平成27年度 岩倉市国民健康保険保健事業実施計画書 1 目的 岩倉市国民健康保険の被保険者の健康の保持増進に向けて、総合的かつ効果 的に保健事業を実施するため、以下に定める基本方針等に基づいて事業を実施 するものとする。 2 基本方針 (1)特定健康診査・特定保健指導の推進 「岩倉市国民健康保険特定健康診査等実施計画」に基づいて、特定健 康診査・特定保健指導を実施し、生活習慣病の早期発見と予防に努める。 また、被保険者の状況に応じた受診環境や保健指導体制の整備を図る。 (2)疾病予防・医療費適正化事業の推進 被保険者の疾病予防のための脳ドック等検査助成事業及び医療費の適 正化を図るための啓発事業を実施する。 また、国保データベース(KDB)等を活用したデータ分析を行い、保 健事業の効果的な実施を図る。 (3)実施体制の整備 関係部署及び関係機関・団体との連携を強化し、円滑な事業実施を図 る。 3 事業計画 基本方針に基づき、以下に定める事業を実施する。 (1)特定健康診査事業 「岩倉市国民健康保険特定健康診査等実施計画」に基づき、生活習慣 病の予防に着目した特定健康診査事業を効果的に実施することにより、 被保険者の健康の増進を図る。 また、未受診者対策として、被保険者の実態を考慮した受診環境の整 備を図るとともに、KDB システム等を活用し、ダイレクトメールや電話 による受診勧奨を行う。特に、5年連続未受診者が全体の40%近くを 占めることから、5年連続未受診者に対し、効果的な勧奨を実施する。 【対 象 者】40歳から74歳までの国民健康保険被保険者 【実施時期】6月・7月・10月 【実施方法】保健センターでの集団健診 【自己負担】なし 【案内方法】対象者への受診券郵送、広報・ホームページへの掲載、未 受診者へのダイレクトメールや電話による受診勧奨 (2)特定保健指導事業 「岩倉市国民健康保険特定健康診査等実施計画」に基づき、特定健康 診査の結果から動機付け支援及び積極的支援に階層化された者に対して、 生活習慣病の予防を図る。 また、未利用者対策として、健康課の保健師と連携して、電話や家庭 訪問による利用勧奨を行う。 【対 象 者】特定健康診査受診者のうち、動機付け支援及び積極的支援 の該当者 【実施時期】8月から2月まで(初回面接) 【実施方法】保健師による個別での初回面接、チェックリストによる指 導を行う。 【自己負担】なし 【案内方法】対象者への利用券個別発送 (3)脳ドック等検査助成事業 疾病の早期発見や防止を目的に、 「岩倉市国民健康保険脳ドック等検査 事業実施要領」に基づき、脳ドック・脳検査受診者に対する助成を実施す る。 【対 象 者】 35歳以上の国民健康保険被保険者で保険税完納世帯 【実施時期】 医療機関との協議による 【実施方法】 岩倉病院での個別検査 【助 成 額】 13,000円 【自己負担】 脳ドック21,700円 脳検査12,000円 【案内方法】 納税通知書に案内を同封、広報・ホームページへの掲載 (4)医療費適正化事業 医療費の適正化を図るための事業を実施する。 ア 医療費通知の送付 診察を受けた被保険者に対して、2か月ごとに医療機関名や費用額 等を記載した通知を送付する。 【実施時期】平成27年4月・6月・8月・10月・12月、 平成28年2月(全6回) イ 後発医薬品(ジェネリック医薬品)利用差額通知の送付 ジェネリック医薬品の利用を促進するため、調剤を受けた被保険者 に対して、ジェネリック医薬品に切り替えた場合の自己負担軽減額を 記載した通知を送付する。 【実施時期】平成27年6月・9月・12月、平成28年3月(全4回) (5)保健事業体制の整備等 保健事業を効果的に推進していくために、保健事業を実施している健 康課と連携を図り、円滑に事業を進めていく。KDB システム等を活用し、 医療費分析や健康課題を把握し、効果的な保健事業が実施できる体制整 備に取り組む。 健康課が実施している肺がん検診を、特定健康診査と同時に実施する ことにより、効果的な事業実施を図る。 4 実施体制 岩倉市医師会・各医療機関等 関係機関・団体 市民窓口課 ・総合調整 ・特定健康診査 ・特定保健指導 岩倉市 ・普及啓発 健康課 ・特定健康診査 (保健センター) ・特定保健指導 ・がん検診 ・保健事業
© Copyright 2025 ExpyDoc