フロートレス工法(マンホール浮上抑制工法)

マンホール・マンホール関連設備・工法
管渠関連施設・工法
過剰間隙水圧を消散弁により瞬時に消散させマンホールの浮上を抑制
フロートレス工法(マンホール浮上抑制工法)
下水道既設管路耐震技術協会
住 所 〒105-0004
東京都港区新橋5-33-11 日本ヒューム
(株)内
T E L 03-3437-6454
F A X 03-3433-2945
U R L http://www.gkktgk.jp/
平成 25 年 6 月に土木学会「技術開発賞」受賞
工法の概要
フロートレス工法は、専用の取付装置により消散弁を
設置し、地震時に発生する過剰間隙水圧を瞬時に消散
させ、
マンホール周辺地盤の液状化現象を抑え、
マンホ
ールの浮上を抑制するものです。
設置する消散弁の個数は、モデル基本式を用いて液
状化時のマンホール浮上量を計算し、浮上量が許容目
標(10cm未満)範囲内となるように消散弁の設置深度
と設置個数を繰り返し計算して求めます。消散弁は受圧
板・ソケット・メッシュ等で構成し、地震時に過剰間隙水
圧が加わると受圧板が外れることで水圧を消散させま
す。消散弁の地盤側はメッシュ構造になっており、土砂
等がマンホール内に流入するのを防止します。消散弁の
開放後に応急止水と受圧板の取り替えが可能です。
施工の手順
工法の特長
1.マンホール内に消散弁取付装置を設置します。
2.所定の削孔深さまで一次削孔し、コアを除去します。
3.事前に測定したマンホール壁厚さの3mm残し程度
まで二次削孔します。
4.消散弁を圧入し、残した壁の薄肉部を破断して設置
します。
5.消散弁の周囲を早強性の止水モルタル等で充填仕上
げします。
1.液状化現象による既設マンホールの浮上を非開削に
より抑制します。
2.スピーディーで、安全・確実な施工が可能です。
3.施工費が経済的です。
4.わずかな作業スペースでの施工が可能です。
5.地域住民の生活や交通などへの影響が少ない工法
です。
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