IJ T 2015 9月号 ICC News Vol.17 発行日 2015・9・15 IN PHILIPPINES IJT 2年 前川 きあぬ 私は9日間NGOの海外インターンシップ&英会話レッスンに参加するためフィリピンに行きました。フィリピンがどのよう な国か知らなかったし、行く前は楽しみより不安の方がはるかにありました。フィリピンでの活動は午前中に英会話レッス ンをし、午後にボランティア活動でした。 午後の活動は主に小学校、高校、大学といった学校での活動が多かったです。そ こでは日本での生活を英語で説明したり、折り紙を教えたりして楽しみました。大学生は日本語を勉強していたので、その 学生たちが日本語の劇を披露してくれたり、また私たちも同じように劇をしたりして交流しました。 私はフィリピン人の英語力がとてもすごいと何度も思ったのと同時に、自分 は全然話せないし勉強しているのに使える英語になっていないなと痛感しま した。間違うことを恥じずに勇気を出して話すことの大切さを学びました。 私はフィリピンで感じたことがあります。それはあまりにも日本が贅沢で幸 せな環境にあるということです。ある日、街を歩いていたら、小学生くらい の子供に「お金ちょうだい」と言われました。発展途上国は、野菜や、しっ かりとしたご飯を買えないため、安いお菓子ばかり食べて体に悪い生活をし ている子供達がたくさんいると聞きました。私たちが1日3食毎日当たり前 のように食べれることが世界のどこかでは当たり前じゃないという事を忘れ ないようにしようと思いました。私が滞在していたところは高級住宅地のよ うな所だったけど、少し離れてみれば、家は手作りで周りにはゴミがたくさんあるような所がたくさんありました。なぜこ んなに貧富の差があるのだろう、と思いました。けれどもそこに住んでいた人はみんな笑顔が素敵でした。 日本の学生は学校に行ける事が当たり前に感じていると思います。授業中寝たり、授業 とは違う事をしてしまう時がありますが、フィリピンの学校へ行った時に思ったのは、 学生はみんな積極的で寝ている人は1人もいなくて、気になったらすぐメモを取ってい ました。私はそれを見て自分の日本での生活態度を改めようと思いました。 今回のフィリピンの体験は、私にとってすごく大きな経験です。日本や、有名な旅行先 に行くだけでは体験できないこと、感じられないことがたくさんありました。フィリピ ンに行ったことで自分がどれだけ優れた環境にいるか改めて考えさせられたし、何事に も感謝する気持ちを忘れないようにこれから過ごそうと思いました。 これからも海外インターンシップやボランティアに積極的に参加して、視野を広げたいです。
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