1 公共施設等の老朽化対策について

【別紙
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意 見 交 換 議 題 ( テ ー マ )】
公共施設等の老朽化対策について
(兵庫県市議会議長会)
【テーマの趣旨】
各地方公共団体においては、苦しい財政状況を踏まえ、今ある公共施設等
を長持ちさせるために、計画的に大規模な施設改修・設備の更新を実施して
いる。
施設改修における国の財政支援は、
「既存の施設に新しい機能を大幅に追加
する、構造を変えるような大規模改築・改修工事」が該当になるが、現実に
は、老朽化した既存設備の更新などにも多額の経費を支出している。
また、過去に造られた施設が老朽化して更新が必要となった場合、人口減
少等により複数の施設を統廃合するなどして、効率的な管理・運営をするこ
とが求められる。
公共施設等総合管理計画に基づいて実施する老朽化施設の集約化・複合化
又は転用事業については、交付税措置のある起債が創設されたが、長寿命化
に資するための施設の改修・設備の更新には、交付税措置のない起債しか活
用できない場合がある。また、除却だけの場合も、特例措置で新設された一
般単独事業債(交付税措置なし)が活用できるのみである。
そこで、国が求める公共施設等の総合的かつ計画的な管理(統合・更新・
長寿命化対策等)を推進するための費用について、地方財政措置の拡充が必
要であり、地方議会協議会の場を活かして、市町と県が連携して取組める方
法等について意見交換を行う。
【意見交換したい内容】
当市議会議長会では、本件について8月24日・25日に各省庁へ要望活
動を行ったところである。
また、全国市議会議長会においても市役所等の公共施設の耐震化、並びに
道路、橋梁、上下水道等のインフラ資産の耐震化や維持補修の強化を図るた
めの防災・減災及び老朽化対策等に係る財政措置について国へ要望を行った
ところである。
公共施設等の総合的かつ計画的な管理を推進するための財源確保に関し
て、例えば兵庫県地方分権推進自治体代表者会議の活用など、市町と県の
連携方策について、ご意見を伺いたい。