ー はじめに

論 説
退職の法理
今 野 順 夫
王 はじめに
人員醗減をメインにした、企業の夢ストラ潜居擬されている。
終身雇罵麟を特徴としたわ嚇醗の労饒関係において、人員離減による職場の
喪失は、労働者にとっては人生の計懸を狂わせ’るに等しい賜題である。そのた
め、特に使罵者蝿からの解雇については、労働者の保護の観点から厳しい麟醸
の法遜潜、学説・甥倒において蓄積されてきた。経済的事霞に基づく整理解雇
の法理のみならず、塞該労働者の身体的理由や行為を理霞とした解雇について
も、懐重な対応を求めてきた。ただ、企業の婆ストラ潜こうした整理解雇によ
るものだけでなく、醍置転換・懲晦、一時帰休のような労働契約の終了を梓わ
ない実質的人員離減とともに、労傷者の纏発的謹離職の形態をとっているこ
とに溢i翳しなければならない。
総務庁統誹羅「労働力講査まの簿9淫年における「求1職理由懸完全失業者の推
移」によれば.簿鱗年の至4茎・醗・欝獺のダ非濤発的な離職による者」の数
は繭年購蟻と比較すると、それぞれ鴛欝人、鴛万人、9万人、3万人の塔とな
っている摂、「自発的な離職による者肇はi7万人、2万人、9万人。6万人の
塔とほぼ懸犠であ警、時嬬によっては前者を越えている。窪発的な離職の理海
は窮確ではない解、辞職など労饒者の噛発的iな離職の塔大は否定できない。
ただ、こうした労働者の「麩発釣釜な離職については、退職の霞嵐ひいて
は強麟労働禁箆の観点から、退職それ趨体を擁鰯する法理は講築されてこなか
ったと露ってよい。しかし、労働実態の懇から見ると、笈電着の一方的な解約
告知としての解雇と、労働者の察発的な解納蓋知(辞職〉との間に、様々なバ
一5§一
退職の法獲(今野額央〉
リエーションがあり、r自発的淫な形態をとった軒葬馨発的まな離職も晃られ
る。そ為は、職発的」だった労働者の退職の意思表示の撤醤をめぐっての訴
訟の提起にも現れ,ている。
そもそも継続的契約関縣である労働契約の終了には、大霜すると、1)労痩
の意思に纏わりなく労働契約が終了する場合と、2/労働者及び後馬者の意思
によって労騰契約を終了する場合がある。前者においては、①労鱒契約に蟻翼
の定め恭あ参、その糊鷺が経過した場合、②建築工事の完成など契約終了の事
由が発生した場1合、③定年至奪還とともに自動的に退職する定年麟が存益する場
合における定年の到達、④労働者の死亡または企業の消滅など労働契約当事者
がなくなる場合がある。勿論、これらも、①において期驚撚反覆更新される場
合、③において定年越あっても懐行上弓捲続き歎務している場合、④において
も、金轡など継織変更はあるが企業の疑一姓が保たれている場合など、労使の
意思に縫わ蓼なく労働契約が終了するとはいえない場合摂あるが、ここでは懸
れない。
飽方、労働者または健駕者の意思によって契約を終了させる場合にも、①労
使の一方的意思表示よって終了させる場合と、②労使の合意による場合に分か
れる.①を解約告知(または解除/というが、健爾者の意思による契約の終了
を「解藺といい、労働者の意思によるものをr辞職(または退職擁とよん
でいる。労働契約に擬闘の定めのない場合に行われるの潜通常である摂、幾問
の定めのある場合も、rやむをえない拳闘潜あれば契約を終了させることが
可能である.また、労綾の意、馨の合致による労働契約の解消は、罫合意解約ま
とよばれる。
本稿では、労働者の嘘発的3意思による離職の法的問題を検討する。上記
の分類によれば、それは一方的意、懇表示としてのヂ辞職まとヂ合意解織に該
当することになるが、r合意解細も、労働者が零し込んで綾絹者が承諾する
場合と、綾絹者の卒し込みに帰して労働者撰承諾する場合に分かれる。ただ、
薪辞職達と労働者からの解約申込である旺退職顯まの琶剥をいかにするか、ま
一5i一
管政歓会論集 第8巻 第2号
た、形式は匿辞職」や罫合意解約茎でも、事前に綾絹者から軒退職勧奨まがあ
った場合、あるいは整蓬解雇の前段としての磯望退職募集達に応ずる場合
あるいは使灘者の解雇を承認する場合などがあ吟、その法理簿威を形式のみで
おこなうには開題があろう.
