平成₂₇年₁₂月₁日発行(毎月₁回₁日発行) 2015 12月号/No.319 一般財団法人 日本建設情報総合センター ニュースと解説 JACIC設立30周年記念式典 開催 ~ JACIC30 これまでの30年 これからの30年 ~ 平成27年11月12日(木)JACICは設立30周年を記念し の中村満義会長、建設コンサルタンツ協会の長谷川伸一 て「グランドアーク半蔵門」において式典を行いました。 会長の3名の方に祝辞を頂きました。徳山次官は、門松 理事長が説明したグラフの絵を見て、初期の頃の理事長 1. 招待客とプログラム は大変だったろうとの労いの言葉がありました。 式典には、国土交通省を始め、地方公共団体、関連す また何れの方からも30年前に「情報」という分野に着 る社団・財団の代表の他、コリンズ・テクリスのユーザー 目し財団を立ち上げたことは先見性のある素晴らしいこ である業界団体など日頃からJACICの事業を支えていた とだったというコメントを頂きました。 だいている多くの方々を招待したところ、160名を超え る方々に参加いただき、盛況となりました。プログラム は以下のとおりです。 ・開会 (司会:理事 山下章) ・理事長挨拶 (理事長 門松武) ・来賓祝辞 (3名) (東京都市大学名誉総長 中村英夫先生のメッセージ代読) ・乾杯 (JACIC会会長 布施洋一) ・歓談 ・閉会 (理事 坪香伸) 徳山国土交通事務次官の祝辞 2. 門松理事長の挨拶 4. 30周年の記念品とロゴ 配布した資料を用いて、門松理事長はJACICの30年を 説明し、これまでの事業運営に対する感謝の気持ちを表 今 回 の30周 年 記 念 事 業 の た め に 特 別 に 作 製 し た すとともに、今後についてはCIMの推進、地方公共団体 「JACIC30ロゴ入りトートバック」、「パスワード管理用 支援、受注者の取り組み支援などを表明しました。 のIT機器(ミルパス)」、「岩手陸前高田の奇跡の一本松 をイメージしたバウムクーヘン」、そして「JACIC情報 112号」をセットにして、ご出席の皆さまにはお持ち帰 り頂きました。 3. 来賓の挨拶 国土交通省の徳山日出男事務次官、日本建設業連合会 (JACIC30周年記念事業PTリーダー 河内康) -1- JACIC news_12月号.indd 1 2015/11/27 13:39:25 2015.12月号 JACIC便り 建設情報研究所研究報告会及びユーザーの声を聞く会 開催報告 JACIC設立30周年記念行事として て講演して頂いた仙台市の千葉勝義様からは、JACICシ JACICは、平成27年11月11日(水)設立30周年記念行 事のひとつとして「建設情報研究所研究報告会及びユー ステムのユーザー会のメンバー(現在9自治体) が増えて、 ザーの声を聞く会」 を開催しました。 場所はグランドアー もっと情報共有できるようになることを望んでいるとの ク半蔵門3F華の間です。例年行ってきた建設情報研究 話がありました。 所研究発表会を、今年は設立30周年記念行事として拡充 建設副産物情報交換システムについて講演していただ したものです。参加人数は194名でした。プログラムは いた国土交通省関東地方整備局の遠藤利行様からは、 以下のとおりです。 もっと普及させるためには「出前講座」なども積極的に やるべきだとの話がありました。 開会挨拶 1. JACIC研究活動の概要と将来 2. コリンズ・テクリス (工事・業務実績情報システム) これまでとこれから 3. 電子入札コアシステムの変遷と将来 4. 積算システムの変遷と将来 (昼食休憩) 5. 自治体向け「新土木工事積算システム」の 運用について 6. 建設副産物情報交換システム・建設発生土情報 交換システムのユーザーから 静岡県の岩井聖様からは、県内において電子入札コア 7. 静岡県電子入札コアシステム市町共同利用について 8. 東京都におけるコリンズの活用について システムの共同利用を傘下の市町に積極的に広めている 9. 業務の中でのコリンズの活用 との話を伺いました。 東京都の仲澤徹様からは、東京都の契約事務の仕組み 10.建設コンサルタントとテクリス 11.社会基盤情報標準化委員会の成果より について話をして頂いたあと、コリンズ・テクリスの操 閉会挨拶 作性に関する要望を聞かせていただきました。 清水建設の原太様からは、コリンズの自社検索の項目 1. 午前のプログラムから が不足しており、発注者の要求とうまく合っていないの 午前は、JACIC門松武理事長の開会挨拶のあと、建設 ではないかという問題を提起されました。同様にテクリ 情報研究所所長のJACIC坪香伸理事より、まず「JACIC スユーザーである(一社)建設コンサルタンツ協会の田代 研究活動の概要と将来」と題して全体報告があり、この 恭一郎様からも、 自社検索の改善について話がありました。 後JACICの各建設情報システムの変遷と将来というテー これらに対して、JACIC職員からも幾つかの質問や回 マで、 「コリンズ・テクリス」 「電子入札コアシステム」 「積 答があり、今後の各システムの改善に向けて積極的に受 算システム」について、各担当部長・センター長が報告 け止めて対処していく第一歩となりました。 しました。 3. 社会基盤情報標準化委員会の成果より 2. ユーザーの声を聞く会 最後に、JACIC小出正則審議役より、平成27年6月に、 午後には、JACICの各建設情報システムのユーザーの 社会基盤情報標準化委員会が、その傘下の小委員会で作 方々から、各システムをどのように使用しており、そし 成し、委員会で推奨・公開した「ボーリング柱状図作成 てどのようなことを望んでいるか、などについて話をし 及びボーリングコア取扱い・保管要領(案) ・同解説原案」 て頂きました。 について、説明しました。 (経営企画部 次長 河内康) 自治体向け「新土木工事積算システム」の運用につい -2- JACIC news_12月号.indd 2 2015/11/27 13:39:26
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