平成26年度 第4回 光警察署協議会会議録

平成26年度
第4回
光警察署協議会会議録
開 催 日 時
平成27年1月27日(火)
開 催 場 所
光市中央2丁目1番14号
出
委
員
田原
秀夫、高橋
弘中
房枝、弘
15:00~17:00
光警察署大会議室
教信、宮内
勝男、
紘一郎、西田
加代子
計6名
席
者
警察署
議
題
1
署長、次長、警務課長、会計課長、生安課長、地域課長、交通課長、
警備課長
計8名
1
業務説明
2
管内の治安情勢と体感治安の向上方策について(協議)
会長挨拶
本日は、お忙しい中、第4回の協議会に御出席いただき感謝申し上げる。
昨年11月、県下警察署協議会の会長会議に出席したが、各協議会とも積極的に
活動されており、我々も協議会委員としてこれまで以上に意見・提言し、積極的に
関わっていきたい。
本日は、本年最初の協議会であり、諮問事項も体感治安の向上方策という安心安
全に直接関わってくる問題でもあることから、委員の皆様には積極的かつ忌憚のな
い意見・提言をお願いする。
2
(1)
業務説明
犯罪抑止総合対策の推進(署長)
平成26年中の犯罪抑止総合対策の推進状況について説明した。
(2)
交通死亡事故抑止総合対策の推進(署長)
平成26年中の交通死亡事故抑止総合対策の推進状況について説明した。
(3)
世界スカウトジャンボリー対策の推進(警備課長)
世界スカウトジャンボリーの開催概要とその対策について説明した。
3
協議(管内の治安情勢と体感治安の向上方策)
協議に先立ち、署長がパワーポイントを使って
○
過去10年間の犯罪情勢
○
過去10年間の交通情勢
○
過去5年間の警察安全相談受理状況、110番出動状況及び自然災害によ
る被災状況
○
体感治安の向上方策
「犯罪が起きにくい社会づくりの推進」
「交通死亡事故抑止総合対策の推進」
について説明した。
(委員)
管内の体感治安の良し悪し、地域が抱える問題、安心感を醸成する警察活動など
について意見、提言をお願いする。
(委員)
学校、公民館行事などで地域の治安について話をする機会があったが、全体的に
は光署管内での治安は良いと聞いている。
ただ、昨年11月27日、光市の歴史探訪会で光市の塩田地区を歩いた際、地域
が抱える問題として、交通状況の問題と有害鳥獣のサルの問題が話題となった。サ
ルは、イノシシやシカに比べ駆除もなかなかできない。学校の登下校で小学生に危
害を加える恐れがあり、見守り隊の方や交通立哨をする方の協力を得ているが、行
政問題として狩猟免許者を増やし、駆除することで対応する必要がある。
また、交通問題の要望として、塩田の佐田地区は、カーブに接して民家が建って
おり、見通しも悪く危険なので、今般、光市三井地区で始まる「ゾーン30」を佐
田地区にも設置できないかとの要望があった。
(交通課長)
光市三井に「ゾーン30」を設置したが、ゾーンでの速度規制については警察が
対応し、道路標示については道路管理者が担当する。
「ゾーン30」の設置は、市との協力による対応となる。
(委員)
一昨年頃から無施錠の自転車を狙った自転車盗が多いと聞いて、地元の岩田駅の
駐輪場と時々立ち寄る南岩国駅の駐輪場を見てみた。岩田駅では、無施錠自転車に
鍵掛けを促す札が何台も貼られているのが目立っていたが、最近は札が付いた自転
車が減ったように思う。
先ほど、犯罪抑止総合対策として警察官が1日1回は駅などを警戒し、無施錠の
自転車に札を貼っていたと聞き、警察官の地道な活動が功を奏したと改めて感じた。
また、以前は岩田駅に若者がたむろする姿が目立ち、高校に通う子供が不安がっ
ていたが、最近はそういった若者もいなくなり、子供も安心している。
駐在所の方が駅に集まる若者に地道に声かけをしていたと聞いており、警察官の
地道な活動が、体感治安の向上につながっていると考える。
(委員)
熊毛で車上ねらいが多発し、警察の方も見回りなど大変であったと思う。発生当
時は、車の鍵を壊されるので、車に鍵をせず、貴重品を車内に置かなければ被害に遭
わないという風潮もあった。この車上ねらいが捕まったと聞いて安心している。
