社援発0514第1号 平成27年5月14日 各 都道府県知事 指定都市市長 中核市市長 殿 厚生労働省社会・援護局長 (公印省略) 「生活保護法による保護の実施要領について」の一部改正について(通知) 今般 、「生活保護法による保護の実施要領について 」(昭和38年4月1日社発第 246号厚生省社会局長通知)の一部を別紙の新旧対照表のとおり改正し、平成27 年10月1日から適用することとしたので、御了知の上、保護の実施に遺漏のないよ う配意されたい。 ○「生活保護法による保護の実施要領について」 (昭和38年4月1日厚生省社会局社発第246号) 改正後 現行 社発第246号 昭和38年4月1日 社発第246号 昭和38年4月1日 都道府県知事 各 都道府県知事 殿 各 殿 指定都市長 指定都市長 厚生省社会局長 厚生省社会局長 生活保護法による保護の実施要領について 生活保護法による保護の実施要領について 標記については、保護基準の第19次改正に伴い、昭和36年4月1日厚生省発社 第123号厚生事務次官通達の一部が改正され、本日別途通知されたところである が、これに伴い昭和36年4月1日社発第188号本職通達についてもこれを全面改 正して、新たに次のとおり定めることとしたから、了知のうえ、その取扱いに遺漏の ないよう配意されたい。 なお、本通達中「保護の基準」とは、生活保護法による保護の基準(昭和38年4 月厚生省告示第158号)をいい、また「次官通達」とは、昭和36年4月1日厚生 省発社第123号厚生事務次官通達をいう。 おって今回の全面改正の要旨は、別添のとおりである。 また、本通知は地方自治法(昭和22年法律第67条)第245条の9第1項及び 第3項の規定による処理基準であることを申し添える。 標記については、保護基準の第19次改正に伴い、昭和36年4月1日厚生省発社 第123号厚生事務次官通達の一部が改正され、本日別途通知されたところである が、これに伴い昭和36年4月1日社発第188号本職通達についてもこれを全面改 正して、新たに次のとおり定めることとしたから、了知のうえ、その取扱いに遺漏の ないよう配意されたい。 なお、本通達中「保護の基準」とは、生活保護法による保護の基準(昭和38年4 月厚生省告示第158号)をいい、また「次官通達」とは、昭和36年4月1日厚生 省発社第123号厚生事務次官通達をいう。 おって今回の全面改正の要旨は、別添のとおりである。 また、本通知は地方自治法(昭和22年法律第67条)第245条の9第1項及び 第3項の規定による処理基準であることを申し添える。 第1~第6 第1~第6 (略) 第7 最低生活費の認定 最低生活費の認定は、当該世帯が最低限度の生活を維持するために必要な需要を 基とした費用を、必ず実地につき調査し、正確に行なわなければならないこと。 1 (略) 第7 2 2 (略) 最低生活費の認定 最低生活費の認定は、当該世帯が最低限度の生活を維持するために必要な需要を 基とした費用を、必ず実地につき調査し、正確に行なわなければならないこと。 1 (略) 一般生活費 (1) 基準生活費 ア 傷病、障害等による療養のため外出が著しく困難であり、常時在宅せざる を得ない者又は乳児(1歳の誕生日の前日までの間にある児童をいう。 )が 世帯員にいる場合であって、保護の基準別表第1第1章の1の(1)に規定す る地区別冬季加算額によりがたいときは、地区別冬季加算額に 1.3 を乗じて 得た額(当該額に 10 円未満の端数が生じたときは、当該端数を 10 円に切り 一般生活費 (1) 基準生活費 1 上げた額とする。 )の範囲内において特別基準の設定があったものとして必 要な額を認定して差し支えないこと。 なお、保護受給中の者について、冬季加算認定期間(各地区区分ごとに設 定されている冬季加算を認定する期間をいう。)における月の中途で新たに 冬季加算に係る特別基準を認定し、又は認定をやめるべき事由が生じたとき は、それらの事由が生じた月の翌月から当該特別基準の認定変更を行うこ と。 ただし、月の中途で保護開始となった場合又は保護廃止となった場合な ど、冬季加算について日割計算により認定する場合は、冬季加算に係る特別 基準についても日割計算により認定を行うこと。 イ 同一の月において入院患者日用品費又は介護施設入所者基本生活費と居 宅基準生活費をあわせて計上するとき(保護受給中の者で入院患者日用品費 又は介護施設入所者基本生活費を算定されていたものが、月の中途で退院又 は退所する場合をいう。 )における居宅基準生活費は、入院患者日用品費又 は介護施設入所者基本生活費が計上される期間を除いた日数に応じて計上 すること。 