上記のことは、民閥企業を前提にしているが、公務農の場合にはいかに法律
檎成されるものであるのか、特に、辞職串鐵に基づく辞令の交付を、上記の
薪辞職塵の概念でとらえるべきか、「合憲解約」の承諾としてとらえるべきか、
公務員法の震定の趣霧ともからんで棲謁すべきものと思われる〔㌧
夏至 辞職の自由
辞職は、労働者の意思表示であ鯵、真に辞めたいという意思の表覇でなけれ
ばならない.しかし、使稽者は、解雇講鰻法選を潜饒するために、労働者に漾
々な窪力・懐柔をなして、辞職を求めることが少なくない。このように、霞鑓
になされたとはいえない意、懇表示の動力は、否定されなけれ、ばならない。
轡 霞浅な意思表示
まず辞職の意思表示は真塾に衰弱されたものでなけれ.ぱならない。たとえば、
紛糾した事態のなかで、売弩言葉に買い雲葉のような辞職の意思衰弱は、ただ
ちに解約告知であるとは認められないであろう。辞職の意思表示については、
真摯・冷静かつ確定的になされたものに銀建さ齧るべきであるということは、
エキサイトしゃすい労使灘係において、とくに要請されるところであろう。
辞職の意思表示薄墨心裡留保に該る場合は、罠法偽条奉文によ疾無効を主張
しえない.ただし、労使関係における罫意、馨表示蓬は、上遠のごとく、意思表
示たる要件を備えているものとはいいがたい傷合が少なくないし、また穣手方
である縫驚者が、かかる意思の欠缺を知雛、またr知ルコトヲ得ヘカ夢シ」場
合には、民法93条但書の媛定によって無鹸となる。
一52一
退職の法理(今野纈夫)
また、錯誤の場合も、退職の意思表示が無勤とされうる。懲戒解雇されると
誤鬱し、解雇を避けるために、退職の申し入れをした場合などである。これは、
瞭己の法的地縫についての重大な錯誤壕鋤と解され、かかる動機の錯誤につ
いては、瞬示的ないし黙示的1譲示さ義かつ疑法9礫の嘆菊の錯誤であ
ることを条件として、その意思表示が無効とされる{3}.
さらに諸職の意思表示が、強迫または詐欺による場合には、民法蝿条によっ
て取箸消しうる。舞携.歎、強迫によるものとして、辞職の意思表示の激消しが
認められた無縁少なくない磯。ただし、強迫とはいっても、その程護が強く、
表意者が完全に嚢露意憲を喪失している場合は、その意思表示は当然に無熱で
あ雛、民法96条の遜矯の余地はない鋤.疑法96条の強邉による意思表示の要
件としては、①強迫者に強迫の故意瑛あること、②この敵意にもとづく強迫行
為が存し、⑤意思表示が強迫行為による畏縮の結果であることが挙げられよ
う麟a
以上の観点から、罫退職勧奨達も考察されるべきである。{吏講者による退職
勧奨によって、定年講の露一的な運驚による欠点を欝し、人事の麟新、緯織運
営の合理化の必要性をみたすことが可籠となろうが、しかし・労働者の任意の
意思形成を紡げるものであってはならない。2∼4肩の間に、穀織ないし欝罎
(i騒2暮分∼2蒔問懇分〉の勧奨を繰り返した下縫商業高校事件において出羅
地裁下関支部覇決σ}は.退職勧奨にあたっては、r被勧奨者の任意の意思形成
を嬬げ、あるいは名誉感構を害するごとき言動3は許されないとし、本件につ
いても・r自発的な退職意思の形成を懲悪する酸慶を越え・心遷的妊力を蕊え
て退職を強要したもの漆とした。
退職勧奨に基づく労働考の辞職につ継ては、それが綻罵者の強力なイニシア
ティブに基づくものであれば、辞職の嚢嶽が確保されず、実態的には解雇と異
ならないことになる・退職勧奨における労働者の嚢露の確保の基準をどこにお
くか、さらに検討が必要であろう。少なくとも、考癒されるべき事捲・条稗が
ほとんど呈示されたことを繭提に、労働者の冷静な振否の鞍懸(翻答/が示さ
…53一
行政桂会譲葉 第8巻 第2馨
れた以降の罫勧奨達、それに基づく ゼ謹得3は、疇由まの要素を喪失すること
になろう.また、入舞整遅の藩段階としてのゼ希望退職募集蓬の場合も、それ
が覇示的ないし黙示的に、匿希望ま退職予定春の籠饗解絹らかであ滲、かつそ
の規模(募集人員数〉などから、懸濁的な退職勧奨と実態的に異ならない場合
にも、瞬様の法理が適用されるべきであろう。
② 欝職の承認
辞職の嚢譲との関係で、辞職の成立を就業規則等で痩稽者の承認にかからし
めることができるかという開題がある。
覇鰐のなかには、労働者の解約の白露を不当に薦張しない酸度においてその
動力を認めるべきであるとして、労働者の退職牢幾に録する養薦考の不承認に、
合憂的遷蜜がある場合には、その劾力演認められるべきであるとするもの麟も
あるが、f金運姓まが経営上の必要性・合瑳牲と解されるならば、労鰯者の辞
職の雲霞が危殆に瀕することは購濤であ吟、難当とはいえな恥であろう。
轟職の白露は、憲法露条、22条に関連する基本的人権であ滲、民法627条i
項σ当事者力雇簿ノ擬闘ヲ定メサジシトキハ各当事者ハ醤時ニチモ解約ノ申
入ヲ為スコトヲ得艶場合二於テハ雇簿ハ解納傘入ノ後二選醐ヲ経過シタルニ露
夢テ終了スま)の後段は労働者のために強行矯定と解され・働、判擁でも退職に
綾編者の誹罵を要する覆の就業窺賛彗は無効と解されている{期.ただ、当該条
項の無熱姓を罠法627条i項後段の片藤的強行性から導くことよりも、甕戴に
憲法総条の強灘労騰禁幾壷びに憲法22条の職業選訳の霞由を侵害するものとし
て、その就業蔑則の効力を否定するのが妥当であろう。というのは、畏法627
条の焼定は、擬闘の定めのない雇絹契約の解約告知についての意思補充燈定と
解され、労基法2§条によって修藍された終電者の解約告知と異な瞬、労働者か
らの解約告知(辞職/については、たとえそれぶ露時的であれ、一週間であれ、
その合意を禁比する趣霧とは考え麟たい。ただそれが合理的理露なく蔓擬に及
ぶ合意の場合には、実質的に辞職の嚢譲を麟罎するものとして、上記公序に反
