地域情報化アドバイザープロフィール 井堀 幹夫(いほり みきお) 東京大学高齢社会総合研究機構 特任研究員 ○登録者情報 所在地 千葉県柏市 略歴 1972年4月 - 2010年12月 市川市 CIO(情報政策監) 情報システム部長(参事/課長) 企画課長補佐(主幹) 電算係長 2011年1月 – 現在 東京大学 高齢社会総合研究機構 特任研究員 (常勤) 2014年4月 – 現在 地方公共団体情報システム機構 理事 (非常勤) 過去のアドバイザー対応実績 平成26年度 ・群馬県 自治体職員情報化研修 個人番号制度導入講演 (群馬県) 平成27年度 ・愛知県大府市 大府市社会保障・税番号制度導入推進会議講演 (愛知県大府市) 地域情報化に関する実績 2014年 ICT地域マネージャー(千葉県船橋市) これまでの経験業務・研究活動 1. 「ICT を活用した行政経営と行政サービスのあり方」 都市問題研究 第 59 巻第10 号 2. 「電子自治体への挑戦」 都市問題 第93 巻第8 号 3. 「地図システムを活用した福祉情報システム」 4. 「ICT による地方自治体の経営最適化に向けた挑戦」 JACIC 情報92 号 5. 「CIO の視点 12提言」 月間LASDEC H20.4-H21.3 -1 現状に満足せず勇気あるチャレンジ -2 技術力だけでなく経営力を -3 IT リスクにどう対応すべきか -4 虚心に耳を傾ける -5 次世代電子行政サービスに挑む -6 都市間の連携システムを築く -7 適正なIT と民間活用 -8 ICT はどう活用するのか -9 ITリスク評価を考える -10 環境負荷低減化への取組み -11 電子自治体第3ステージへの転換 -12 大切な人材育成と活用 6. 「ワンストップサービスについて」 月間LASDEC 7. 「住基カードによるコンビニ交付」 月間LASDEC 8. 「電子自治体構築に向けた新たな展開」 行政とADP 9. 「地域の政策形成と住民参加について」 内閣府 10. 「自治体Express 」法律文化 -1 どのような推進組織体制であるべきか -2 情報システムの再構築に挑む -3 課題と対応 -4 情報セキュリティマネジメントへの取り組み -5 地域とネットワーク 11. CRM 施策と地域の将来像 12. 産学官連携による地域経営型の行政サービスをめざす 13. 地域情報プラットフォームへの取り組み 14. 市民の視点で取り組む電子自治体へのチャレンジ 15. 自治体の情報セキュリティ戦略 16. 新たな電子行政サービスの幕開け これまでに関与した地域情報化に関するプロジェクト 市幹部職員として行政経営全般に関する調整及び方針等の決定 市全体の基本構想、基本計画、実施計画の策定及び進行管理、電子行政に関 する最高責任者として、全庁を統制・調整、調達改革及び情報セキュリティ管理 (自治体間相互監査)、全国自治体へのICT関連アドバイザー実績(年間約20団 体)、内閣官房、総務省、経済産業省など各種検討会等委員 福祉や税、保健、教育、財務会計など大半の市基幹業務に関する情報システ ムの設計から開発、運用、レガシーシステム再構築、コンビニ行政サービス CATV やFM 会社の設立、NPOや自治会、大学、国などと連携した地域情報拠点 センター(情報プラザ)を建設、運用管理に携わり、SOHO支援や情報化学習支援、 ICカード、GISなど最新技術による実証研究、海外都市間とのICT交流(韓国、中 国、米国、仏国、ハンガリー、インドネシア) 地域情報化に関する関心分野/ アドバイザーとして取り組みたいプロジェクト 行政及び地域経営の全般に関する情報技術活用に関して、長年に渡り自治体 の現場における実務・改革・責任者として携わり、国や全国の自治体との関わり、 海外都市とのIT交流も多く知見がある。特に、情報セキュリティ対策を講じた官民 連携行政システム、行政・地域経営への市民参加システム、医療・介護など連携 システムなどへの取り組みに関心が高い。 自治体向けメッセージ 自治体は、行政システムの改革につながる新たな電子自治体を進展させるため に、「住民サービス」、「評価・刷新」、「管理・体制」、「技術・制度」の4つの視点を 総合的に関連付けて対応することが大切です。 自治体は、今後、地域全体の公共性のある官民サービスのあり方について、番 号制度と一体となった自治体クラウドを利用して対応する必要が高まると思って いますが、その対応には自治体が様々な行政及び民間団体と共同で対応する管 理・体制の連携強化が求められます。 電子自治体の推進において、管理すべきことは「人材の育成と活用」、「品質と 技術の確保」、「運用の安定・安全確保」、「ニーズと問題の把握と対応策の創出」、 「経済性の確保」があります。単独の自治体が、このように専門性や外部との調 整を求められることを組織内の人員や財政規模では対応できないためITベンダ 等への丸投げや対応しないで放置しているようであっては問題です。 そのため、情報システムに関する知見等のある人材を計画的に育成・確保するた めには、複数団体による取組みについて検討すること。さらには、サービスの品 質やサービスレベルの最適化を継続的に行うための運営を確保できる調達の適 正化への取組みを進めること。また、情報セキュリティ管理責任に関する機能強 化及び災害や事故を受けても情報システムにおける業務の継続性が確保できる よう情報セキュリティに関する管理強化をすることも大切です。
© Copyright 2024 ExpyDoc