第10回定例会議事録 平成27年1月.

1月教育委員会定例会議事録
1
日 時
平成27年1月22日(木)
2
場 所
湖西市役所 市長公室
3
出席者
委 員 長
委
員
教 育 長
事 務 局
大林 裕子
柴田 隆夫
袴田 雄司
山下 宗茂
教 育 次 長(落合 進)
学 校 教 育 課 長(渡辺 宜宏)
社 会 教 育 課 長(朝倉 陽美)
スポーツ推進課長(松井 滝由)
第 2 号
平成26年度湖西市一般会計補正予算(第5号)要求につ
いて
湖西市就学援助費支給要綱制定について
教育委員会委員の辞職の同意について
4
議 案
第 3 号
第 4 号
午後3時~午後3時30分
飯田 宣子
教 育 総 務 課 長(竹上 弘)
幼 児 教 育 課 長(森 宣雄)
文 化 課 長(後藤 建一)
教育総務課長代理(三浦 祐治)
午後3時00分開会
(大林委員長)
大林委員長) 出席は5名、定足数に達しているので、平成27年1月湖西市教育委員
会定例会を開会する。
それでは審議に入る。議案第2号「平成26年度湖西市一般会計補正予算(第5号)
要求について」事務局の説明を求める。
(教育総務課長)
教育総務課長) 議案第2号「平成26年度湖西市一般会計補正予算(第5号)要求に
ついて」、地方教育行政の組織及び運営に関する法律(昭和31年法律第162号)第29
条の規定により、市長に別紙のとおり補正予算を要求したいので、教育委員会の意見
を求める。平成27年1月22日提出 湖西市教育委員会教育長 山下宗茂。
今回の補正予算については、教育総務課、幼児教育課、社会教育課、文化課、図書
館、スポーツ推進課それぞれから、歳入歳出の要求をさせていただいている。歳入要
求総額としては1,080万円の減額、歳出については3,885万6,000円の増額となってい
る。
まず、歳入について説明する。
文化財調査費については、新居関跡大御門の復元工事に係る入札の結果、当初の補
助対象経費より減額となったため、国庫支出金を523万8,000円、県支出金を211万
4,000円減額するものである。
新居社会体育施設管理運営費については、新居体育館建設工事に係る国庫補助金の
割当交付額変更により、国庫支出金を374万8,000円減額するものである。
豊田佐吉翁記念奨学金事業費については、豊田佐吉翁記念奨学基金への寄附金が1
件、30万円あったので、これを計上するものである。
次に、歳出について説明する。
10款1項2目、事務局費、豊田佐吉翁記念奨学金事業費は30万円の増額である。こ
れは、歳入で説明した寄附金の受入れに伴い、豊田佐吉翁記念奨学基金への積立金を
計上するものである。
10款2項1目、学校管理費、小学校施設管理運営費については1,183万5,000円の増
額である。これは、地域防災訓練で損傷した白須賀小学校3階避難器具斜降式救助袋
を修繕するため、修繕料を増額するとともに、故障等により使用不能又は作動不良と
なっている各学校の給食調理用備品を買い替えるための備品購入費を増額するもので
ある。
10款3項1目、学校管理費、中学校施設管理運営費は1,085万1,000円の増額である。
これは、経年劣化により昨年末故障した湖西中学校給食室のガスヒートポンプエアコ
ンを修繕するため、修繕料を増額するとともに、故障して修理不可能な岡崎中学校の
バスケットボール用タイマー及び故障等により使用不能又は作動不良となっている給
食調理用備品の買替え、岡崎中学校のクラスの増加に伴い必要な備品の購入をするた
め、備品購入費を増額するものである。
10款3項3目、学校整備費、中学校施設整備費については4,704万3,000円の増額で
ある。これは、鷲津中学校の借地1,697.92平方メートルについて地主から土地買取希
望の申出があったため、これを購入する土地購入費及び手数料を計上するものである。
10款4項1目、幼稚園費、幼稚園総務費は99万3,000円の増額であり、これは、消
防設備の点検による指摘事項の修繕のため、修繕料を増額するとともに、故障して修
理不能な幼稚園給食設備等の購入のため、備品購入費を計上するものである。
10款6項3目、公民館費、西部公民館等管理運営費は23万1,000円の増額である。
これについては、消防法で定められた設備の不良箇所を速やかに是正するため、修繕
料を増額するものである。
10款6項6目、文化振興費、文化財調査費については2,500万円の減額である。こ