一5塁一
退職の法遷(今野筋炎/
するものとして、疑法鱒条によ鯵無効と解される。もし・その合意ぶ不瞬であ
れば、本規定は当事者の意思として補充し、その匿承認逢が事実確認的なもの
であれ、三遍闘を越えての「承識手続は認められないと解されよう。
醗 合意解約の法理
佳〉 意義と成立要件
使罵考と労働考の合意によって労働契約を終了させることを会意解約という。
合意解約の場合、労働者又は使絹者の合意解約の申込に難して、穣手方が承諾
した時に、その法律幾果解生ずることになる。合意解約については、労基法2§
条の適稽は一般的に否定され、解雇予告手当の支払いは綾薦者に課されない。
合意解約が、労働者の牢込の場合には、労働者の辞職の意思表示との匿懸が
問題とな蓼、使罵者の申込の場叙こは、綾絹者の解雇の意思表示との鴎輔弼
題となろう。構手方当事者の意思如{醗こかかわらず、労騰契約解溝の意思斜、
実態的に明白である場合には、合意解約とは解せないが、そうでない場合につ
いては、労働聡係の実態・慣行・経緯などから、当該労使の意思を推定するこ
とになろう。
労髄の意思の合致によって合意解約が成立する摂、意思表示に錯誤・虚鶴表
示、欝i欺、強遠などの澱疵がある場合、無効・取溝されうることはいうまでも
ない(渓法蟹条・95条・96条〉・退職勧告をふくむ条稗付解雇の意思表示につ
いては、鵯倒は鞘鰻内に遜職額を縫饑した場合{猫だけでなく・期銀経過後
(解雇の効力発生後/に提鐵された退職顯が、縫縮者によって異議なく受領さ
れた場合にも、会意解約が成立しているとする〔驚・また・退職勧告霞捧が違
法(不当労麟行為、公序良搭違反〉であっても、合意解約の無効をもたらすも
のではないとの判鰍瑞もあるが、違法な退職勧告と退職顯提出との闘に撫当
霞果§§係がある場合、合意解約は無効と解されよう。そう解さないと、違法な
退職勧告を禁寵することができないことになろう。
一55一
行政歓会論集 第8巻 第2号
解雇の意思表示を労働者が承認することは、解雇を合意解約に転換せしめる
意思表示であるとの見解もあるが、解雇の意思表示が.実態的に合意解約の申
込とみなされる場合以外は、合意解約とは認めがたい.ただし、解雇の承認が、
合意解約の新たな串込と解され、使罵者がそれを承諾した場合には、解雇の意
思表示が撤掻され合意解約が成立したものと解され.よう。
合意解約の成立が争われ、退職の意思表示の撤回の効力が争われた夢心ディ
ングケースとして大際鐵工僻事鉾がある解、以下当該事件を紹介・縷説しつつ、
合意解約の周題を検討する.
(21大隈鐵工翫事件
瞬 事実の概要
原告Xは、曜秘47年4弩、被告Y社に入被したが、瞬難入麺のAとともに,
会縫内の幾青(舞本民主青年灘盤〉の活動に鍵事していた.ところがAは、瞬
年9月24嚢に農宅を灘た後、会歓の寮に帰らず、失鉄した.
翌嚢、人事第一諜主蓬らの講査によむ、失嫁直前、XがA宅を訪聞した事実
が覇窮し、また会縫寮内のAの部渥からXの氏名を記載した大学ノート、およ
びA宅の懸人の部麗から蔑書に弱わる資料解発見された。そのため、Xは、連
譲、全能の人事擾当者からAの失髪斜こ饑し事績聴取を受けたか、まったく心当
たりはない濤答え、民青活動については何も話さなかった。
講舞28欝、Y縫は縫外調査を行ったが、Aの行方について侮らの手掛穆も得
られ、なかったため、人事管理の最高責無考である人事離長は、Aの民青縫係資
料を敏穆寄せ、これを鬱鬱貌としてXに示し.XがAの失鎌原覆につき欝も知
らないのかどうかに淡着をつけることにし、縁霞午後5時欝分頃、第一及び第
二講人事課長とともにY縫の臨接室でXと藤接した。その露上.人事部長が、
異書§§係資料を観の上に置きながら、ヂこの記事の中からA書の手欝滲が鐵て
こないか、看ひとつ見てくれないか雌と申し麟けたところ、Xは、右資料に手
を懸れないまま茫然自失の献態で暫時沈黙していたが、突然、罫私は退職しま
一56一
邊職の法理(今野顧夫/
す。私はA鳶の失綜と全然縫係があ静ません圭と準し畠た。人事部長は、民青
瞬盤員であることを遷嶽に退職する必要はない量を告げて慰留したぶ、Xはこ
れを饑き入れなかったので、第一人事課長に食じて退職顯の絹紙を取静寄せ、
Xに交付したところ、Xは、その場で必要事項を記入して署名捺蔀したうえ、
これを人事部長に提出し、講部長は、これを受け激った。
その後、Xは、第一人事課長から退職手続をするよう促され、身分証窺書、
食券、修業衣、職章、職札等を返還した.しかし、従業員頭金の解約、大縷労
働縫合からの鋭退、大酸溝費生活協懸総合からの號退等の手続や秘勅の群数等
はその翼のうちに完了できないため、Xは、翌馨これらを行う霊述べ、午後6
時3§分獲退社した。しかし、Xは、翌2頒、退職額を撤璽することを第一没び
第二百人事課長に申し鐵たが、姫縫された。そこで、労騰契約上の地建にある
ことの確認を求めて提虚したの摂本緯である。
第一審判決{紛は、退職の意思表示をなすにあたって動機の錯誤(民法§5
条〉があったとしてこれを無劾と鵯擬した.それに薄して、第二審覇決禰は、
動機の錯誤にはあたらないとしたが、Xの退職の意、懇表示を、雇矯契約の合意
解約の塗し入れとしたうえで、①Y鮭鱒Xに嬉し退職の辞令書を交付する等の
方法によ蓼瞬示的に解約承諾の意思表示をしたとの点について鍔らの主張立証
がなく、⑨採驚が人事離長を含めた護名の面接等によって蕎われている事実と
対比すると、退職の場合も、人事部長鰯人の意思だけではその形成があったと
考えられないとの理霞で、人事部長による退職顯の受理iのみでは、雇矯契約解
納の申入れに対する承諾があったとはいえない,したがってその意思表示は、
撤麟によ鯵幾力を失ったと醤擬した.そこでY縫が上告した.
