職種とソーシャル
ワーカーの役割を理解する
受講生自身による振り返りとまとめを行う
演習の全体を振り返り、学び
(期限までに課題レポートを作成し提出する:詳細
得た成果をまとめる
については授業時に指定する)