れは、新居関跡大御門の復元工事に係る工事入札の結果、入札差金が出たため、工事
費を減額するものである。
10款6項8目、多目的研修施設費、北部地区多目的研修施設管理運営費は 22万
4,000円の増額であり、これも、消防法で定められた設備の不良箇所を速やかに是正
するため、修繕料を増額するものである。
10款6項9目、図書館費、新居図書館管理運営費は197万7,000円の増額である。こ
れは、非常照明設備の保守点検により照明機器の不具合が指摘されたため、改修する
ための修繕料を増額するものである。
10款7項1目、保健体育総務費、新居体育館施設管理運営費については998万4,000
円の減額である。これについては、新居弓道場の外壁の一部が建物の老朽化により欠
落し、壁が浮いた状態で危険なため、これを修繕する修繕料を計上するとともに、新
居体育館建設工事に係る工事入札の結果、入札差金が出たため、その分を減額するも
のである。
10款7項2目、スポーツ推進費、スポーツ活動推進費については38万6,000円の増
額である。これは、湖西女子ミニバスケットボールスポーツ少年団の全国大会出場に
より、予算額が不足するため交付金を増額するものである。これについては、実際に
は2月1日の試合で全国大会へ出場するかどうかが決まるため、その試合で負けた場
合には取り下げる予定である。今の時点では結果が分からないが、とりあえず補正予
算要求をさせていただくものである。
繰越明許費は、10款6項7目、市民会館費、市民会館管理運営費の委託料690万
1,000円を平成27年度に繰り越そうとするものである。これについては、湖西市民会
館耐震補強及びリニューアルに向けて委託契約を締結した平成26年度耐震補強計画策
定業務について、第三者機関の評定に当初見込んでいた期間より多くの期間が必要と
なり、年度内に評定が終わらない可能性が高いことから、繰越明許とするものである。
以上。
(大林委員長)
大林委員長) 質疑のある方は発言をするように。
(飯田委員)
飯田委員) 豊田佐吉翁記念奨学基金への寄附金は、どういう方からの寄附金なのか。
(教育総務課長)
教育総務課長) 昔、豊田佐吉翁記念奨学金奨学生であった方で、今65歳ぐらいの方
から、恩返しをしたいので基金へ積み立ててくださいということで、30万円の寄附を
実は今日いただいた。
(袴田委員)
袴田委員) 土地を購入するということだが、どの辺りの場所になるのか。
(教育総務課長)
教育総務課長) 給食調理室から体育館へかけての辺りである。あの辺には、何人か
借地の地主がいるのだが、そのうちの一人の方から買取希望があった。借地契約の中
では、地主から申出があった場合は購入するという形になっているので、本来であれ
ばもっとゆっくり、当初予算等で購入する予定であったが、気が変わらないうちにと
いうことで早く購入したいと思う。
(袴田委員)
袴田委員) 鷲津小学校の中には、まだ借地があるのか。
(教育総務課長)
教育総務課長) まだ残っている。
(山下教育長)
山下教育長) 他の学校施設で、借地が残っているところはあるのか。
(教育総務課長)
教育総務課長) どこの学校にあるというのは今細かく分からないが、ある。借地で
はないが、登記がまだ市になっていないというものもある。
(飯田委員)
飯田委員) 借地があれば、借地代を毎年支払っているということでよいか。
(教育総務課長)
教育総務課長) そのとおりである。
(山下教育長)
山下教育長) この価格については、何に基づいているのか。
(教育総務課長)
教育総務課長) 不動産鑑定評価による。学校の敷地内ということで接道はしておら
ず、そういったものを加味して路線価で出た基準から引いていく形で、価格を算定し
た。
(山下教育長)
山下教育長) 地目は何か。
(教育総務課長)
教育総務課長) 一部農地、あとは元々山であったので山林だと思う。
(大林委員長)
大林委員長) 質疑がないようであれば、議案第2号「平成26年度湖西市一般会計補
正予算(第5号)要求について」採決を行うがよろしいか。本案を原案のとおり承認
する方の挙手をお願いする。
(挙手全員)
(大林委員長)
大林委員長) 挙手全員である。よって、議案第2号「平成26年度湖西市一般会計補
正予算(第5号)要求について」は原案のとおり承認された。