なお、保護の基準別表第1第1章の3に掲げる施設に入所している者にか かる基準生活費と居宅基準生活費をあわせて計上するときも同様とするこ と。 ウ 同一の月において救護施設等基準生活費(保護の基準別表第1の第一章の 2に掲げる施設に入所している者にかかる基準生活費をいう。以下同じ。) と居宅基準生活費をあわせて計上するときにおける居宅基準生活費は、救護 施設等基準生活費が計上される期間の初日又は末日を含めた日数に応じて 計上すること。 エ 救護施設等基準生活費は、当該施設に入所した日から退所の日まで計上す ること。 ただし、居宅基準生活費を算定されている者が、「生活保護法による保護 施設事務費及び委託事務費の支弁基準について」 (平成 20 年 3 月 31 日厚生 労働省発社援第 0331011 号厚生労働事務次官通知)に基づき救護施設等に一 時入所する場合、当該一時入所期間中については、居宅基準生活費の変更は 要しないものとすること。 オ イ、ウ及びエによるほか、出かせぎ等により1箇月をこえる期間他の世帯 員と所在を異にする世帯員については、所在を異にするに至った日の翌日か ら再び所在を一にするに至った日の前日まで他の世帯員とは別に一般生活 費を計上すること。 カ 入院患者に付添う出身世帯の世帯員が病院又は診療所において生活する 場合であって、病院の管理運営方針等により病院給食又は寝具の貸与を受け なければならない事情があると認められるときは、その実費について基準生 活費の算定上特別基準の設定があったものとして取り扱って差しつかえな い。 ア 同一の月において入院患者日用品費又は介護施設入所者基本生活費と居 宅基準生活費をあわせて計上するとき(保護受給中の者で入院患者日用品費 又は介護施設入所者基本生活費を算定されていたものが、月の中途で退院又 は退所する場合をいう。 )における居宅基準生活費は、入院患者日用品費又 は介護施設入所者基本生活費が計上される期間を除いた日数に応じて計上 すること。 なお、保護の基準別表第1第1章の3に掲げる施設に入所している者にか かる基準生活費と居宅基準生活費をあわせて計上するときも同様とするこ と。 イ 同一の月において救護施設等基準生活費(保護の基準別表第1の第一章の 2に掲げる施設に入所している者にかかる基準生活費をいう。以下同じ。) と居宅基準生活費をあわせて計上するときにおける居宅基準生活費は、救護 施設等基準生活費が計上される期間の初日又は末日を含めた日数に応じて 計上すること。 ウ 救護施設等基準生活費は、当該施設に入所した日から退所の日まで計上す ること。 ただし、居宅基準生活費を算定されている者が、「生活保護法による保護 施設事務費及び委託事務費の支弁基準について」 (平成 20 年 3 月 31 日厚生 労働省発社援第 0331011 号厚生労働事務次官通知)に基づき救護施設等に一 時入所する場合、当該一時入所期間中については、居宅基準生活費の変更は 要しないものとすること。 エ ア、イ及びウによるほか、出かせぎ等により1箇月をこえる期間他の世帯 員と所在を異にする世帯員については、所在を異にするに至った日の翌日か ら再び所在を一にするに至った日の前日まで他の世帯員とは別に一般生活 費を計上すること。 オ 入院患者に付添う出身世帯の世帯員が病院又は診療所において生活する 場合であって、病院の管理運営方針等により病院給食又は寝具の貸与を受け なければならない事情があると認められるときは、その実費について基準生 活費の算定上特別基準の設定があったものとして取り扱って差しつかえな い。 2 なお、病院給食の実費を認める期間中の居宅基準生活費に係る第1類の経 費については、保護の基準別表第1第1章の1の第1類の表に定める基準額 ①の3分の0及び同基準額②の3分の3の合算額の25パーセントに相当 する額を計上すること。ただし、基準額②の額が基準額①に 0.9 を乗じて得 た額より少ない場合は、上記の「同基準額②」を「同基準額①に 0.9 を乗じ て得た額」に読み替えるものとする。 キ 入院患者日用品費又は介護施設入所者基本生活費が計上される期間にお ける期末一時扶助費又は各種加算については、その期間当該被保護者が所在 する地の級地基準による額を適用すること。 ク オにより別に計上する一般生活費については、その者の所在する地の級地 基準による額を適用すること。 ケ 救護施設等基準生活費(期末一時扶助費及び各種加算を含む。)は、当該 施設所在地の級地基準により計上すること。ただし、2級地又は3級地に所 在する保護施設に入所している者について、1級上の級地の基準を、特別基 準の設定があったものとして適用して差しつかえないこと。 