“ものづくり”のベストパートナー マイクロドロップレット法による 炭素繊維-樹脂間の界面せん断強度測定 一本の炭素繊維の周囲に樹脂玉を作り、界面のせん断強度を測定いたします。 マイクロドロップレット法 ● 炭素繊維強化プラスチック(CFRP)における「繊維と樹脂界面の剥離強度」は強度特性に影響する重要な因子です。 この「繊維と樹脂界面の剥離強度」の評価法の一つに、「マイクロドロップレット法」という方法があります(※1)。 (※1) 東京大学 高橋 淳 教授 NEDOプロジェクト資料より参照 ● 「マイクロドップレット法」とは、炭素繊維に樹脂玉(マイクロドロップ)を作り、マイクロドロップを繊維から引き抜く際の荷重か ら、「界面せん断強度」を算出します(式1)。 ブレード マイクロドロップ 界面せん断強度(τ)= F 繊維 L d F / (πdL)・・・(式1) F : 最大引き抜き荷重 L : 樹脂埋め込み長さ d : 繊維径 ブレード 試験概要と測定事例 マイクロドロップ作成 繊維の種類、樹脂の種類に応じて、前処理検討(繊維の洗浄および 樹脂硬化条件など)を行い、マイクロドロップを繊維に付着させる 条件を決定します。 ブレード ↓ 炭素繊維 せん断強度測定 装置にマイクロドロップを付着させた繊維フォルダーをセットし、測定 を実施します。 マイクロドロップ ↑ ブレード せん断強度解析 測定結果から、繊維・樹脂の界面特性を求めます。 サンプル セット部 界面剪断応力 (MPa) モニター部 O/C : 表面酸素濃度 (XPS法による) 界面せん断強度と炭素繊維表面状態の関連性 界面せん断強度測定装置 ● 炭素繊維表面の各種官能基分析なども含めた界面特性を評価いたします。お気軽にご相談下さい。 Copyright ©2015 JFE Techno-Research Corporation. All Rights Reserved. 本資料の無断複製・転載・webサイトへのアップロード等はおやめ下さい。 Cat.No 3S2J-220-00-150313
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