News Release 日本工営株式会社 2015 年 1 月 27 日 カーボベルデ共和国サンティアゴ島上水道システム整備事業の契約調印を行いました 日本工営株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:有元龍一)は 2014 年 11 月、カーボベルデ 共和国の首都プライアでサンティアゴ島上水道システム整備事業の契約調印を行いました。 カーボベルデ共和国は、アフリカ大陸の西の沖合に位置し、大小 15 の島からなる島嶼国です。年間の 平均降水量が約 225 ミリメートルと非常に少なく、また火山島群島であることから地下水のポテンシャル も限定的で、慢性的な水不足の状況にあります。このため、海水の淡水化による飲料水供給能力の増強が 望まれています。 本プロジェクトでは、同国の人口の約半分が居住す 【事業位置図 】 スペイン ポルト ガル る首都プライアが位置しているサンティアゴ島に、海水 モロッ コ 取水施設の建設や、海水淡水化プラントの新設および既 設プラントの処理能力の拡張、各施設間を結ぶ総延長 130.4 km のパイプラインの建設を行います。島全体をカ バーする送水網の建設により、飲料水供給の安定化およ び安全な水へのアクセス改善を図ります。 契約期間は 62 ヶ月間(2019 年 11 月まで)で、日本 アルジェリア 西サハラ カ ーボベルデ モーリタ ニア サンティアゴ島 マリ セネガル 事業概要図 】 配水管路( 総延長 130.4km )の建設 配水池( 12ヶ所、合計容量 32,400m 3)の建設 ポンプ場( 12 ヶ所)の建設 工営とグループ会社の中南米工営㈱、その他 1 社の JV 新規海水淡水化プラント 20,000m 3/日)の建設 海水取水施設の建設 で施工監理等のコンサルティングサービスを行います。 JV 全体の契約金額は約 15 億円で、そのうち約 90%が当 サンティアゴ島 社グループでの受注となります。 本プロジェクトは円借款による初めての海水淡水化 事業であり、日本政府がさらに他のアフリカ諸国などで 海水淡水化事業に ODA 資金を供与することが予想されま す。当社は、これまで上水道分野で蓄積してきた技術力 既存海水淡水化プラント( 20,000m 3/日)の拡張 海水取水施設の建設 プライア( 首都) をベースに海水淡水化技術に積極的に取り込み、深刻な 水不足に悩む国々の発展に貢献すべく力を尽くします。 以上 ―お問合せ先― 日本工営株式会社 総合企画部 コーポレートコミュニケーション室 TEL :03-5276-2454 Email: [email protected] ホームページ:http://www.n-koei.co.jp/
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