曝 最高裁覇決
覇決は以下の蓬露から破棄差戻した。
①[私企業における労働者からの雇簾契約の合意解約申込に講ずる旋屠者の
承諾の意思表示は、就業趨則等に特段の定め潜ない瞳諺、辞令書の公布等一定
の方式によらなければならないというものではない.ま
一57一
行政歓会論集 第8巻 第2号
②医原覇決掛認定するような採驚麟度をとっているのは、労縁者の新規採罵
は、その者の経歴、学歴、技籠あるいは性格等について会縫に十分な知識がな
い状態において、会縫に有穏と思われる人物を選揺するものであるから、人事
部長に採罵の決定権を与えることは必ずしも適当でないとの醍慮に基づくもの
であると解されるのに短し、労働者の退職顯に封ずる承認はこれと異な鯵、採
罵後の当該労勝者の能力、人物.実績等について掌握し得る立場にある人事部
長に退職承認についての利害得失を覇薮させ、単独でこれを決定する権鰻を与
えることとすることも、経験則上轄ら不合運なことではないからである.した
がって、被上告人の採稽の藤の手続から推し量瞬、邊職額の承認について人事
部長の意思のみによって上告人の意思が形成されたと解することはできないと
した原審の認定半藤霧ま、経験暴彗に反するものというほかはない。i
③罫A部長に被上告人の退職顯に薄する退職承認の決定権嚇あるならば、源1
審の確定した前記事実関係のもとにおいては、A部長が被上告人の退職願を受
遷したことをもって本件雇罵契約の解約寧込に韓する上告人の即時承諾の意思
表示がされたものというべく、これによって本件雇矯契約の合意解約鱒成立し
たものと解するのがむしろ当然である。嘘
鱒 最高裁讐決の縫題点
本件は、人事部長等との譲合いの遜程で、労饒者が罫退職顯3を入事部長に
礎慮し、受遅された翌舞、そのr退職願まを撤暑しようとした潜、撤露を矩否
されたため、その合意解約の効力が争われたものである。
控訴審霧決と最高裁醤映の趨違は、人事部長に退職承諾の権限があるか否か、
退職には辞令書交付等瞬示的な解約承諾の意思表示が必要か習かであるが、一
審凝決の職疵ある退職意思表示との判断を含め、労働者から行う窪発的な退職
の意思表示をめぐる法的周題、壷びに労織者の翻意に基づく退職顯の撤獲の法
的幾題について検討することが必要であろう鰍。
ここでは労働者の意思表ボに対して健講者の承諾の意思表示が翼題とされ、
そ蕊は本件控訴審霧決及び本醤決の争点である.
一58一
邊職の悪運(今野懸夫〉
縫濡者灘の承諾の意、懇表示においても、労働者灘の場合と瞬様、意思表示の
職蔑の法遜の通馬は理譲的には考えられうる解、主には承諾権駁が総題とされ
る。採霧権限との対雛で、本件人事部長の退職承諾権鰻を否定する控訴審判決
を破棄した本覇決の論遷については、妻定しうるが、ただ承諾権銀者のr受理」
解直ちに退職顯に耕する承諾の意思表示と解せるかは、疑総なしとしない。特
に本件事案にお》・ては、腿職駒のヂ受け激動はなされているものの、往
業員頭金契約などの手続は翌獄こ難iばされておむ、かつ、翌露こ当該手続前に
撤遜の意思を表窮していることをみると、労働者の合意解約の申し入れの意思
表示自体も完了していないともみることができ、それに鰐癒した髄罵者のド承
諾まの意思表示も完了していないともみること潜できよう。公務員縫係で確立
している、一定様式(免職辞令〉潜当人に到達するまでの辞職顯の撤懸につい
ては原則として認めるという判例法理{罵とは異なり、民間企業においては一
定の簾式を求めないという本覇決に即して考えれば、承諾の意思表示は、合意
解約の牢込に至る状濁や受理の献浅など諸般の状溌の評懸のなかで行われるべ
きと思われる.承諾権酸者の暖遅」を、直ちにヂ承諾」の意思表示とするの
ではなく、それ,にもとづいて使罵者灘からの具体的繋策をとるなどの承諾の確
定的意思表示を瞬確にする書動が必要であろう.翌嚢の合意解約申込の撤罎に
も応じがたいほどの確定的な承諾の意思表示と解されるかどうかは、それに翌
る経緯から推灘されるものと思われる。
以上のような意思表示の開題の縷説は.鮭局、事後的に翻意した労働者の退
職の意思表示の撤懸によって労働麗係ぶ存続しているかどうかの検討となる。
欝 退職意思の撤塵
いったん新辞職顯まを書いたものの、自主的に、あるいは勉からの説得によ
って辞職顯を撤穰(取下げ〉することが少なくない。この法的勤果は、r辞職
願雄の提雛が、承諾を要しないr辞職達の意思表示と解されるのか、r金意解
一59一
待政祇会議集 第8巻 第2号
約の申込達と解されるかで、異なる。
鋤 酵職顧の撤羅
使講者纒の嬉嬉如何にかかわらず、確定的なダ辞職達の意思表示が露虫に表
瞬されていると解される醸む、勅内発生時以降におけるr辞職」の意思表示の
巌聾は許さ轟ないといえよう.ただ、解雇の予告も労縁者の麟意を得て取り消
すこと(撤羅〉は差し支えないと解されている鮒こととの薄慈震源において、
使矯煮の講意を得た上での夢辞職額」の撤藝も認められ、る余地があろう。
具体的には、成立した辞職を労綾の合意によって解満して、以離の状態に戻
すことは魂能であろうし、特段の理由がないのに解溝の合意を極否することは、
それにいたる労健の事構によっては、許されないといえよう。講意掘縫権の濫
屠とも解される場合もあろう。このことは、労働者の辞職が、綾絹者にとって
は寝耳に水であることが多く、また辞職は労鱒者の生活の基盤を失わしめるも
のであることから導き愚され、よう.
