糖尿病患者の服薬支援に用いるアドヒアランス向上資材の有用性の検討

糖尿病患者の服薬支援に用いるアドヒアランス向上資材の有用性の検討
【研究の意義】日頃の服薬説明では十分に理解できない糖尿病患者や説明に魅
力を感じてもらえず関心の低い患者が存在する。これらの患者に対してわかり
やすく魅力的で受け入れやすい説明に努めることは患者の服薬自己管理のため
には重要であるが、そのような観点で作成された服薬支援ツールの報告はない。
服薬意義等を理解することは服薬アドヒアランスを高めることに寄与すると
の報告がある。日常業務で使用している服薬支援資材(やさしい俯瞰図)に対
して患者がどのような意見を有しているかを評価することは、今後のよりよい
服薬説明を検討していく上で大切なことである。
【研究の目的】私たちは多種類ある糖尿病治療薬の役割を理解してもらうため
の服薬支援資材として「やさしい俯瞰図」を作成し、日頃の服薬指導で利用し
ている。この俯瞰図の有用性を診療録・薬剤管理指導記録のレトロスペクティ
ブな調査により評価する。
【研究の方法】当院の内分泌代謝科に入院し、薬剤管理指導において服薬支援
資材(やさしい俯瞰図)を使用した糖尿病患者を対象に日常の服薬指導記録お
よび診療録を後ろ向きに調査
【研究期間】2014年5月1日~2015年8月31日
【研究の実施体制】研究機関:虎の門病院のみ
研究責任者:薬剤部長)林
昌洋
研究分担者:薬剤部)藤井博之
内分泌代謝科部長)森 保道
【本研究に関する問い合わせ窓口】
本研究に関するご質問、お問い合わせがある場合、またはご自身の診療情報の開示や訂
正のご希望がある場合には、下記までお問い合わせください。
ご自身の情報が研究に使用されることについてご了承いただけない場合には研究対
象と致しませんので、下記の連絡先までお申し出ください。この場合も診療などにおい
て患者の皆様に不利益が生じることはありません。
問い合わせ先:東京都港区虎ノ門2-2-2
虎の門病院
薬剤部 藤井博之
電話03-3588-1111(内線7798)