中国中央病院 産婦人科病棟 2015 年 2 月号 VOL・202 暦の上では立春ですが、まだまだ寒い日が続いていますね。皆さん、風邪などひかれていませんか?妊娠中は体の 変化や周囲の環境などの影響で、普段よりストレスがたまりがちです。特に、妊娠初期はホルモンの影響によって、 精神的にも不安定になりやすいものです。今回は「妊娠中の上手なストレス解消法」についてお話したいと 思います。 ・話し相手は頼もしい味方 妊娠初期には、体がしんどいこともあり、なんとなくイライラしたり、何に対しても自信が持てなくなってしま うことがあります。そんな時は、ひどく落ち込んだり、一人で考えているだけでは余計に辛くなってしまいます。 親しい友人や出産経験のある人に、積極的に声をかけて話しを聞いてもらいましょう。ちょっと話しをするだけ で、どうしてこんなことを考えていたんだろうと、思い直せることもあります。また定期健診は体の不安を解消 する絶好のチャンスです。外来相談室などを利用し、どんな小さな事でも、遠慮しないで聞いてみましょう。 ・パパの協力はかかせない 妊娠中は精神的に不安定になることは誰でもあります。パパは温かい目で見守ってあげて下さい。 気分がすぐれず、家事など何もする気がなくなってしまう場合もあります。パパには、最初は少しずつでも家事 を手伝う心遣いが欲しいものです。時には、ママがイライラして当り散らすこともあるでしょうが、そんな時も 妊娠中であることを理解してあげて下さい。ママの話しに耳を傾けたり、パパから、体の具合を聞くなど不安定 なママの心の支えになってあげてくださいね。 ☆パパへのひとくちアドバイス♪ 妊娠 27 週頃から赤ちゃんの耳が聞こえるようになります。赤ちゃんに話しかけたり、お腹に触れて胎動を感じ たり、スキンシップを図っていきましょう。赤ちゃんがどんな風に育って欲しいのか、育児をする時にこれだ けはやってあげたいなど夫婦の思いを話してみるのもいいですね。 ・ストレス解消方法をみつけよう 手軽な方法としては、好きな音楽を聴いたり、肩の凝らない本や雑誌、マンガ などを読む。また、産まれてくる赤ちゃんのために、ベビー用品を手作りして みてはどうですか。書くことが好きな人なら、マタニティ日記をつけてみるの もいいですね。 妊娠初期は、つわりや身体の変化のためにしんどい時 もありますが、中期になると身体の状態が安定してく るので、前向きな気持ちになってきます。後期はお腹 が張りやすいなどの症状が出やすくなります。妊娠を 自己管理し、出産への心身の準備として、例えば母親 学級を受講し、出産の経過や呼吸法を勉強してみまし ょう。 ~母親学級のお知らせ~ 場所:講堂AB 時間:13 時30 分~ 2 月4 日(前期)2 月18 日・25 日(後期) 祝日のため第2→第3 週に変更になっています。 3 月4 日(前期)3 月11 日・25 日(後期) *産婦人科外来に予約ノートがあります。 編集担当:信岡
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