した麟って、ダ辞職腰を奇貨として、実質的に違法な解雇を婁現しようと
する使馬者の行為を容認するものであってはならないと瞬時に、艇鰐者掛、そ
の紅辞職達を麟提として新橋採矯などの諸手続に養重した以降においても、
「辞職顯まの徹暴が認められ、るもので葦まない。
(2/合意解約の申込み6〉撤園
鰹方、吟意解約の牢込」と解される場合には.縫驚者の承諾があるまでは
露懸に撤凝しえよう.ここでは、民法5濃茶以下の規定は適薦されない.けだ
し、民法5盤条以下は、新たな法関係を形成する契約の成立をめぐっての申込
一一
ウ諾の意思表示であるが故に、申込の意思表示の厳格姓が求められる。しか
し、労儀契約の解約申込は、継続的契約鷺係の解溝をめぐっての申込であ蓼、
岡穂に論ぜられるべきものではない。帯し込まれた灘では、解溝を予難してい
ないのが常態とすれば、確定的な罫承諾まの意思表示以前は、申込をいつでも
一6暮一
退職の法螺、(今野顛央)
搬獲しうると解され、よう。
労傷者の合意解約の申込に薄して旋濡者の承諾麟存在するときは、合意解約
が成立し、形式的には撤羅は露難となる。この場合も一旦絞立した合意解約の
解溝を否定して、以前の契約縫係を存続させることはあ撃得るし、労綾羅係の
実椿によっては、それを振否することを否定して、契約を復活させることもあ
吟得よう。法形式上、労働者の採絹と講じく契約麗係を強調できないとの講遷
も成箏立つが、合意解約の解溝(復活/は、新たな法形成ともいえず、実質的
には労餓蓄の退職の申入の意想表ボが確定的といえなかったともいえる。かえ
って後馬者が労縁者の合意解約の傘入れを予翻している場合には、縫罵者によ
る強劃的契機が饑き、準解雇あるい薩擬鰯的解雇の法理漸が適絹される場合
がでてくることもあろう。
また、綾絹者の承諾については、大際鐵工藪最高裁判決によ甑採罵権縷と
は必ずしも講一とはする必要がないとの覇漸が示されているが、しかし.承諾
権限者の「辞表受け取鞘が、直ちに承諾の意思表示ともいいがたい。辞表の
痩け取鞘ぶ、法的な承諾としての「受動と解されるか、それとも後舞冷
静な蒔点で意思を確かめるという慧駿で、単に「覆か吟おく美という趣蜜であ
るか、それに至る経緯をみて鵯臨することが必要であろう・
/3/欝職と含意解約
ところで、影式主幹辞職額ま(またはゼ退職顯葬 とされるものが、f鐸職達
の意思表示と解されるのか、r合意解約の申込まと解さ轟るのかは・形式に梅
混せず、実態的に総合的に覇擬して解毅されるべきものであろう。夢辞職貌
が、綾絹者灘の態度麹粥にかかわらない確定的な罫辞職まの意思表示と解され
ない罎撃 (薪合意解約」の擾絶が瞬確でない張り)、一般にf合意解約の摩込涯
と解されるべきであろう。それは、一方的なr辞職獲(甕己擁合邊職である場
合が多い〉よ管は、F合意解約まの方が遥職条件の上で労働者にとって有無で
あるという霞本の労働§§係の特色に根ざしているものであ甑労働条件の不満
一6i一
行政続会論集 第8巻 第2号
をr辞職顯匪という形で表萌し、談講者の講繕によっては労働麗孫を継続して
もよいという場合が少なくないからである.
V 公務員の退職の法理
縫方、公務曇の退職の法蓮はどのように構成されるべきであろうか。
簸方公務員法上は、依顯退職についての甕接の蔑定はないが、地方公務員の
任矯が徴兵のような強凝的契機を膚していない以上、退職寮認められるのが当
然といえる。ただ、民法627条茎項は、雇罵契約は当事者による解約の申入後
2還闘で終了するのが原則とされているが、地方公務員が辞職を撫し鐵ても右
趨走の適驚はなく、免職の発令あるまでその身分は存続する摂、特懸の建由の
ない眼警根盛期欄内に辞職を承認すべきものとさ為ている脚}.
