マレー州立大学

マレー州立大学[アメリカ]
マレー州立大学[アメリカ]
Murray State University
マレー州立大学
■所在地
102 Curris Center, Murray, KY 42071,U.S.A.
ホームページ:http://www.murraystate.edu/
沿
革
経済学部:語学留学(英)/専門留学
外国語学部:語学留学(英)
1922 年に創立されたマレー州立大学(MSU)は人口2 万人のケンタッキー州マレー市に位置し、世
界 64カ国から集まった約 4,500 人の海外留学生を含むおよそ1 万人の学生が学んでいる。学士課程
には64の学科があり、経営学科、看護学科、初等教育学科の人気が高い。MSUは南部諸州の大学
ランキングでトップ 10にランクしている。
特
色
◦経済学部 / 外国語学部相互乗り入れの提携校。
◦授業料免除の交換留学(専門留学のみ):経済学部、外国語学部合わせて 2 名。
◦語学留学(ESL)
、語学留学 + 学部 / 専門留学、学部 / 専門留学など多様な留学形態。
◦英語研修課程(ESL)は6つの英語能力別クラス編成で、TOEFL 対策講座など学部入学を目標とす
るきめ細かな指導が定評。
宿
泊
生
活
条
件
学生寮(2 人部屋)
。
MSUのあるマレー市の犯罪発生率は非常に低く、大学のキャンパスは全米で最も安全なキャンパス
と言われる。町ゆく人々も親切で、家族、宗教、友情を重んじる南部特有の風土が特徴である。
◦両学部:授業料免除での交換留学はTOEFL iBT 71 点(TOEFL 525 ~ 530 相当)以上。
◦経済学部:TOEFL 400 点以上(語学留学)。
◦外国語学部:英語 2 専攻、国際交流・国際協力専攻は TOEFL 450 点以上、その他の専攻は各
専攻で相談。
(語学留学)
両学部とも、語学留学中にTOEFL 475 点を取得すれば次の学期から専門科目の履修が可能。
留 学 時 期
2 年次または3 年次の第 2 学期から4ヶ月、7ヶ月または10ヶ月。
留学体験記
経済学部経営学科 2013年留学 斉藤 和也
2013 年 8 月から英語力、国際力の向上を目的とし、アメリカのマレー州
立大学で留学させて頂きました。田舎で治安が良く、落ち着いた大学でおよ
そ 9 ヵ月間、非常に内容の濃い日々を過ごすことができました。
まずこの留学当初を振り返ると、英語を聞く力、話す力が乏しく、私は自
分のコミュニケーション能力の低さに不甲斐なさを感じていました。留学前
は英語を1つの学問として、机と向き合い勉強していましたが、ツールとし
ての英語の勉強を疎かにしていたことに初めて気づかされました。最初の
1 ヵ月間は地理も分からず、学費の支払い方、寮や食堂の仕組みなど、知ら
ないことばかりで、おまけに自分の英語が伝わらないことが多く、相手の英
語を話すスピードは容赦なく速かったため、知らないことを人に尋ねるには
勇気がいりました。しかし、そのような環境の中でもチャレンジし続けるこ
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とにより、英語を聞き取ることにも慣れ、自分の言いたいことを簡単に言える
ようになりました。今回の留学では、英語を自分の第 2 言語として鍛えあげる
ことができ、積極的に英語を実際に使ってみることにより、徐々に話せるよう
になるのが実感できました。
上半期の授業ではESLというプログラムに入り、英語をただ勉強するの
ではなく、韓国、中国、サウジアラビア、インド、ブラジルからの留学生が多
い中、異文化交流の第一歩を簡単に踏み出すことができました。下半期は専門
留学としてマネージメントやマーケティングといった学部の授業を受けまし
た。週 5 日授業があり、ESL と比べると、科目は少なかったですが、1 つあたり
の授業時間は長かったです。授業に出てくる単語も専門的なものが多く、難易
度はESLと比べると非常に高く、定期的に試験が行われていたので、内容を
理解するためには予習、復習が欠かせませんでした。教科書や文献を読む時間
も長くなりました。専門の科目の授業では、やはり現地の学生が多く、日本と
は違った雰囲気の授業を体験することができました。というのも、日本とアメ
リカの文化の違いによるものだと思われますが、アメリカではフラットな関
係が築き上げられ、講師と学生の距離感が非常に近く、また、個性やアイデ
ンティティが大事にされている環境でした。また授業中はかなり自由に学生
から質問が飛び交い、それに対して講師は一つひとつ丁寧に説明し、逆に講
師が投げかけた問に対しては、ほとんどの学生が自信を持って自分の意見を
誇示していました。日本とは違った、まるでディスカッションのような授業
を体験することができました。学生一人ひとりの学ぶ姿勢を強く感じなが
ら、独自の意見を持つ重要さにも気づかされ、強い刺激となったと同時に、
日本人学生の1人として見習わなくてはならない部分だと思いました。
マレー州立大学周辺は夜も日本と同じように静かで、夜も安心して歩ける
ほど治安は良いです。平日は授業を受け、放課後は予習復習や、その日に出
た課題を取り組んでいました。また前期は後期に専門の科目を取るために、
よく図書館へ行き、夜遅くまで TOEFL の勉強をしていました。勉強だけで
はなく、友人とジムへ行き、気晴らしに運動もよくしていました。休日は近
くの別の町まで遊びに行ったり、映画を観に行ったり、料理を作ったりと充
実した日々を友人と過ごしました。
今回の留学では国際共通語としての英語の重要さに改めて気づかされまし
た。留学を終えたこれからも勉強し、向上させていきたいです。また当初の
目的以上に、学んだこと、得たものが多く、様々な経験をさせて頂き、私の人
生のかけがえのない財産となりました。留学前の目標であったアメリカ本場
の授業を受けることができましたし、日本以外の国の友人もたくさん作るこ
とができ、国際人としての人生のスタートラインに立つことができたと思い
ます。英語力もかなり向上したことが実感できます。初めての経験が多く、
留学を通して何事にもチャレンジし、行動に移す大切さも身に染みました。
この素晴らしい留学を支えて頂いた、麗澤大学と両親に感謝の気持ちでいっ
ぱいです。極めて貴重な時間を過ごすことができました。この 9 ヵ月間で養
い培った力を今後の自分の将来に向けてどう活かすのか、よく考えて生きて
いきたいと思います。
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