平成 27 年 10 月吉日 関係各位 国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA) 衛星利用運用センター 防災のための地球観測衛星データ利用研修 「SAR インターフェロメトリコース」開催のお知らせ 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、防災関連省庁や関係機関の方々に 「だいち」、 「だいち 2 号」をはじめとした地球観測衛星データを有効に利用していただく ため、 「防災のための地球観測衛星データ利用研修 SAR インターフェロメトリコース」を 以下のとおり開催いたします。この機会にご参加を検討いただければ幸いです。 1.研修概要 (1) 主催:国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA) (2) 実施日:平成 27 年 11 月 10 日(火) (申込締切:平成 27 年 10 月 27 日(火)13:00 必着) (3) 定員:10 名 (4) 講師:島田政信(東京電機大学 理工学部 教授) (5) 対象者:防災利用実証ユーザ 防災利用実証ユーザにおいて所属する学生の受講を希望する場合は、別紙「『防災 のための地球観測データ利用研修』における学生参加の要件について」を踏まえ て頂くようお願いします。 (6) 講座内容と受講要件 ① 対象者 リモートセンシングの概要に関する基礎知識( 「衛星画像防災利用入門講座」と 同等のレベル)をもち、衛星データ利用のための画像処理技術に関心がある方。 本講座は、大学教養課程程度の数学の知識を有することを前提としています。 ② 講座内容 「だいち」、 「だいち 2 号」などの衛星や観測データについての特徴及び処理の 原理を学んだ後、PALSAR データによるインターフェロメトリの作成技術につ いて、JAXA が開発した解析ソフト SIGMA-SAR を使用したパソコン実習を通 じ、体験的に学習します。なお、講義・実習は日本語で行います。 ③ 受講資格 防災利用実証実験関係者(JAXA による受講資格の選考審査あり) Linux の基本的な操作ができること。 1 (7) 受講料:無料(JAXA が負担) 但し、受講料以外の交通費、旅費等の一切は受講者にてご負担頂きます。 (8) 会場:一般財団法人 リモート・センシング技術センター 東京都港区虎ノ門 3-17-1 TOKYU REIT 虎ノ門ビル 2F セミナールーム (9) アンケート調査について 本研修を受講された方全員に、研修内容と研修の効果に関するアンケート調査を 研修当日に実施いたしますので、ご協力ください。 2.受講申込について 受講申込は、E-mail にて行います。別紙の申込用紙に必要事項を記載の上、メールに ファイルを添付してご送付ください。メール標題は「防災のための地球観測衛星デー タ利用研修 SAR インターフェロメトリコース 受講申込」等と記載していただくと幸 いです。 なお、受講に際しては、JAXA にて厳正なる審査により受講可否の選考を行わせていた だきますので、あらかじめご了承ください。 【宛先】 一般財団法人 リモート・センシング技術センター ソリューション事業部 研修・調査課 〒105-0001 東京都港区虎ノ門 3-17-1 TOKYU REIT 虎ノ門ビル 電話: 03-6435-6779 E-mail: [email protected] (_はアンダーバー) 【申込期限】 平成 27 年 10 月 27 日(火)13:00 必着 2 防災のための地球観測衛星データ利用研修 SAR インターフェロメトリコース 日程表(予定) 時間 研 修 項 目 10:00~10:20 受け付け 10:20~10:30 開講式、オリエンテーション 10:30~16:20 インターフェロメトリについて(講義) (昼休憩含む) ・SAR データの特徴、処理の原理説明 ・SIGMA-SAR の紹介 インターフェロメトリ解析(実習) ・画像化処理 ・マッチング処理 ・干渉処理及び疑似画像化処理 ・軌道調整 ・干渉処理及び位相補正処理 ・対応点処理 ・精密軌道縞補正 ・地図投影、オルソ補正 16:20~16:30 質疑応答・閉講式 【講師紹介】 島田 政信 (しまだ まさのぶ) 東京電機大学 理工学部 教授。 工学博士。 1977 年、京都大学工学部航空工学科卒業、1979 年、同大学修士課 程修了。同年、旧宇宙開発事業団に入社、筑波宇宙センター・機器部品開発部でマイクロ波 散乱計の開発、地球観測センターで JERS-1 地上設備の開発と SAR の研究、地球観測解析 研究センター、 地球観測利用研究センター、地球観測研究センターで SAR 利用研究を行い、 現在に至る。 後方散乱係数を正確に測る理論研究を行い、1999 年に学位取得(東京大学) 。 IEEE Geoscience and remote sensing Fellow、JAXA 上席研究員、山口大学客員教授、日 本リモートセンシング学会、日本測地学会会員。 専門はマイクロ波リモートセンシング、合成開口レーダ処理、干渉 SAR、多偏波 SAR 解析。 3
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