飽方.蟹家公務員については、人事続規則8−i2第73条が罫辞職の申患があ
ったときは、特に支障のない畷蓼、これを承認するものとするfと定めている。
ただ、職員が懲戴零露に該当するときに辞職の串鐵があった場合には嚢ちに辞
職を承認せず、懲戒免職にするとか、戒告、停職などの懲戴麺分をしたうえで
辞職を承認することもできるとされている。
その意駿では、辞職(依顯退職、依頼免職/の意思表示は、任命権者の行数
鑓分の一要件であるとしているのが覇擁の立場である・鯛えぱ、札饒中央郵便
局事件においては、ゼ辞職の場合であっても、辞職の牢鐵に対する任禽権者の承
認を挨ってはじめて退職の勤果を生ずるのであ鯵、辞職顯は退職の延分に耕する
隔意の幾力を有するほかそれ露体独立に法的意義を有するものではない、窪{鋤
としている{鋤.また西条毒立玉津小学校事挫錨も、r公務員の免職麺分は、
それが蟹家公務員であると地方公務員であるとを闘わず、邊職者の瞬意を要艀
とする任免権者の一方的行政蕎為であ陰、退職額は、蚕の購意をたしかめるた
めの一手続に遍ぎない、と解すべきである・」としている.
さらに、いったん提鐵した辞職顯を撤響できるかの翼題については、丸森町
一62一
邊職の法還(今野瀬夫/
立耕野小学校事件において最高裁(第二小法廷〉は、「公務員の退職顯の撤翻
がいつまで許されるかは、この点につき瞬文の規定を欠く糧行法の下では、一
般法運上の見地からこれを決1寇せざるを得ない。この見地から考えれば、退職
額の縫鐵養畜こ薄し、免職辞令の交付があり、免職延分が提i畿者に1薄する麗係で
有幾に成立した後においては、もはや、これを撤翻する余地がないと解すべき
ことは勿論であるが、その前においては、退職顯は、それ岩体独立に法的意義
を有する行為ではないから、これを撤穰することは原灘として蠧毒であると解
さざるを得ず、退職額の提鐵に対し鍾命権者の綴で内部的に一定の手続がなさ
為た時鰐後絶隷激励許されな便する繕の購は・徽確定のない
現行法の下では、これをとることはできない。ただ、免職辞令の交替麟におい
て、無凝猿に撤穰の霞露が認められるとすれば、場合によ甑信義に反する退
職顯の撤園によって、退職額の提出を麟提として進められた爾後の手続がすべ
て徒労に帰し、懸人の恣意によ参行致秩序が犠牲に供される結果となるので、
免職辞令の交替繭においても、邊職額を撤璽することが儒義に反すると認めら
れるような特段の事鋳がある場合には、その搬騒は許されないものと解するの
が根当である.涯{蹄とし、一般に辞令が発せられるまでは鑑義則に反しない譲
り、辞職顯の撤獲は適法になしうると解されている{25㌧
したがって、辞令交付後の退職顯の撤騒は許されず、辞令交付羨であれば、
撤羅が鱈義に反する場合以外は、認められることになる。しかし、いかなる場
合潜儀義に反するかぶ疑題である。62歳の祭主高校教員が割増退職金携置を条
偉とする退職勧奨に応じて退職顯を提鐵したが、一ヶ月余を経遍した後・高齢
者でも退職勧奨に応じていない者がいることを無駄退職顯を轍饗した。その
時点ではすでに羅教委(鍍告〉の異動方針が確定し.後紐者内示も終了してお
り、発令3馨莇であった事件で、水戸地裁は儲般の事椿を比較縷討すると、
原告のした麟記撤回の意思表示は縁義に悼鯵許されない、」としている{鋤。ま
た、県立水産高校の職員が.実轡航海中の薩嘩騒覇が原霧で退職額を提鐵した
が、その後!還悶以上経遍し、後任者の補充溺なされ、実習船か鐵航したあと退
一63一
行政緩会論集 第8巻 第2号
職顯を撤凝した事韓で、宮麟:地裁は、ギかかる時簸における撤暴が許容される
とすれば、前誕退職顯の提鐵を前提として進められた被告の爾後の手続がすべ
て健労に帰し、原告の恣意によ警行政秩序が犠牲に供される結果となるのみな
らず、第三者(後任者〉・・が不潔の撰害を蒙ることに毒記することになるの
であって、かかる結論はとうてい是認でき」ず、「鑑義に反し許されない」と
している{鰭、退職顯の撤羅が、信義に反するというためには、f事務的な多少
の漉鼠落(灘条市立玉津小学校事件最高裁覇決)では是瞬ず、後任者の確建等
の駿浅が重複されていると解される,ただ、任命権者が免職辞令書を作成し後
紐者を任命している場合であっても、辞職顯の撤獲がただちに(翌β)なされ
ている事件では、「当時の客観的状勢の下では、性急に後懸者の発令をなすべき
必要は認められなかった」として、緩義に反するとはいえないとする事件{抽
もある.
