2015年度 地域プロジェクト演習 公開発表会プログラム

2015年度 地域プロジェクト演習 公開発表会プログラム
2015年9月24日(木) 15:00~17:00
COCキャンパス A組まちの教室
1 開会にあたって
デザイン研究科長 城間 祥之 教授
2 各グループの発表
3 閉会にあたって
デザイン研究科長 城間 祥之 教授
【発表:16分、質疑応答:8分、入換1分、計25分】
タイトル/研究概要
予定時刻
【タイトル】
15:05
~
【研究概要】
15:30
【タイトル】
15:30
~
【研究概要】
15:55
【タイトル】
15:55
~
【研究概要】
16:20
【タイトル】
16:20
~
【研究概要】
16:45
グループ構成員
創成東地区まちづくりプロジェクト
創成東地区は、札幌市の魅力ある都市軸としての強化が期待されている。本学は札幌市
の重要な地域課題の解決に積極的に取り組む意向があることから、これまで培ってきた
まちづくりの知識やノウハウをいかして、行政、市民が一体となったまちづくりの推進 池田 浩一
に寄与することを目的として、札幌市との共同研究に取り組んだ。研究の対象地として 笹島 麻代
は、当地区の骨格軸である「東4丁目線」と今後、主要な拠点として土地の再利用が想
定される「中央体育館跡地」を対象とした。サッポロファクトリーで行われた計2回の
ワークショップには地域住民や有権者、行政関係者が参加し、それぞれの対象地に対す
るニーズの把握と課題の明確化を行った。デザイン提案として、東4丁目線では、歩行
者にとって魅力的ではないという課題をもとに、歩道の拡幅やファニチャー、広場の配
置などの提案を行った。中央体育館跡地では、地域に交流の場がない、子どもたちの遊
べる場所が少ないという課題に対し、近隣の小学校と連携して地域交流の場を創造し、 指導教員
羽深 久夫 教授
新たなコト・モノをつくる地域支援施設「アツマルバ」を提案した。
白ゆり美術館プロジェクト ”見たことがあるを発見する”作品の制作
本プロジェクトは、札幌市北区あいの里にある社会福祉法人悠生会「ライフプレステー 澤出 有里
ジ白ゆりあいの里」が「展示されている作品を通して人と人とをつなぐ」というコンセ 船山 哲郎
プトのもと独自に展開している「白ゆり美術館」において本学大学院デザイン研究科
山﨑 美咲
(澤出、船山、山﨑)が施設に訪れた人々をつなぐための作品を制作、展示を行うこと
で、施設と地域とのつながりをより強くすることを目的としたプロジェクトである。介
護福祉施設内にある美術館という独特の背景より、作品には①認知症の方にも楽しんで
いただけること②眺めるだけの作品ではないこと③会期中に変化する作品であること、
以上3点を取り込み、コンセプトを「見たことがあるを発見する」とし制作し、今後の
指導教員
作品の役割や展望を考察した。
片山 めぐみ 講師
飲食店トイレの環境改善による観光都市札幌のイメージ向上のための研究
トイレが美しいと店舗のイメージが8割向上し、汚いと客への配慮がなされない店舗と
認識されるという調査がある。また、飲食店にとって死活問題となりうる食中毒は、ト 北名 和宏
イレの飛沫や嘔吐物によっても発生する。これらを踏まえると、飲食店のトイレはその 小嶋 真仁
印象面や衛生面が顧客満足度に影響すると考えられ、飲食店の重要な構成要素と言え
村井 彩音
る。ところが、飲食店では清掃関係者ではなく調理や接客のスタッフがトイレ清掃をし
ている現状がある。
本研究では、科学面、意識面、心理面という三面から飲食店トイレの改善を試み、顧客
満足度の向上と観光都市札幌としてのイメージ向上を目的とする。科学面では、トイレ
に存在する菌を検知することで清掃マニュアルの作成と感染症予防を行う。意識面は、
指導教員
汚したら連絡できる仕組みにより客のトイレ美化への意識向上を促す。そして心理面
柿山 浩一郎 准教授
は、人はどこを見て汚いと感じるのか心理的要素を計測し清掃ポイントを明らかにす
三谷 篤史 講師
る。
ゴールデンエイジの児童を対象とした地方都市におけるマイナースポーツ振興支援活動の提案
2020年の東京オリンピック開催に向け、各種スボーツ団体が、競技者育成に取り組んで
いる。この中で、全日本アーチェリー連盟は、アーチェリー競技に関心を持ち、競技者 坂川 侑希
として取り組む児童の発掘をArea Management Leadership 事業(AML)として2年前か 諏訪 駿一
ら実施してきた。本研究では、小学生にアーチェリーを体験させる機会と保護者への説 渡部 純子
明の機会を設け、AML事業を支援することで、ゴールデンエイジの児童を対象とした地
方都市におけるスポーツ振興の方略について、実際の活動から考察をすることを目的と
する。そのために本研究では、アーチェリーとAML事業に関する様々な調査から、アー
チェリーをテーマとしたワークショップを設計し、札幌市内唯一の屋外競技場を持つ月
寒競技場付近にある、2ヶ所の児童会館で実施をした。ワークショップを実施し、児童
に直接訴求するという方略は、今後AML事業が解決すべき課題である、「社会体育とし 指導教員
細谷 多聞 教授
てのマイナースポーツ振興」に対して、1つの回答を示すことができたと考える。