楽しい質問カードの使い方 NLP心理学、コーチングでは「質問の質は人生の質」といいます。 質問は思考の方向性を決めます。 よい思考ができれば、よい解決策や行動が生まれます。 とはいえ、自問自答ではいつもの自分の思考パターンの枠からなかなか抜けられず、堂々巡りをしてしま いますし、感情にフォーカスするカウンセリング的傾聴だけでは、子どもたちの思い込みや凝り固まった視 点を変えて 行動化につなぐのには時間がかかりすぎます。 子どもたち自身が自分と向き合い、自ら気づいていくためにはより良い質問をすることが有効です。 教 師が聞きたいことを聞くのではなく、教育という視点を持った教育的アプローチをする、ということです。 そこで、教師の主観が入りにくい、そして子どもたちが思わず本音を言ってしまう質問カードが全国の保健 室や学校で大きな成果を上げています。 このカードは、「無意識レベルの相互作用」の理論を活用しており、特に特別なスキルがなくてもどなた でも使うことができ、相手は、自分の課題について、考え、行動していきます。 相談に来た子どもたちにはもちろん、教育相談週間等の面談、生徒指導、保護者面談、子ども同士のピア サポートのグッズとしてご活用ください。 ≪カードを使う支援者の在り方≫ ①相手に答えをゆだねましょう。子どもたちは、思った以上に自らの力で考えることができます。 ②支援者自身が自分自身を信頼すること、相手を心から尊重し信頼すること。答えを引き出してやろう、結果 を出してやろう、助けてやろう、導いてやろうという想いは、人間の心の生態系に影響を及ぼし、相手が心を 閉じてしまう原因となります。 ③相手の問題と向き合うのではなく、相手の本来の輝きと向き合うつもりでカードを使いましょう。 ≪基本的な使い方≫ ※相談者が相談内容を話しても話さなくても使えます。 (話したくないけど、何とか糸口を見つけたいという子に対しても主体的に考える視点を与えます) ◆支援者は、質問カードを裏返しに手に持って、扇状に広げ、相談者の前に出します。 ◆支援者は、「相手に必要な質問が出る」と信じ、相談者自身にも「自分に必要な質問が出てくる」と念じて もらってから、1枚引いてもらってください。 ◆クライアントは自分が引いたカードを支援者に見せ、その質問に答えます。子どもたちが話したくない場 合は、それも良しとします。(それでも、ちゃんと考えています。信じて!) ◆コーチは クライアントの答えに対して 一切のジャッジやコメントなしで 笑顔で「なるほど」などのコメン トを返しましょう。 ◆引いたカードを再度戻してもらい、支援者は目の前でカードを切り、再度相談者にひいてもらいます。 以上のよう流れで クライアントには 5枚のカードを引いてもらって、1 回 1 回答え、その都度、カードは戻 してもらいます。毎回、カードを切ってから引くのに、同じカードが何回も出る場合があります。 とても不思議ですが、意味があることです。 1 ≪応用的な使い方≫ ◆流れは、基本的な使い方とほぼ同じですが、「相手(自分)に必要な質問が出る」という部分 を、「希望を持てるようなヒントをくれる質問が出る」「元気を出すためのヒントをくれる質 問が出る」「夢をかなえるためのヒントをくれる質問が出る」などと、設定を変えると、その 設定にこたえるように質問が出ます。 こんな使い方も!! 保健室や相談室、家庭ではリビングなどに 専用ボックスなどを作り、自由に子供たちがカードを引ける ようにします。子どもたちには、占いのような感覚でカードを引きながら、出てきた質問に答えることで自 然にセルフコーチングをします。 以下の写真は、全国の養護教諭さんが作られた 保健室常設の質問カードボックス。様々な名前が付けら れていて、子どもたちは率先して引いていくそうです。 中学生は特に興味津々で引いていくという報告があります。また、保健室登校の生徒が毎日引くのが日課 になり、自分なりに考え始めたという報告をいくつもいただいております。 こんな活用法はいかが? ◆お子さんのバースディプレゼントに。思春期でなかなか親のアドバイスを聞き入れない子どもたち。 自分で自分と向き合うグッズとして活用されるのはいかがでしょう? ◆医療スタッフの方が患者さんとのコミュニケーション用として ◆毎朝 1 枚あるいは毎晩 1 枚を引いて、質問とその答えをノートに書いて記録 ◆部下の面接やメンタルな相談に活用 全国で「心のアプローチグッズ活用説明会」を開催しています。 また、HP やブログ「姫先生のおめめ」で全国から届いた実践事例を紹介しています。 ぜひご覧ください。 グッズの無断複製、類似品の制作 模倣等は (株)ハートマッスルトレーニングジム ご遠慮下さい 教材販売部 2
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