授業科目 展開方法 茶道文化ⅠA 演習 単位数 担当教員 1 単位 安部直樹・嶋内麻佐子・※龍美穂子 開講年次・時期 1 年・前後期 選択・必修 必修 授業のねらい 本学の特色ある教養教育「茶道文化」に触れ、茶道の芸術文化を理解する力を養う。また薄茶点前割稽古を修得し、 さらに水屋の準備・片付けを通して、道具の大切さを学ぶ。それらを通して、日常生活に必要な礼儀作法やグループ の中でのコミュニケーション能力を高めることを目的とする。フィールドワーク(佐世保市ハウステンボスで開催さ れるハイスクール茶会 2.500 人規模)を通して、伝統文化である茶道を通した地域振興に関する問題意識を持つこと ができる。 学生の授業における到達目標 評価手段・方法 評価比率 ・7∼8 名のグループで仲間と協力して、実技(準備・片付け 含む)に取り組むことができる。 授業への参加(取組み) ・伝統文化を通して地域振興に関する問題意識を持つことが 茶会参加レポート できる。 40% 思考・判断 茶会の準備、参加を通して、道具扱いの大切さと礼儀作法段 取り(計画性)を通して、水屋仕事が理解できる。 課題レポート 前期茶会に参加し、もてなしにつて考えることができる。 5% 技能・表現 茶道実技の基礎である「薄茶点前の割稽古」が実践できる。 割稽古確認 50% 知識・理解 学んでいる流派の特徴を理解し、道具の名称と正しい扱い方 ペーパーワーク を説明することができる。 5% 関心・意欲 ・態度 出 席 受験要件 合 計 100% 評価基準及び評価手段・方法の補足説明 割稽古確認の成績を 50%とし、評価する。ペーパーワークは 5%とし、毎回の授業内容を記録カードに書きとめ確 認する。授業への参加(ハイスクール茶会参加のレポートを含む)については 40%とし、稽古への積極性を評価する。 課題レポートを 5%とする。割稽古確認は道具を正しく扱っているかを確認する。服紗の扱い、棗清め、茶杓清め、仕 込み茶碗の動作は流儀の形を理解しているかなどから評価する。 授 業 の 概 要 茶道の基本である礼法から入り、茶室での作法、道具の名称・扱い方について学ぶ。また、道具の準備・片付けも 修得し、水屋の仕事を通して道具を大切に扱う心を学ぶ。7∼8 名のグループに分かれて、割り稽古(点前の中の 1 つ 1 つの動作を段階的に学ぶこと)に取り組み、最終的には薄茶点前割稽古の型を完成させることを目標とする。授業内で 使う抹茶・菓子、その他の消耗品など、1,400 円の諸経費が必要である。フィールドワーク(佐世保市ハウステンボス で開催・ハイスクール茶会)への参加費は 300 円が別途必要である。 教 科 書 ・ 参 考 書 教科書:嶋内麻佐子著『茶道文化基礎編』九州文化学園茶道文化研究所(2011 年) 参考書:長崎国際大学人間社会学部国際観光学科編『観光の地平』学文社 教 材:嶋内麻佐子構成DVD『鎮信流茶道点前』長崎短期大学特色GP関連事業(2007 年) 授業外における学修及び学生に期待すること ・茶室に携帯・スマートフォン等を持ちこまない。アクセサリーは身につけない。靴下を着用する。遅刻・欠席をし ない。 ・学内外で人と会った時、自分から進んで「あいさつ」ができるようにする。 ・事前学習として、前回授業で稽古した点前の内容を確認しておくこと。 ・水屋での仕事を積極的に行うこと。 ・グループ学習中のコミュニケーションを図ること。 回 テ ー マ 1 ・茶道文化の概要 ・礼法① ・茶道文化の考え方、茶道鎮信流の概要を理解する。 ・双手礼・爪甲礼を修得する。 