お客さま用資料 投資のミカタ ― プロの見方を、あなたの味方に。 2015年、下半期の注目イベントは?! 味 見 方 投資のミカタ Vol.83 | 2015年8月7日 経済 今 回 の ミ カ タ 2015年、下半期のイベントについて、整理しています。 特に重要なイベントについて、見通しや注目ポイントなどを ストラテジストが解説します。 2015年 下半期の注目イベントスケジュール 時期 9月16-17日 9月末 イベント FOMC(定例記者会見あり、経済見通し 公表) 自民党総裁選挙(予定) ます。例年、期初に発表される日本企業の通期業績予想 は保守的であることから、このタイミングで業績予想が上 方修正される可能性があります。要因としては、賃上げ・ 外国人観光客増加を受けた国内消費の盛り上がりや、円 安の進行による想定為替レートの変更などが挙げられま す。日本企業の業績見通しは他国に比べて堅調であるこ 10月後半 日本企業の決算発表本格化 10月27-28日 FOMC(定例記者会見なし) なっていることから、今後、日本株式は底堅く推移するも 10月31日 日本銀行、展望レポート公表 のとみています。ただし、最近の中国経済の急減速が一 秋頃 日本郵政グループ上場予定 部の企業の業績に悪影響を与える可能性もあることから、 11月~12月 スペイン議会総選挙(予定) 12月15-16日 FOMC(定例記者会見あり、経済見通し 公表) FOMC(9月、10月、12月) FRB(連邦準備制度理事会)が年内の利上げを模索す る中、金融政策を決定する会合であるFOMC(米連邦公 開市場委員会)は、年内に3回予定されています。利上げ 時期に関し、FRBは7月のFOMC声明文で雇用や住宅市 場の評価を引き上げたのみに留まり、経済指標次第との 従来の姿勢を維持しています。一方、FF金利先物市場は 7月31日現在、10月利上げの確率を37%、12月利上げの 確率を64%織り込んでいます*1 (9月は0%)。よって経済 指標の結果が市場予想から大きくかい離する場合には、 利上げ時期の修正から、市場が大きく変動する可能性も あります。米国の金利水準は、株式、ハイ・イールド債券、 REITなど様々な資産クラスに影響を与えることから、米国 の利上げは年内で最も重要なイベントといえるでしょう。 とに加え、コーポレート・ガバナンス改革の動きも盛んに この点には注意が必要です。 スペイン議会総選挙(11月~12月) 年初来、金融市場ではリスク要因としてスペインの総選 挙があげられていました。反緊縮を掲げる左翼政党・ポデ モスが総選挙で躍進した場合、ギリシャのような強硬な新 政権が誕生する恐れがあったからです。しかし、状況は変 わりつつあります。高水準だった失業率は改善を続け、実 質GDP成長率は2007年以来の堅調な伸びを見せていま す。加えて、ギリシャで見られた混乱はスペイン国民の間 にも不安を呼ぶものだったと考えられます。これらを受け、 最新の世論調査では、反緊縮を掲げるポデモスの支持率 は低下し、より穏当な政策を志向する中道右派・市民党 (シウダダノス)の支持率が上昇*2しました。ポデモスが躍 進する可能性が低下したことは、金融市場にとって安心材 料のひとつであると見ています。もちろん選挙の結果はふ たを開けてみなければわかりませんから、先行きの動向 は不透明です。下振れリスクは薄れてきているものの、今 後も注視すべき材料であることに変わりありません。 日本の企業決算(10月後半) 日本では10月後半頃、7-9月期の決算発表が本格化し *1 (出所)CME Group *2 (出所)Metroscopia、Electograph 本資料のデータ・分析等は過去の実績や将来の予測、作成時点における当社および当社グループの判断を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変 動等を示唆・保証するものではありません。 1 | www.jpmorganasset.co.jp/Mikata.html お客さま用資料 投資の ヒ ン ト 米国での利上げ開始は、年内で最も重要なイベントであると考えます。 中国経済の急減速については、日本の企業業績に影響を与える可能性があるため、注意 が必要です。 スペインでの左翼政党の支持率低下は金融市場にとって安心材料となると見ています。 「J.P.モルガン Insightsアプリ」 のご紹介 Android端末でもご利用いただけるようになりました! 経済・金融市場の情報収集に関する 皆さまのお悩みをこのアプリが解決 Market Insightsプログラムへの アクセスがより便利に。 で自分好みにカスタマイズも。 JPモルガン 検索 前号のご紹介― 投資のミカタ Vol.82 市場が大荒れ!こんな時、投資にどう向き合いますか? 市場の変動性が高い時こそ、冷静に、基本に立ち返ることが 重要です。 投資先を見極めたうえで、中長期で投資に臨む心構えができ れば、下げ局面こそ投資のチャンスと捉えられるのではないで しょうか。 