授業科目名 スポーツジャーナリズム論 単位数 2 担当教員名 茂木 宏子

授業科目名
スポーツジャーナリズム論
単位数
2
担当教員名
茂木 宏子
担当形態
単独
授業の到達目標及びテーマ
(1)
スポーツが成立してきた社会的背景やその変遷を理解する。
(2)
スポーツジャーナリズムの役割と機能について理解する。
(3)
スポーツジャーナリストになるための基本的な技能を習得する。
授業の概要
現代社会において、スポーツとメディアは切っても切り離せない関係にある。メディアにとってスポ
ーツは重要なコンテンツであり、スポーツもメディアに報じられることで発展する。しかし、スポーツ
ジャーナリズムのあり方について、論じられる機会はほとんどないのが実情である。
本講義では、
「スポーツとは何か」
「ジャーナリズムとは何か」という原点から説き起こし、スポーツ
とメディアの変遷、ナショナリズムや商業化など現代スポーツが抱える問題を踏まえつつ、スポーツジ
ャーナリストの役割や必要な資質について考える。その上で、自ら設定したテーマについて原稿を作成
し、スポーツを報じることの面白さと難しさを実践的に学ぶ。
授業計画
第1回:スポーツとは何か?(1)スポーツの成り立ちと社会背景
第2回:スポーツとは何か?(2)スポーツと体育はどう違うのか
第3回:ジャーナリズムとは何か?
第4回:ジャーナリズムの機能とメディア特性
第5回:スポーツジャーナリズムの変遷
第6回:スポーツの商業化とメディア
第7回:スポーツのグローバル化とメディア
第8回:スポーツファンとメディア
第9回:スポーツをめぐる諸問題を考える 〜暴力・差別・ドーピング・賭博・自然破壊〜
第10回:スポーツジャーナリストになるには?(1)問題意識と企画力
第11回:スポーツジャーナリストになるには?(2)情報収集力
第12回:スポーツジャーナリストになるには?(3)取材力
第13回:スポーツジャーナリストになるには?(4)文章構成力
第14回:2020年東京オリンピック・パラリンピックとジャーナリズム
第15回:21世紀のスポーツとジャーナリズムの役割
定期試験
スクーリングでの学修内容
単なる観戦者とは違うスポーツジャーナリストとして必要な観察力はもとより、企画力、取材力、文章構成力
を養うための基本的な知識とノウハウを学び、自らの問題意識に基づいて実際に原稿を書いてみる。それらをも
とに受講生同士でスポーツを取り巻く諸問題について論じ合う。
(主に第11回〜第13回の内容を含む)
テキスト
『よくわかるスポーツ文化論』 井上 俊・菊 幸一編著 ミネルヴァ書房 2012年
参考書・参考資料等
『テキスト現代ジャーナリズム論』 石澤靖治著 ミネルヴァ書房 2008年
『現代スポーツのパースペクティブ』 菊 幸一、清水 諭、仲澤 眞、松村和則編著 大修館書店
2006年
『玉木正之 スポーツ・ジャーナリズムを語る』 国士舘大学体育・スポーツ科学学会 2003年
『インタビュー術!』 永江 朗著 講談社現代新書 2002年
『オリンピック・レガシー 2020 年東京をこう変える!』 間野義之著 ポプラ社 2013年
※その他、必要に応じて適宜紹介する
学生に対する評価
スクーリング評価(25%)
、レポート評価(25%)
、科目修得試験(50%)を総合して評価する。