2 ・礼法② ・入退席の仕方 ・ペーパーワーク ・茶室内での立ち居振る舞い(立ち方、座り方など)、茶 教科書 P1∼6 を読み、予 室の出入りの作法を学ぶ。 習・復習をする。 3 4 5 6 7 8 予習・復習 講義概要(シラバス)を確 認する。 ・伝統文化である茶道を通した地域振興への取り組み。 ・ハイスクール茶会の概 (事例:佐世保市で開催されるハイスクール茶会) 客作法を学び、茶会に必要 要及び道具の準備 ・フィールドワークとして茶会参加を実施する。その準 な道具を準備する。 ・客作法① 備として客作法を修得する。 ・伝統文化である茶道を通した地域振興への取り組み。 ・ハイスクール茶会の (事例:佐世保市で開催されるハイスクール茶会) 客作法を学び、茶会に必要 準備 ・フィールドワークとして茶会参加を実施する。その準 な道具を準備する。 ・客作法② 備として客作法を修得する。 ・ハイスクール茶会道具 ・ハイスクール茶会で必要な道具の準備を行う。 教科書 P36.P53∼55 を読 準備 ・服紗の扱い(たたみ方・身につけ方・さばき方)につい み、茶道の専門用語の予 ・割稽古① (服紗) て学ぶ。 習・復習をする。 ・水屋仕事① ・水屋の使い方・道具の扱い方について学ぶ。 ・ハイスクール茶会道具 ・ハイスクール道具の準備を行う。 準備 ・鎮信流使用の茶道具名称と、使い方を DVD で確認。 教科書 P37∼50.P56∼57 ・鎮信流道具 DVD にて ・服紗の扱いの復習、棗・茶杓清め方を学ぶ を読み、予習・復習をする。 ・割稽古②(棗・茶杓) ・水屋の使い方・道具の扱い方について学ぶ。 ・水屋仕事② ・フィールドワークとし ・伝統文化である茶道を通した地域振興への取り組み。 て、佐世保市ハウステ 茶会(佐世保市ハウステンボスで開催されるハイスク ハイスクール茶会の主旨 ンボスで開催される茶 ール茶会 2.500 人規模)に参加する。さらに客の心得 を確認する。 会に参加 をとおして、もてなしについて考える。 ・棗、茶杓清め方の復習。 ・割稽古③(仕込み茶碗) ・点前で使用する茶道具の清め方について学ぶ。 教科書 P59∼61 を読み、予 ・水屋での仕事③ ・茶碗に仕込むふくだめ茶巾の折り方を学ぶ。 習・復習をする。 ・水屋の使い方・道具の扱い方について学ぶ。 ・仕込み茶碗の復習。 ・茶筅の扱いと、茶筅通しの意味を理解する。 ・水屋の使い方・道具の扱い方について学ぶ。 教科書 P58 を読み、予習・ 復習をする。 ・薄茶点前の見本 10 ・割稽古①②③ ・ペーパーワーク ・薄茶点前の見本を確認し、流れを理解する。 ・服紗の扱い、棗・茶杓清め、仕込み茶碗の復習。 教 科 書 P 53 ∼ 57. P 59 ∼ 61.P70 ∼ 80. を 読 み 、 予 習・復習をする。 11 ・割稽古復習①②③ ・服紗の扱い、棗・茶杓清め、仕込み茶碗の復習。 教科書 P53∼57、P59∼61 を読み、予習・復習をする。 12 ・割稽古復習①②③ ・服紗の扱い、棗・茶杓清め、仕込み茶碗の復習。 教科書 P53∼57、P59∼61 を読み、予習・復習をする。 13 ・割稽古復習①②③ ・服紗の扱い、棗・茶杓清め、仕込み茶碗の復習。 教科書 P53∼57、P59∼61 を読み、予習・復習をする。 14 ・点前確認 ・薄茶点前割稽古がどこまで理解されているか、確認す 薄茶点前割稽古の完成を る。 目指す。 15 ・点前振り返り ・点前確認を振り返り、記録カードを作成する。 9 授 業 の 内 容 ・割稽古④(茶筅通し) ・水屋仕事④ 点前確認を振り返り、自己 評価する。
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