投 資 のキ ホ ン 金融市場や経済の情報が満載 味 見 方 基本1 投資先の見極め 基本2 中長期で投資する心構え 基本3 基本1と2を押さえたら、下げ局面をチャンスと 捉えること 執筆者のご紹介 www.jpmorganasset.co.jp/Insights_App.html AppleとiPadは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。App Storeは Apple Inc.のサービスマークです。 AndroidおよびGoogle Playは、Google Inc.の登録商 標です。 グローバル・マーケット・ストラテジスト 國京 彬(くにきょう あきら) 【ご留意事項】お客様の投資判断において重要な情報ですので必ずお読みください。 投資信託は一般的に、株式、債券等様々な有価証券へ投資します。有価証券は市場環境、有価証券の発行会社の業績、財務状況等により価 格が変動するため、投資信託の基準価額も変動し、損失を被ることがあります。また、外貨建の資産に投資する場合には、為替の変動により損 失を被ることがあります。そのため、投資信託は元本が保証されているものではありません。 ご注意していただきたい事項について(詳しくは投資信託説明書(交付目論見書) をご覧下さい。) 投資信託によっては、海外の証券取引所の休業日等に、購入、換金の申込の受付を行わない場合があります。 投資信託によっては、クローズド期間として、原則として換金が行えない期間が設けられていることや、1回の換金(解約)金額に制限が設けられている場合がありま す。分配金の額は、投資信託の運用状況等により委託会社が決定するものであり、将来分配金の額が減額されることや、分配金が支払われないことがあります。 ファンドの諸費用について 投資信託では、一般的に以下のような手数料がかかります。手数料率はファンドによって異なり、下記以外の手数料がかかること、または、一部の手数料がかからな い場合もあるため、詳細は各ファンドの販売会社へお問い合わせいただくか、各ファンドの投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。 *投資信託の購入時:購入時手数料(上限3.78%(税抜3.5%))、信託財産留保額 *投資信託の換金時:換金(解約)手数料、信託財産留保額(上限0.5%)*投資 信託の保有時:運用管理費用(信託報酬)(上限年率2.052% (税抜1.9%))、監査費用(上限年間324万円(税抜300万円)) ※費用の料率につきましては、JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社が設定・運用するすべての公募投資信託のうち、徴収するそれぞれの費用における最高 の料率を記載しています。 運用管理費用(信託報酬)、監査費用は、信託財産の中から日々控除され、間接的に受益者の負担となります。その他に有価証券売買時の売買委託手数料、外貨 建資産の保管費用、信託財産における租税費用等が実費としてかかります。また、他の投資信託へ投資する投資信託の場合には、当該投資信託において上記の 費用がかかることがあります。また、一定の条件のもと目論見書の印刷に要する実費相当額が信託財産中から支払われることがあります。 金融商品取引業者について JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第330号 加入協会:日本証券業協会、一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会 本資料はJPモルガン・アセット・マネジメント株式会社(以下、「当社」という。)が作成したものです。本資料は投資に係る参考情報を提供することを目的とし、特定の 有価証券の勧誘を目的として作成したものではありません。また、当社が特定の有価証券の販売会社として直接説明するために作成したものではありません。当社 は信頼性が高いとみなす情報等に基づいて本資料を作成しておりますが、当該情報が正確であることを保証するものではなく、当社は、本資料に記載された情報を 使用することによりお客様が投資運用を行った結果被った損害を補償いたしません。本資料に記載された意見・見通しは表記時点での当社および当社グループの 判断を反映したものであり、将来の市場環境の変動や、当該意見・見通しの実現を保証するものではございません。また、当該意見・見通しは将来予告なしに変更さ れることがあります。尚、投資信託は預金および保険ではありません。投資信託は、預金保険機構および保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。 2 | www.jpmorganasset.co.jp/Mikata.html
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