序 章 - 豊山町

序 章 はじめに
序章
はじめに
1.都市計画マスタープラン改訂の背景
豊山町都市計画マスタープランは、平成22年を目標年次とする法定計画として平成5年6月に策定
し、これにもとづき豊山町のまちづくりを推進してきました。この間、平成17年2月には、本町の都
市構造・経済に大きな影響を与えていた名古屋空港の機能転換が行われ、加えて、近年の少子高齢化の
進行など、社会経済情勢に大きな変化が見られています。このような変化に対応した新たなまちづくり
の方向性を明らかにすることが求められています。
1)
社会・経済情勢の変化と都市計画制度の変化
自治体を取り巻く社会情勢として、少子高齢化と人口減少社会の到来、地方分権の進展と住民
参画・協働意識の高まり、地域経済を取り巻く環境の変化、地球環境問題、価値観や生活様式の
多様化、安全・安心意識の高まり、情報化の進展、教育に対する関心の高まりなど、さまざまな
変化がみられます。
こうした社会・経済情勢を反映して、平成10年に地方分権一括法による都市計画法の改正が
行われ、都市計画に関する事務は原則として自治事務となり、市町村が主体的に都市計画を進め
ていく仕組みが整えられました。また、平成12年には社会・経済情勢に対応するべく都市計画
法の再度の改正が行われ、平成14年には住民による都市計画提案制度の創設等、住民参加型の
まちづくりへの転換が明確となりました。更に平成18年には人口減少・超高齢社会の到来に備
え、既存ストックを活用したコンパクトなまちづくりを進めるための改正も行われています。
2)
名古屋空港の機能転換
平成17年2月の中部国際空港の開港に伴い、名古屋空港は県営空港として小型航空機中心の
「都市型総合空港」へ機能転換が行われ、これにより地域経済・雇用・財政などへ急激かつ直接
的に影響を及ぼすことが明らかとなりました。本計画の背景が大きく変化したことから、旧名古
屋空港用地を中心として新たに地域振興に資する土地利用転換を誘導するために、平成17年3
月と平成21年3月の2回、都市計画マスタープランの一部改訂を行ったところです。
こうした本町を取り巻く変化に対応した、新しい豊山町のまちづくり方針を定めるため、地域住民の
参加を前提とし、現行都市計画制度のあり方、愛知県の都市計画の見直し方針等との整合を図りながら、
豊山町都市計画マスタープランの全面的な見直しを行うものです。
1
2.都市計画マスタープランのあらまし
1)
都市計画マスタープランとは
豊山町都市計画マスタープランは、都市計画法第18条の2に規定される「市町村の都市計画
に関する基本的な方針」として豊山町がとりまとめたものです。町の上位計画である「豊山町第
4次総合計画」や愛知県が定める「都市計画区域の整備、開発及び保全の方針」等の計画に即し、
概ね20年後の都市が目指すべき姿を展望しながら、概ね10年を目途とし、それを実現してい
くための主な方策を明らかにした計画といえます。
2)
都市計画マスタープランの構成
本マスタープランは、大きく分けて以下の3編により構成されています。
<第1章
豊山町の現況と課題>
本町の都市計画及び社会資本整備等の実態を把握し、都市計画上の課題を示しています。
<第2章
全体構想編>
豊山町全体の将来像を明らかにし、土地利用、都市施設及び市街地開発事業等に関する全体
的な方向性を示しています。
<第3章
地域別構想編>
町域を3つの地域に分け、それぞれの地域特性に応じた実践的なまちづくりの方針を示して
います。
3)
都市計画マスタープランの策定方法
都市計画マスタープランの検討にあたっては、協働によるまちづくりを進めるため、職員に加
えて学識者、公募町民等からなる豊山町都市計画マスタープラン策定委員会を組織し進めました。
また、地域別構想に関しては、公募町民等により構成される地域別懇談会を開催し、ワークシ
ョップ方式により、地域の特性や課題、地域ごとのまちづくりのアイデアを抽出したうえで、構
想の策定を行いました。
2
【策定体制】
都市計画審議会
豊
諮問・答申
山
町
長
議
報告
会
豊山町都市計画マスタープラン
策
検討
豊山町都市計画マスタープラン(案)
全体構想と地域別構想のとりまとめ
員 会
検討
全 体 構 想
都市計画の今後10年
間のガイドライン
・豊山町の主要課題
・都市づくりの理念と目標
・都市計画の整備等の方針
提案
整合
意見反映
整合
第4次総合計画
住民アンケート
※総合計画の住民アンケートに都
市計画に関する設問を加えてフィ
ードバックする。
検討
整合
コンサルタント
事務局 : 都市計画課
〈 庁 内 作 業 部 会 〉
反映
運営等
愛知学泉大学
【官学連携】
地 域 別 構 想
住民主体のまちづく
り活動実践ガイドラ
イン
・地域別主要課題
・地域別まちづくり目標
・地域別まちづくり基本
方針
域
別
地
ワークショップ
定 委
パブリックコメント
意見反映
各部門別計画
・地域福祉計画【福祉課】
・地域防災計画【総務課】
・生涯学習まちづくり基本計画
【生涯学習課】
・耐震改修促進計画【都市計画課】ほか
●策定委員会による計画づくり
●ワークショップによる住民参加
学識経験者、地域住民、町職員等か
らなる策定委員会を組織し、都市計画
区域マスタープランとの整合を図りな
がら素案の策定を行います。
地域のまちづくりの課題抽出と解決のために、地域別構
想の検討には小学校区単位で住民参加のワークショップを
実施し、意見交換を行う中で、まちづくりの目標等につい
ての検討を行います。
計画づくりへの住民参加手法
3
3.都市計画マスタープランの目標年次
「都市計画運用指針」(平成18年
国土交通省)によれば、県が定める「都市計画区域マスタープ
ラン」においては、概ね20年後の都市の姿を展望した上で都市計画の基本的方向を定めるとともに、
市街地の規模や都市施設、市街地開発事業については、概ね10年後の将来予測を行い、整備の目標を
示すこととされています。
この方針を受け、本マスタープランは現在愛知県において策定中の「都市計画区域の整備、開発及び
保全の方針」と整合を図るため、基準年次を平成22年とし、10年後である平成32年(西暦202
0年)を目標年次として設定します。なお、必要に応じて適宜補足改定を行うものとします。
4