熊毛で問題となっているのは、空き家が増えていることと、些細な事での近隣ト
ラブルなどである。
以前は、空き家に中学生が興味本位で入るといったこともあったが、警察の方が
パトロールしてくれているので、今は安心している。
少年問題でも、かつては学校で手が付けられなかった子供が、今は地元で真面目
に働いており、地元の人も温かく見守っている。
地域での問題解決は、地域の住民、ボランティア、行政、警察が連携することが
大切であり、連携により体感治安が向上すると思う。
(委員)
八代地区は、特殊詐欺の被害に遭いやすい高齢者が多いが、駐在所の方に熱心に
巡回してもらっている。地区を回ると、バイク、ミニパトで巡回する駐在さんの姿
を見ると安心するという高齢者の話をよく聞く。
パトロールして警察官の姿を見せることが、犯罪の抑止にも体感治安の向上につ
ながると考える。
(委員)
体感治安は特に問題はない。警察署と地域住民の信頼関係に尽きると考える。
一方、治安の責任は、警察だけが全て負うのかといえば、そうではない。地域住
民の安心安全、犯罪の抑止力としての警察の存在は大きいと認識しているが、やは
り治安問題は、市民一人一人の問題であると思う。
私は、海外を含め長い間、光市から離れていたが、外から光市を見るとテレビ等
の情報しか無く、テレビに出るのは悪いニュースばかりで、特に鮮明に記憶してい
るのは、猟銃による警察官の射殺事件と母子殺人事件である。当時は、この事件で、
光市は大変なところと仕事仲間からよく言われたものだ。
一市民として受けるお巡りさんの印象は、表情、顔、雰囲気から地方と東京では
違うと感じる。光署のお巡りさんは、表情が穏やかだが、東京のお巡りさんは、話
しかけても反応が薄いと感じている。
抑止力から見れば都市部の方が強く、いつ何時何があるか分からないという社会
そのものが緊張状態にあり、警察もそのことを前提に行動していると思う。
しかし、体感治安という面では、光市民の方が治安状況に安心しているのではな
いかと思うし、私自身も光市の体感治安は良いと思う。
そういう意味でも、これからも警察の方に地域の行事に積極的に参加していただ
くことが大事だと思う。
(委員)
私も大阪に勤務していたが、体感治安の面では、光市は良いと感じる。
私の住む室積地区も独居老人の問題や空き家問題があるが、これらの対策として
ミニパトや本署のパトカーによる巡回など警察の姿が目に見える活動を行うことが
住民に安心を与えると感じる。
また、地域のイベントに若い警察官も積極的に参加してもらうことが地域住民と
のつながりにも良いのではないかと思う。
これからも、パトカーや自転車で地域を巡回し、イベントなどにも積極的に参加
してもらい、警察官の姿を見せることは大事であると思う。
(委員)
先ほども話したサルの問題であるが、駆除に関しては警察ではなく市の行政に言
うべきであるが、なかなか難しい面がある。私たちもサルを駆除するために狩猟免
許を取得し、駆除にも乗り出しているが、高齢化もあり、猟銃免許の取得も難しい
と聞いており、猟銃所持者の裾野も広がらないと聞いている。
(次長)
猟銃を使用した事件などあり、所持など厳格化されているが、基本的には一般人
が取得できない免許ではない。
(署長)
狩猟免許の問題は、一地域の問題というよりも、県下全体の問題である。
猟銃所持者が減少する中で、猟友会メンバーの高齢化といった問題もある。
山口県では、免許取得者を増やすために、免許取得時の補助といった対策を取っ
ているようだ。
(委員)
サルが住民に危害を与えたり、危害を加えそうだというときには、警察も対応す
るのか。
(署長)
警察は、危害を加えるサルか否かにかかわらず、住民から通報があれば出動して
いるし、警察でできる対応も執っている。
(委員)
今回は、体感治安の向上と言う我々にも直接関係のある諮問事項であったが、今
後も、ミニパト等による警察官の姿を見せる活動、地域の各種イベントへの参加協
力を引き続き強力に推進していただきたい。
4
配付資料
業務説明資料(警察署作成)
5
その他
次回の警察署協議会は5月下旬に開催することとした。