こうした退職懸の撤暴をめぐる事件襲多発したのは、従来地方公務貴につい
て定年舗が存在しなかったため、職員の新練代謝を麟るために勧奨退職が行わ
れたことに起霞する.こ為は勧奨に慈じて退職すると退職金が上積みされる等
のアメの手法とともに、これに繕じないで職場に残ることが霞難になるような
事震、もの共講棒的規鱗を伴う藩解あった.一蔀の霞治体ではかな鯵強引な勧奨
がなされ、霧携はその行き遍ぎを違法としている‘抽.退職勧奨は、あくまで
労饒者の露主的な退職顯の提鐙を勧めるのであ鯵、それ解任意の意想表示でな
い駁撃、幾万を認めることができない・疑問企業においても瞬様の状濁があり、
その法理を懸異に論じる必要はない.
公務員の退職については、前遠の民閥企業を羨提にした法理と購一に論ぜら
れ・ることが少なくないが、讐にその違いは、公務員の任免解郵辞令」によって
なされていることに起饗している・労働者の退職顯(辞職顯〉の提轡にもとづ
いて、任命権者が許可して辞令を交付するという行為は.それを民間企業にな
ぞらえると、合憲解約の牢込と解すべきか,労勝者の一方的辞職の中農と解す
べきか、明確ではない。
一§嘆一
退職の法蓮(今野類夫)
前述の輔弼によれ、ぱ、敏顯免職(辞職〉は,退職申鐵者の題意(辞職の串崖)
を要件とする任命権者の行政甦分と解するの麟裁醤翫の一般的解験といえるが、
ただ、退職勧奨について毒賛地裁下縫支部は曜傭契約の合憲解約の申入れあ
る》・は誘霞という法律行為の性格をも欝せもつ場合もある諜としているが、こ
れによれ、ぱ、被勧奨者が退職勧奨を受諾すれば、それで建ち1こ雇簿契約の終了
という法律効果:を伴うことになろう.この場合、合意解約といえる。
辞職にヂ承認量(あるいは辞令〉を必要としていることから考えると、形式
的には「合意解約」的な姓酪を持っているといえるが、その場合辞職の衰鑓と
の縫係が講題となろう.強麟労働の禁蓋、辞職の露浅の観点から、「承認まは、
辞職の欝由を紡げるものであってはならず、その意思確認や手続以上のもので
あってはならない。また.公務員にあってもr合意解約」を認めるとしても
f辞職匪との差違をどこに求めるか、がある.いずれも職員の霞己都合退職で
あれば、退職手当に差異はないぶ.窪命権者からの退職勧奨にもとづく退職の
場合、退職手当に大きな差が存在している、r勧奨遜職3も、辞職の一形態で
あるので、通常の辞職の手続(誕承認ま罫辞令交種/をとることになるが、実
態的には、合意解約と解すべきことになろう.
したがって、形式上は、r承認j r辞令交付」を痒うものの、それは、形式的
確認であって、その前段購には、辞職または合意解約が存蔑することになろう.
公務員においては、r辞令まが交付されるまで撤暴は嚢葭であるが、私企業に
おいては異なるという論選は再考を要する,「辞令硅は形式であ撃.実態的に
辞職なのか、合意解約なのかを縷試して、その法遷を検討すべきであり、そう
である解放に、辞令交盤薦でも欝義員彗によって嶽羅を認めなかったり、認める
事鰹が箆られるのである.
その意糠では、退職の法理につ》・て、公務員と私企業労働者の違いを強調す
るのではなく、手続的な調題を験外すれば、隅一の法蓮によって解淡が図られ
るべきであろう.この点、輝纒は、採絹内定に離して、公務員と私企業での法
樫を瞬確に麹霧してお弩、その根鎚を紅辞令∫旺論行為嵯においているが、
一65一
行敷綾会論集 第8巻 第2号
その点も再検討すべきものであろう.つま雛、最高裁は、大舞本邸麟事稗にお
いて、「採罵内定取鴻事麟に基づく解約権を留保した労働契約が成立したまと
したにもかかわらず(鋤、公務員の採罵内定については、内定通知は単に採罵
発令の手続を支離なく行うための準備手続としてされる事実上の行為にすぎな
いとしている(鋤ことも、公務員の雇絹麗係の法的盤質の再穣討を踏まえ、麟
様に論ぜられるべきものであろう。
贋 おわ鯵に
詳職にせよ、合意解約にせよ.労働者の自発的な退職は、一般的には周題に
ならない.
しかし、それは労働者の瞭発姓iが確保されていることを前提とする・労
働者の退職意思表示潜、嚢主的・嚢発的なものであるかぎ甑その憲患表示を
嬉害して労饒麗係を存続させることが、最大の簡題である・こうした妨害は・
強麟労欝禁生の憲法規箋に抵鱈することにもなろう・したがって・労基法毯条
が雇罵契約難闘を定める場合、i年以内に限定したことと瞬織、戦前の麟近代
的労働者拘束からの解放という視点から、「辞める自由をいかに確保するか
淋重要である。
しかし、こうした嚢立した近代的人調像で労饒者をとらえるには、多くの羅
題がある、察らの意見に反して退職することがないとはいえない提案がある。
それ’は退職意思表示の撤獲をめぐる紛争として現れている幾題であろう。意に
反して織発的にま辞める場合もあ鯵、事案上、継続できない環境の中で辞め
る場合もあ吟、強力な退職勧奨、または希墾退職募集での退職もあろう。しか
し、紛争になることは氷蜜の一角にしかすぎず、表面化しない多数の縫題があ
るのであろう。実態紅露した法遅形成の必要性が痛感されるところである.
