クリスマス及び年末に向けた防犯対策及びテロ被害防止対策 毎年、クリスマス及び年末に向けて強盗や窃盗等の犯罪が多発する傾向があ り、本年後半にはオートバイに乗車した犯人による邦人被害の路上ひったくり 等の一歩間違えば命に関わる犯罪被害も発生しております。 また、11月13日にはフランス・パリにおいて同時多発テロが発生してお り、全世界的にテロ発生の可能性が否定できない情勢にありますので、以下の 点に留意して安全確保に努められますようお願い申し上げます。 1 クリスマス及び年末に向けた防犯対策 (1)多額の現金や高価な物(スマートフォン等の電子機器等)を持ち歩かな ければならない場合は、バッグ等に入れて安易に取り出さない等、目立た ないようにする。 (2)通行人の多い商業地区でも、貴金属等の装飾品を過度に身につけて目立 つことがないようにする。 (3)商取引等の多額の現金の受け渡しは銀行振り込み等を利用し現金の持ち 歩きを避ける。 (4)家屋や自動車への出入りは、予め鍵を取り出しておく等して速やかに行 う。 (5)夜間は明るい場所を歩くかできる限り自動車で移動し、無用の外出を避 ける。 (6)外出の際は周囲の状況に注意し、尾行されていると感じたら直ちに人混 みに紛れるなどして尾行をかわす。 (7)万一、不審者を見かけた場合は、警察官に届け出る。 (8)不意に襲われてもかわすことができるように、両手で一度にたくさんの 荷物を運ぶなどの無防備な状態を作らない。 (9)荷物等は自動車の後部座席その他外側から見える場所に放置しない。 (10)床屋での盗難事件(置き引き)が増加することから、散髪の際には所持 品を身から放さない。 (11)定期的に外出する場合であっても、時間や経路を変える等して犯罪者に 行動を読まれないようにする。 (12)万一、ひったくりや強盗等に遭遇した場合は身体の安全を最優先に考え、 安易に抵抗するなどして犯罪者を刺激しない。可能であれば、犯人の身体 特徴や使用車両のナンバーを記憶するなど事後の警察への通報に備える。 2 テロ被害防止対策 (1)テロ事件や不測の事態に巻き込まれることのないよう、新聞・テレビ等 により最新の関連情報の入手に努める。 (2)テロの標的となりやすい場所(政府・軍・警察関係施設、公共交通機関、 観光施設、デパートや市場など不特定多数が集まる場所)への往来は可能 な限り避ける。 (3)テロ・爆発事件に遭遇した場合に被害を最小限に抑えるため、予防措置 として、外出先における ア 退避ルートの確認 イ ウ 隠れられる場所の確認 常に周囲の状況に注意を払い、不審者や不審物を見かけたら速やかに その場を離れること を徹底する。 (4)万一、テロに遭遇した場合は、 ア その場に伏せるなど直ちに低い姿勢をとる。 イ 頑丈なものの陰に隠れる ウ 周囲を確認し、可能であれば、銃撃音等から離れるよう、速やかに、 低い姿勢を保ちつつ安全なところに退避する などの措置により身の安全を図る。 (5)参考 海外旅行のテロ・誘拐対策パンフレット (http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph.html)も併せて参照くださ い。
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