コ オにより他の世帯員と別に一般生活費を計上する場合、保護の基準別表第 1第1章の1の第2類の表に定める額については、出身世帯員の人員の世帯 に適用される額と世帯人員一人の世帯に適用される額とを計上すること。 なお、第7の2の(4)のイにより居宅基準生活費を計上する場合も同様と すること。 サ 特定中国残留邦人等及びその者の配偶者と同居している世帯に係る基準 生活費は、当該特定中国残留邦人等及びその者の配偶者を同一世帯員とみな した場合に算出される当該基準生活費の額から当該特定中国残留邦人等及 びその者の配偶者に係る基準生活費の額を減じた額とする。 (2)~(5) なお、病院給食の実費を認める期間中の居宅基準生活費に係る第1類の経 費については、保護の基準別表第1第1章の1の第1類の表に定める基準額 ①の3分の1及び同基準額②の3分の2の合算額の25パーセントに相当 する額を計上すること。ただし、基準額②の額が基準額①に 0.9 を乗じて得 た額より少ない場合は、上記の「同基準額②」を「同基準額①に 0.9 を乗じ て得た額」に読み替えるものとする。 カ 入院患者日用品費又は介護施設入所者基本生活費が計上される期間にお ける期末一時扶助費又は各種加算については、その期間当該被保護者が所在 する地の級地基準による額を適用すること。 キ エにより別に計上する一般生活費については、その者の所在する地の級地 基準による額を適用すること。 ク 救護施設等基準生活費(期末一時扶助費及び各種加算を含む。)は、当該 施設所在地の級地基準により計上すること。ただし、2級地又は3級地に所 在する保護施設に入所している者について、1級上の級地の基準を、特別基 準の設定があったものとして適用して差しつかえないこと。 ケ エにより他の世帯員と別に一般生活費を計上する場合、保護の基準別表第 1第1章の1の第2類の表に定める額については、出身世帯員の人員の世帯 に適用される額と世帯人員一人の世帯に適用される額とを計上すること。 なお、第7の2の(4)のイにより居宅基準生活費を計上する場合も同様と すること。 コ 特定中国残留邦人等及びその者の配偶者と同居している世帯に係る基準 生活費は、当該特定中国残留邦人等及びその者の配偶者を同一世帯員とみな した場合に算出される当該基準生活費の額から当該特定中国残留邦人等及 びその者の配偶者に係る基準生活費の額を減じた額とする。 (略) (2)~(5) (6) 家具什器費 被保護者が次のアからエまでのいずれかの場合に該当し、次官通知第7に定 めるところによって判断した結果、炊事用具、食器等の家具什器を必要とする 状態にあると認められるときは、27,000 円の範囲内において特別基準の設定が あったものとして家具什器(暖房器具を除く。)を支給して差し支えないこと。 なお、真にやむを得ない事情により、この額により難いと認められるときは、 43,200 円の範囲内において、特別基準の設定があったものとして家具什器(暖 房器具を除く。 )を支給して差し支えないこと。 また、被保護者が次のアからエまでのいずれかに該当した場合であって、そ れらに該当したとき以降、初めて到来する冬季加算が認定される月において、 最低生活に直接必要な暖房器具の持ち合わせがないときは、暖房器具の購入に 要する費用について、20,000 円の範囲内において、特別基準の設定があったも のとして必要な額を認定して差し支えないこと。 3 (略) (6) 家具什器費 被保護者が次のアからエまでのいずれかの場合に該当し、次官通知第7に定 めるところによって判断した結果、炊事用具、食器等の家具什器を必要とする 状態にあると認められるときは、27,000 円の範囲内において特別基準の設定が あったものとして家具什器を支給して差し支えないこと。 なお、真にやむを得ない事情により、この額により難いと認められるときは、 43,200 円の範囲内において、特別基準の設定があったものとして家具什器を支 給して差し支えないこと。 なお、被保護者が居住する地域の気候条件や住宅設備の状況等により、FF 式又は煙突式等の暖房器具を購入する必要がある場合など、暖房器具の購入に 要する費用が 20,000 円をこえることが、真にやむを得ないと実施機関が認めた ときは、暖房器具の購入に要する費用について、50,000 円の範囲内において、 特別基準の設定があったものとして必要な額を認定して差し支えないこと。 これらの場合においては、収入充当順位にかかわりなく、現物給付の方法に よること。ただし、現物給付の方法によることが適当でないと認められるとき は、金銭給付の方法によっても差し支えないこと。 ア 保護開始時において、最低生活に直接必要な家具什器の持合せがないと き。 