一66一
退職の法還(今野曝央)
注
紛 退職の鶴題については、捲稿罫休職・退職・定年ま(謬愛畿労鱒法講座i鑓
夢、貿8・総合労働羅究新婚82年〉で、一編講じているが、本稿ではその後の籾
鱗勧請などを踏まえ補足している.本聡題を総合的に講むているものとしては、
清蕉寛「労働契約の合意解縫と邊職勧奨珪(季鷺労趣法欝§号6頁〉、矢藻擬夫誕退
職の意思表示の嶽羅達(ぎ労饒契紛の観究董本多還懸配念鍵3頁〉、嘉木龍一躯
「労鶴契約み合意解約にお謬る労縁者の意思表示蓬(ぎ労磯保護法の醗究盛外尾
古稀記念錘7責〉、小蔭霰友ゼ労働契約の合意解除墨確労簿法の解毅遜譲薩摩泉
省議記念盤7翼/などがある。
鱒 誌海道電力事件・藤館鍵鵯紹郵.7.欝磯タ282暑263頁。
麟 懸責、大羅鐵工藤事欝・名古墨地霧羅52.鍍.巖甥時88§号85頁。
瞬 敷島紡績事件・神戸趣難詰突舞昭36.5、2労践集舞巻3畢273頁、購控訴事件・
大阪轟鵯躍37、i、謎労民集捻巻i号鎗翼、富綺交通事韓・宮綺地霧昭薮.3.韓労
経連5盤弩翅翼、魑尭学事件・葉烹地鵯曙42、鴛.2§労畏集露巻6暑毘§7頁、昭糠
農動奪事件・福舞地霧繧52、2.護報時88暮号93頁、石見交通事件・松江他益螢支霧
躍艦.難.欝労葭葉2§巻6手糞527頁等。
嚇 最醤耀33、7.欝浅集捻巻猛暑露懸頁.
麟 金子優史薪退職にともなう法穣醐題ま警句946号22頁・955号翼翼参黙。
鱗 藤轟地下襲支覇躍磐.9.28労旬873号6§頁、岡濤広島高覇昭52、i、24労鵯345号
22頁、簸醤紹§5.7.鯵労輝3嚥号鱒頁。
麟 大室木工翫事件・浦隷鍵熊谷支決昭37.4.23労蔑集捻巻2号総5頁.
醗 水替玉露軒退職・諄年・休職蛋新講座8巻、萩沢溝彦ゼ解雇」経営法学全集
玉5巻23§頁。
高野メ夢ヤトス退職金請求事欝:・東東地響灘召溌.鎗.29労響無縫号35頁。
麟
∫麟姦重工事件・神戸地鵯昭32.9.欝労凝集8巻5号578頁等。
瞬
蔭暮本鉄道事件・福饗地霧聡綴.i.憩労異集7巻i弩2欝頁.
縫21
播磨造船事{隼・神戸地竜野支覇曜38.9.至9労費集i4巻5号董i8i頁母
麟
名古屋地響董羅52.猛、i4舞時88{}号85頁。
/鶏
名書屋高醤昭56.聾.3巷判時憩蕊号欝§翼.これについては、安枝英講・舞鯛評
{麟
譲露88畢§3頁(肇1{雍時鞍欝6i号2奪7翼)の宰饗霧評験がある。
一67一
行政歓会譲葉 第8巻 第2暑
麟 塞覇決の評験としては、御沢慰ヂ合憲解約の成立と退職頼む撤縷ま曙秘六二
年度重要覇鰹解説(ジュ婆スト鍵§号〉2総頁、盈虚遂功ヂ退職顯嶽麟の嚢霞と
使驚者の承諾ま労働法学会誌?2畢i47頁、小蔭國友ゼ合意解約の承諾の意思表示
に驕する人事蔀長の権銀まジュ夢スト鱒8号62蔑、今野顧夫腿職の意思表示謹
労騰覇舞葎選(第6蔽〉(甥羅ジュ夢スト爲《号)錘4頁がある。
騰丸森町教育委員会事件簾ニノ1麟聡慧翻眠鄭3巻腸84碩等・
麟 羅28.2.6法務省法意一発第捻号。
麟 小蓉籔友肇労鱗契約の合意解除匪鶴掲。
鰯 行政実擁灘28.9.騒(鋳離泰隆弛謬地方公務員法人霧選騰7頁有斐薦欝83年〉。
麟 札饒地麟躍妬.茎.25、労凝集22巻i号猛9責・
憾 疑旨、下妻藝痩馬事件・奈良地霧羅3§.6.22、隅控誘審大阪嵩覇躍毅工3載
鋤鱗瞬鱒鶴鮒.鶴纐
訟務月鞭懲巻3号。
耗蝶地霧耀35.3.鍵行裁集蔓巻3号796頁。
最繁羅3護.6.2眠熱3巻6葺8妬真
鯖最響羅37.7、i厩熱謄8畢52領、醐認琵2眠熱捲i欝欝2頭・
茨城察立土浦工高事件・昭蛇、i2.貸費裁集磐巻鴛号蔦縫頁。
宮鋳水莚高校事偉・聡鎗.鴛.6蕎裁集25巻鴛簿蔦27頁。
深浦町事韓・最高裁第三小鵯露38.ii.26、艮集i7巻葺号越2§頁。
最判霧55.7.欝舞鶴タイムス磐4号i72頁・
簸響顯騒.7.2唇(凝集33巻5号58須).
繍東京都建設局事件儀一ノ購晒7.5.2質労糊8鰐順〉・名罐識水翻事
件・最一小戦鋸56.暮、護(労覇3§7葺§7頁〉。
一68一