議案第3号「湖西市就学援助費支給要綱制定について」事務局の説明を求める。
(教育総務課長)
教育総務課長) 議案第3号「湖西市就学援助費支給要綱制定について」、湖西市就
学援助費支給要綱を別紙のとおり制定したいので承認を求める。平成27年1月22日提
出 湖西市教育委員会教育長 山下宗茂。
就学援助については、学校教育法第19条の「経済的理由によって、就学困難と認め
られる学齢児童又は学齢生徒の保護者に対しては、市町村は、必要な援助を与えなけ
ればならない」という規定に基づいて行う援助である。対象者は、生活保護を受けて
いる要保護者とこれに準ずる程度に困窮していると認められる方である。以前は、全
て国の補助の対象であったが、現在は国の補助の対象は要保護者のみで、要保護者に
準ずる方についての補助は廃止されており、これについては全て市の一般財源からの
支給となっている。
その手続、要保護者に準ずる方の認定、対象費用等については、これまでは事務処
理要領という形で毎年度、教育長決裁により定めており、これに基づいて援助を行っ
てきた。事務処理要領は毎年度概ね同じ内容となっていたが、今後、継続性を担保す
るためにも、教育委員会が定める要綱の形式とすることが望ましいと考え、今回、提
案させていただくものである。
要綱の内容は、現在行っている就学援助の内容をそのまま書き出した形となってい
る。第1条については趣旨、第2条については就学援助の対象者、第3条については
準要保護者の認定基準、第4条については就学援助費の支給を規定している。第5条
については就学援助の認定申請、第6条については就学援助の認定、第7条について
は就学援助の期間、第8条については就学援助費の支給方法、第9条については就学
援助費の返還、第10条については委任という形で、要綱を制定させていただきたい。
以上。
(大林委員長)
大林委員長) 質疑のある方は発言をするように。
(柴田委員)
柴田委員) 準要保護者は今までは援助されていないということか。
(山下教育長)
山下教育長) 援助されていた。今までは事務処理の要領だけがあり、それによって
担当者が手続をしていた。この支給の内容について周知をしなければいけないという
話になってきたので、要綱として必要とする方に見えるような形にし、こういう形で
支給をしているということを広めるというのが主な理由である。内容的にはこれまで
の事務手続の要領と基本的には変わっていない。ここに書かれていることは、これま
で担当がやってきた内容である。
(柴田委員)
柴田委員) 今までは、準要保護者は自分で聞きにきていたのか。
(山下教育長)
山下教育長) 来て、説明を受け、基準に合致しているかどうかを担当部署で審査を
して支給をしているという形であった。
(柴田委員)
柴田委員) 今度は、自分で分かるようにしたということか。
(山下教育長)
山下教育長) そのとおりである。ただ、細かいところになると聞いていただかない
と分からないと思う。
(飯田委員)
飯田委員) 自分が該当するかどうか、この文章を見てすぐには分からない。
(山下教育長)
山下教育長) ある程度の基準、条件が見えるようになるということである。
(柴田委員)
柴田委員) これは、本人が請求するのか。
(教育総務課長)
教育総務課長) そのとおりである。
(袴田委員)
袴田委員) どうやって周知するのか。
(教育総務課長)
教育総務課長) 市のホームページに、細かいことまでは載せられないので、就学援
助がある旨を載せていく。今までの流れだと、学校を経由して上げてきてもらうので、
学校に相談をかけた中で、事務官から申請してもらうという形である。一人一人細か
くお知らせしている市もあるのだが、そこまでは必要ないと考えた。
(大林委員長)
大林委員長) 今年度は、何名がこの制度を使っているのか。
(教育総務課長)
教育総務課長) 今年度はまだ年度途中なので分からないが、昨年度については、要
保護、準要保護合算の人数で、小学校34人、中学校37人であった。小学校1年生で認
定されると、よほどのことがない限りそのままずっと中学3年まで認定され続けるの
で、大体このぐらいの水準で今のところ推移している。
(袴田委員)
袴田委員) 途中で結婚されたり、収入が増えたりしたときには、申請してくれるの
か。若しくは、何か分かるようになっているのか。
(教育総務課長)