イ 長期入院・入所後退院・退所した単身者であって、新たに自活しようとす る場合において、最低生活に直接必要な家具什器の持合せがないとき。 ウ 災害にあい、災害救助法が発動されない場合において、当該地方公共団体 等の救護をもってしては、災害により失った最低生活に直接必要な家具什器 をまかなうことができないとき。 エ 転居の場合であって、新旧住居の設備の相異により、最低生活に直接必要 な家具什器を補塡しなければならない事情が認められるとき。 (7)~(9) これらの場合においては、収入充当順位にかかわりなく、現物給付の方法に よること。ただし、現物給付の方法によることが適当でないと認められるとき は、金銭給付の方法によっても差し支えないこと。 ア 保護開始時において、最低生活に直接必要な家具什器の持合せがないと き。 イ 長期入院・入所後退院・退所した単身者であって、新たに自活しようとす る場合において、最低生活に直接必要な家具什器の持合せがないとき。 ウ 災害にあい、災害救助法が発動されない場合において、当該地方公共団体 等の救護をもってしては、災害により失った最低生活に直接必要な家具什器 をまかなうことができないとき。 エ 転居の場合であって、新旧住居の設備の相異により、最低生活に直接必要 な家具什器を補塡しなければならない事情が認められるとき。 (略) (7)~(9) (略) (10)その他 ア~キ (略) ク 除雪費 豪雪地帯(豪雪地帯対策特別措置法(昭和 37 年法律第 73 号)第2条第1 項に規定する豪雪地帯をいう。4の(2)のエにおいて同じ。)において、本人 又は親族や地域の支援では日常生活に必要な通路・避難路の確保のために必 要な除排雪が困難な場合は、当該除排雪に要する費用(4の(2)のエにいう 「雪囲い、雪下ろし等に要する費用」を除く。)について、冬季加算認定期 間ごとに 30,000 円の範囲内において特別基準の設定があったものとして必 要な額を認定して差し支えない。 3~10 (10)その他 ア~キ (略) (新設) (略) 3~10 (略) 第8~第14 (略) 第8~第14 (略) 別表1 (略) 別表1 (略) 別表2 (略) 別表2 (略) 4 社援保発0514第1号 平成27年5月14日 各 都道府県 指定都市 中 核 市 民生主管部(局)長 殿 厚生労働省社会・援護局保護課長 (公印省略) 「生活保護法による保護の実施要領の取扱いについて」の 一部改正について(通知) 今般 、「生活保護法による保護の実施要領の取扱いについて 」(昭和38年4月1 日社保第34号厚生省社会局保護課長通知)の一部を別紙の新旧対照表のとおり改正 し、平成27年10月1日から適用することとしたので、御了知の上、保護の実施に 遺漏のないよう御配慮お願いします。 ○「生活保護法による保護の実施要領の取扱いについて」(昭和38年4月1日社保第34号) 改正後 社 保 第 3 4 号 社 保 第 3 4 号 昭和38年4月1日 都道府県知事 各 現行 昭和38年4月1日 都道府県知事 殿 各 指定都市長 殿 指定都市長 厚生省社会局保護課長 厚生省社会局保護課長 生活保護法による保護の実施要領の取扱いについて 生活保護法による保護の実施要領の取扱いについて 第7 最低生活費の認定 問 29 局長通知第7の2の(1)のアの「傷病、障害等による療養のため外出が著しく 困難であり、常時在宅せざるを得ない者」とは、どのような者が該当するのか。 答 重度障害者加算を算定している者又は要介護度が3、4若しくは5である者であっ て、日常生活において常時の介護を必要とするため、外出が著しく困難であり、常時 在宅している生活実態にある者(介護人の支援を受けて、通院等のために外出するこ とがある者を含む。)が該当する。その他、医師の診断書等により、傷病、障害等に よる療養のため外出が著しく困難であり、常時在宅せざるを得ない状態にあると保護 の実施機関が認めた者が該当する。 第7 最低生活費の認定 問 29 削除 問 29 の2 傷病、障害等による療養のため外出が著しく困難であり、常時在宅せざる を得ない者又は乳児がいる世帯であって局長通知第7の2の(1)のアによる特別 基準の適用の必要があると実施機関が認めた場合は、地区別冬季加算額の 1.3 倍の 額を認定してよいか。 答 傷病、障害等による療養のため外出が著しく困難であり、常時在宅せざるを得な い者又は乳児が世帯員にいることが確認できれば、冬季に増加する光熱費が地区別 冬季加算額で賄える特段の事情がない限り、地区別冬季加算額の 1.3 倍の額を認定 して差し支えない。 (新設) 1
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