地域パートナーHOT 情報 〔鳥取県〕 大山の豊かな自然に育まれ “季節を味わう大山Gビール” ~春の地ビールイベントが盛り沢山ですよ!~ 松井 眞一(産業振興課長) [email protected] TEL 082-224-5638 鳥取県の西部「伯耆富士こと、中国地域の最高峰・国立公園大山」の麓、標高300m の丘陵地に「くめざくら大山ブルワリー」があります。 平成8年に地元酒造メーカーの久米桜酒造と山陰酸素工業との合資により設立された 「久米桜麦酒(株)」がクラフトビールの醸造所(ブルワリー)として創業を開始。併設の 「出来たて地ビールが味わえる直営レストラン“ビアホフガンバリウス” 」が人気スポッ トとして注目を集めています。 「煉瓦作りのお洒落な外観のブルワリー」 「開放感のある“ガンバリウス”の店内」 大山の雪景色も未だ残る3月下旬、当局の畑野局長と同ブルワリーを訪問し、田村社長、 岩田工場長(マスターイバリュエイター)からたいへん丁寧なご説明をいただきました。 本号では、お二人からお聞きした「地元産の原料を自ら栽培し、ふるさとの自然を愛し、 鳥取から全国へ世界へ発信する“こだわりの地ビール造り”」について、ご紹介させてい ただきます。 美味しいビールを造るためには、美味しい仕込み水が不可欠です。同ブルワリーで使用 する仕込み水は、大山の伏流水を地下150mから汲み上げ使用されています。 大山の伏流水は、降り積もった雪がブナやミズナラなどの落葉広葉樹の森をゆっくりと 旬レポ中国地域 2015 年 5 月号 1 時間をかけて地下に浸透し、数百年後に山の麓に湧き出てきます。この純粋で美味しい天 然水(軟水)を仕込み水として使うことで、美味しいビールができあがります。 また、地元(大山産)の原料を使ったビール造りにもこだわりがあります。 平成14年から、町内近隣地において、地元産の二条大麦(鳥取県が開発したビール大 麦“ダイセンゴールド”)の生産を開始、そして、平成21年度からは、ブルワリーの隣 接地に自家農園を開設しホップの自家栽培も始め、これらを原料として造られる「大山ゴ ールド(夏限定) 」や「ヴァイエンホップ(秋限定)」は季節限定商品ですが、その限定の ビールを求めて来店する地ビールファンも多く人気の商品となっています。 更に、地元産の酒造好適米(山田錦)を使用した新商品「八郷ビール(この地はかつて 「八郷村」だったことから)」も商品化するなど、地元産の原料にこだわった新商品や季 節感を味わう多様な商品の研究・開発にも熱心に取り組まれています。 「大山を望む“ビール大麦”畑」 「自家栽培のホップ」 そういった研究熱心な岩田工場長のビール造りへのこだわりが評価され、大山Gビール 「ヴァイツェン」がイギリスで開催された「WBA2011(ワールド・ビア・アワード) で世界一」に選ばれるなど、国内外でのコンテスト受賞も多数です。 そして、同社の革新的な経営方針も高く評価され「平成26年度鳥取県経営革新大賞グ ランプリ(中国経済産業局長賞) 」を受賞されました。 旬レポ中国地域 2015 年 5 月号 2 「ビール造りを熱く語る岩田工場長」 「ブルワリーを訪問した際の畑野局長(中央)田村社長(右側) 」 そして、見学を終えた後、レストラン「ガンバリウス」で出来たてのGビールと地元食 材を活かした美味しい料理をいただきました。 レストランの料理にも、地元食材を使ったこだわりメニューも盛り沢山です。 春の行楽シーズンに少し足を伸ばして、山陰方面へ「くめざくら大山ブルワリー」を訪 ねてみては如何でしょうか! 「地元食材にこだわったメニューも豊富です」 くめざくら大山ブルワリー 「季節を味わう“Gビール”たち」 → http://g-beer.jp/ ブルワリーレストラン ビアホフ ガンバリウス → http://g-beer.jp/gambarius/ 「大山Gビール」は、ふるさと納税した方へのプレゼントの中でも人気のふるさと名物 です。 鳥取県ふるさと納税サイト → http://www.tottori-furusato.jp/ 米子市ふるさと納税サイト → http://www.yonago-furusato.jp/index.php 鳥取県伯耆町ふるさと納税サイト → http://www.houki-town.jp/new1/10/3/furusato/ 旬レポ中国地域 2015 年 5 月号 3
© Copyright 2024 ExpyDoc