がん化学療法に伴う食欲不振の発現状況調査(PDF : 141.21 KB)

臨床研究の実施に関する情報公開
静岡県立総合病院では、臨床研究倫理委員会の承認を得て、下記の臨床研究を実施しま
す。関係各位の御理解と御協力をお願い申し上げます。
この研究のために自分の情報を使って欲しくないと思われる方は、問い合わせ先までご
連絡ください。
研究課題名
がん化学療法に伴う食欲不振の発現状況調査
研究機関名
静岡県立総合病院
静岡市立清水病院
研究責任者
対象者
杉山 弘樹
( 静岡県立総合病院 薬剤部 がん薬物療法認定薬剤師研修 )
静岡県立総合病院
研究期間
薬剤科
薬剤部
臨床研究倫理委員会承認後
嘉屋 道裕
~
2015 年 3 月
2012 年 1 月から 2015 年 2 月までの間に静岡県立総合病院呼吸器内科に
入院し、肺癌に対する化学療法を受けた患者様を対象にしています。
平成 22 年、国内で初めて制吐剤 ( 吐き気止め ) の使用に関するガイド
ラインが公表され、がん化学療法に伴う嘔吐は大幅に減少しました。平
成 26 年には、新薬の使用が可能になったことや新たな研究の成果が報
当該研究の意義・目的
告されたことなどから、ガイドラインの改訂が行われました。
しかし実臨床の場では、依然として患者様よりがん化学療法に伴う胃の
むかつきや、食欲低下の訴えを耳にすることが少なくありません。
そこで今回、がん化学療法に伴う食欲不振の発現状況について電子カル
テを用いて調査し、今後の治療改善に役立てたいと考えています。
対象となる患者様の電子カルテから以下の情報を取得します。
・化学療法施行日より 10 日間の食事摂取量
方法
・背景因子( 性別、年齢、化学療法歴、薬剤の使用歴など )
この情報をもとに、がん化学療法に伴う食事摂取量の変化を調べると共
に、吐き気や嘔吐が問題になる確率などを調査します。
調査により得られた情報を取扱う際は、患者様の秘密保護に十分配慮し
ます。研究で使用する情報は病院外に持ち出しません。パソコン内に情
報を保存する時は、パソコンはインターネットに接続しない環境下で使
個人情報の取扱い
用します。
研究結果を専門の学会や学術雑誌に発表することもありますが、その際
に患者様が特定されることがないよう個人に関する情報(住所・氏名な
ど)は外部に一切公表しません。
◆その他、この研究に関するお問合わせ、苦情等ございましたら下記へ
問合せ先
ご連絡ください。
静岡県立総合病院
代表 054-247-6111
薬剤部
嘉屋 道裕