学校通信 11 月号 http://www.miki.ed.jp./el/midohi/ H27.10.30 三木市立緑が丘東小学校 NO.7 10月23日のオープンスクールでは、早朝より多数参観い ただきありがとうございました。道徳の授業参観はいかがでし たか。本校では、道徳の授業の中で、主人公の心の成長に自分 を投影し考え道徳的価値を追求し、道徳的実践力(心)を養っ てきました。 、長年、本校の課題として、その道徳的実践力を 日常の道徳的実践(言葉・行動)に結びつけようと道徳のみな らず特別活動・学級会活動や国語の研究に取り組んできました。 道徳授業参観 しかし、私は、道徳的実践はやはり体験によって培われると確信しました。 「たいよう ばんざい」 。これは、5年生が音楽会で歌 う「セミ」の歌詞なのです。5年生は、自然学校の中で、 今シーズン1の寒さの中、二日続きのテント泊を経験しま した。カッパをまとい、友だちのぬくもりをまさに感じな がら寒さをしのぎました。キャンプファイヤーのあと、子 どもたちはだれかれと無く抱き合い泣いたのでした。とも にすごした5日間。3mの壁にチャレンジしたり、飯ごう すいさんをしたり、友だちと仲間と協力して難関を突破し ファイヤーの後、抱き合う 5 年生 てきたのでした。まさに、道徳的価値「信頼・友情」が高 まった瞬間と言えるでしょう。音楽会では、朝のつどいのたびに歌った「セミ」 。太陽の陽の光を浴 びて生まれてくるセミに自分たちを重ね合わせて歌ってくれるのではないでしょうか。 一方、 「空は今」は、被爆した長崎の今に思いをはせた曲です。 6年生は11月1日から広島に修学旅行に旅立ちます。 「なぜ広 島に行くのか」その答えを探しに行く旅であるといえます。東 っ子タイムの中で下級生に折り鶴を折る意味を教え、いっしょ に折った鶴を原爆の子の像に捧げます。そして、平和セレモニ ーを行い、この曲を歌います。子どもたちは、原爆の子の像の 前で、歌詞にこめられた思いや願いに共感し、 「生命尊重」の価 値を実感すると信じます。 千羽鶴を折る子どもたち 二学期、 「創から挑へ なかまをつくれ」と子 なかまをつくれ」 どもたちに呼びかけました。運動会・自然学校・ 空は今 何色ですか あの日と同じように 校外学習・音楽会と行事を友だちと創っていく中 空は今 青いですか はてなくすきとおるように で、絆が生まれ真の仲間へと成長してきています。 風の中で 時は流れ 時代が流れていく 授業の中で高めた道徳的実践力を体験によって その中で 生まれた私たちにできること 道徳的実践に結びつける。それこそ、本校のすす 新しい時代に 命をつないでいくこと める道徳教育と考えます。 ここで生きているんだ ここで生きていくんだ 11月14日の音楽会、たのしみにしてくださ 希望が 明日を照らしている 今 い。昨年度「子どもたちの歌声が変わりました」 といいました。今年は、さらに 仲間と声を合わす喜びを感じながら、いきいきと自らを表現する 姿をお見せできるようにがんばります。 校 長 古 谷 昭 文 空は今
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