教育総務課長 ) 毎年、申請し直してもらっているので、そのときに所得などが変
わっていれば、当然認定されないということになる。
(飯田委員)
飯田委員) 困っている人にこういう制度があるということを仲介する、民生委員や
学校の担当などの人が様子を見て、いろいろ話をするシステムのようなものはあるの
か。
(教育総務課長)
教育総務課長) 過去には民生委員の意見を聞いて、こういう制度があると紹介して
いただく形となっていたが、今は民生委員にそういったことをお願いしていない。学
校の給食費などの校納金が滞りがちになる家庭があると学校も困るので、状況を聞き、
制度を紹介し、申請してもらうという形で上がってくる場合が多い。広報などを見て
制度を知り、問合わせをされる方もいるが、所得基準もあるので認定されない場合も
多い。
(飯田委員)
飯田委員) 今、貧困による教育格差が叫ばれる中で、子どもの人数は少なくなるが
そういう世帯は増えていく気がする。今後、認定者数の増減が分かれば教えていただ
きたい。
(教育総務課長)
教育総務課長 ) これからどんどん増えていくかとは思う。日本全国、就学援助を
行っており、市町によっては事務的に、たとえば児童扶養手当をもらっている人は認
定するというような形で支給しているところもあるが、本市の場合は所得など幾つか
の基準で認定をしているので、事務処理的には手間がかかっている状態である。
(大林委員長)
大林委員長) 質疑がないようであれば、議案第3号「湖西市就学援助費支給要綱制
定について」採決を行うがよろしいか。本案を原案のとおり承認する方の挙手をお願
いする。
(挙手全員)
(大林委員長)
大林委員長) 挙手全員である。よって、議案第3号「湖西市就学援助費支給要綱制
定について」は原案のとおり承認された。
議案第4号については、山下教育長の一身上に関する事件である。地方教育行政の
組織及び運営に関する法律第13条第5項では、「教育委員会の委員は、自己、配偶者
若しくは三親等以内の親族の一身上に関する事件又は自己若しくはこれらの者の従事
する業務に直接の利害関係にある事件については、その議事に参与することができな
い。ただし、教育委員会の同意があるときは、会議に出席し、発言することができ
る」と規定されているのでお諮りする。山下教育長がこのまま会議に出席することに、
異議はないか。
(異議なし)
(大林委員長)
大林委員長) 異議なしと認め、山下教育長にはこのまま会議に出席していただく。
議案第4号「教育委員会委員の辞職の同意について」事務局の説明を求める。
(教育総務課長)
教育総務課長) 議案第4号「教育委員会委員の辞職の同意について」、地方教育行
政の組織及び運営に関する法律(昭和31年法律第162号)第10条の規定により、下記
委員の辞職について同意を求める。平成27年1月22日提出 湖西市教育委員会。
山下教育長から、平成27年3月31日をもって辞職したい旨の退職願が提出された。
これは、平成27年4月から地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正す
る法律が施行されるのに伴い、湖西市の教育行政の責任体制をより明確にし、より迅
速な対応を可能にするよう、教育長と委員長を一本化した新教育長制度に移行するた
めのものである。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第10条では「委員は、当
該地方公共団体の長及び教育委員会の同意を得て、辞職することができる」と規定さ
れているので、議案としてお諮りする。
なお、これに伴い、市長部局では現在、山下教育長を新教育長として任命するため、
その同意議案を湖西市議会3月定例会に提案する準備を進めていると聞いている。
以上。
(大林委員長)
大林委員長) 質疑のある方は発言をするように。
(質疑なし)
(大林委員長)
大林委員長) 質疑がないようであれば、議案第4号「教育委員会委員の辞職の同意
について」採決を行うがよろしいか。辞職に同意する方の挙手をお願いする。
(挙手全員)
(大林委員長)
大林委員長) 挙手全員である。よって、議案第4号「教育委員会委員の辞職の同意
について」は、辞職に同意することに決定した。
本日の案件については、これをもってすべて終了した。これにて、平成27年1月湖
西市教育委員会定例会を閉会する。
閉 会 午後3時30分終了