改善ステップ表を用いた経営改善計画

改善ステップ表を用いた経営改善計画
(金融機関名) 豊橋信用金庫
1.動機(経緯)
2.概
要
中小企業の経営改善支援活動の中で、支援先が主体的に行動するプロセスや社長や従業員のモチベー
ションを高める支援活動の重要性を再認識し、それらの中小企業の特性を支援活動に組み入れるため、
金庫独自の「改善ステップ表」を使った支援活動を行なっている。
経営改善支援活動のツールとしては「経営改善計画書」を基本に「改善ステップ表」を併用している。
「改善ステップ表」は改善項目を 5 項目考え、進捗状況を 10 段階に分けて評価している。
「改善ステップ表」は中小企業が直面する課題を、一歩一歩階段を登るように、改善してステップアップを
図ることを目的としている。
支援にあたっては直線的に結果を求めるのではなく、プロセスを柔軟に支援先の特性を十分考慮して、支
援先と一体となってきめ細かい支援活動を展開している。
3.成果(効果)
「経営改善計画書」を基本に「改善ステップ表」を併用することによって、支援活動に「相乗効果」が生まれ
た。
信用格付のランクアップ率の増加が成果として現れた。(信用格付ランクアップ率:平成18 年19.8%から平
成 19 年度は 25.0%に増加)
4.今後の予定
(課題)
当金庫の取り組みが支援先との信頼関係を高め、地域活性化に役立つように継続的に続けていく方針。