PDF資料 - 長野県理学療法士会

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発 行●一般社団法人 長野県理学療法士会
代 表●市川 彰(佐久総合病院)
事務局●380-0836長野市南県町685-2
長野県食糧会館5F
TEL:026-234-3540 FAX:026-234-3550
編 集●宮澤 正樹(鹿教湯三才山リハセンター鹿教湯病院)
藤原印刷株式会社
特集:第22回日本物理療法学会学術大会
……………………………3
・巻頭言 こども福祉部部長 鈴木芳則 ………………………………………………………………………………2
・学術の広場 シリコンって髪によくないの? …………………………………………………………………………7
・こども福祉部情報 …………………………………………………………………………………………………8
・おすすめ!の一冊 「身体運動学」「意味が分かる統計解析」 ……………………………………………………10
・北から南から 佐久平整形外科クリニック、長野県立木曽病院 ……………………………………………………11
・徒然なるままに 挑戦 ……………………………………………………………………………………………12
・あしあと ……………………………………………………………………………………………………………13
諏訪湖マラソントレーナー
第28回市民公開研修会
松本市健康フェスティバル
第30回市民公開研修会
リレー・フォー・ライフジャパン
・各局からのおしらせ イベント用ポロシャツ・ブルゾン作成しました ……………………………………………15
・賛助会員広告 ………………………………………………………………………………………………………16
・編集後記 ……………………………………………………………………………………………………………19
巻 頭 言
こども福祉部部長 信濃医療福祉センター 鈴木芳則
こども福祉部の部長となり、2 年任期の 2 年目を迎えました。こども福祉部の
主な活動は、小児リハビリテーション研修会とこども福祉機器展の 2 つの柱を軸
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に活動しています。研修会は昨年度より 4 つの地域(北信・中信・南信・東信)
にて、研修会担当者の考えや人脈を元に、福祉部員全員の意見を取り入れなが
ら、講師・テーマを決定しています。
今回は「小児救急・こども達の変化に気づこう」をテーマに、3 人の講師の先
生にご講演いただきました。研修会で一番驚いたことは、救急車内に装備されて
いる備品が、全ての児に対応できない場合があるということでした。他にも、救
急時において理学療法士として何ができるか? 私が普段働いている職場では、
救急という場面に遭遇することがほとんどなく(幸せなことですが)、改めて考
えさせられるとても良い機会になりました。
もう一つの柱である機器展は、今年で 12 回目を迎え、毎年 300 ~ 400 名の来
場者を迎えるまでに定着してきました。内容は、車椅子やバギーなどの機器展示
はもちろんのこと、楽しい催し物や OT 士会主催の講座、育ちの学び場など、一
日いても飽きない、しかも無料という、自分で言うのもなんですが、本当に素晴
らしい活動を行っています。今年の育ちの学び場では、研修会に関連させて、
「家庭で使える最新呼吸機器」をテーマに講演いただき、実際に参加者自身が最
新の呼吸機器を体験することによって、より呼吸機器に関しての理解を深めるこ
ともできました。こういったすぐにも臨床に役立つ内容を中心に、企画・実施し
ています。
部員は 14 名と少数精鋭で活動していますが、もっと多くの方に部員になって
いただくことで、さらにより充実した内容を県士会員の皆様に提供できると思い
ます。少しでも興味のある方は是非ともご一報ください(特に東信地域の方)。
来る者拒まず、去る者追います !! 小児リハ施設見学にも是非来て下さい。
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特集:第 22 回日本物理療法学会学術大会
平成 26 年 10 月 25・26 日の 2 日間、
「第 22 回日本物理療
法学会学術大会」が長野県理学療法士会協賛のもと信州大学
で開催されました。本大会のテーマは「物理療法の新しい潮
流 ― New Tidal Current of Electrophysical Agents ―」とい
うことで、これからの物理療法の未来を切り開く熱い講演や
新規性の高い様々な研究発表がされました。今号ではその様
子をお伝えします。
広報部 鹿教湯病院 荻原 啓文
*講演*
藤原 孝之 先生(郡山健康科学専門学校)
「物理療法の過去・現在・未来」
中村 雅俊 先生(同志社大学)
「超音波画像診断装置を用いた物理療法の効果
判定―筋・腱複合体の柔軟性を指標として―」
Goh Ah Cheng 先生(信州大学)
「物理療法の新しい潮流」
どの講演も今後の物理療法の発展が
期待されるものでした !!
日々の理学療法に物理療法を取り入れ
精進していきたいと思います !!
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*演題発表*
各種演題発表では新しい知見が
数多く発表され、
熱い議論が交わされていました !!
*機器展示*
メーカーの方々より様々な機器展示、
体験コーナーが設置され大盛況でした !!
電気と超音波が同時にできたり…
研究から臨床用まで様々なデータをとれたり…
サイズは据え置き型からポケットタイプのものまで…
物理療法機器の進化を感じますね !!
多数の参加者を迎え、無事終了 !!
スタッフの皆さんお疲れ様でした !!
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第 22 回日本物理療法学会学術大会を終えて
第 22 回日本物理療法学会学術大会 大会長 木村 貞治
(信州大学医学部保健学科 教授)
本年 10 月 25・26 日に,信州大学医学部附属病院外来棟 4 階にて,第 22 回日本物理療法学会学術大会が開
催されました。
物理療法(Electrophysical Agents)は、様々な物理的エネルギーを利用して、疼痛の軽減や軟部組織の柔
軟性の改善などの臨床効果を誘うことによって、運動療法の前段階において“動きやすい身体条件を整える”
という重要な役割があるものと考えます。しかし、理学療法の臨床現場においては、このような物理療法の有
効性が十分に生かされていないように感じております。一方、世界理学療法連盟(WCPT)のサブグループ
である国際物理療法学会(International Society for Electrophysical Agents in Physical Therapy, ISEAPT)
は、物理療法の新しい概念的定義として、ICF における機能障害、活動制限、参加制約の予防や改善と併せ
て、超音波画像や神経生理学的検査などの“評価”も含めるという指針を示しております。
このような状況を鑑み、本学術大会のテーマは、「物理療法の新しい潮流―New Tidal Current of Electrophysical Agents―」と掲げ、評価と治療の両面から、これからのわが国における物理療法のあり方を考える
ということをコンセプトといたしました。特別講演Ⅰでは、「物理療法の過去・現在・未来」と題して郡山健
康科学専門学校の藤原孝之先生に、特別講演Ⅱでは、「物理療法の新しい潮流」と題して信州大学の Goh Ah
Cheng 先生にそれぞれ貴重なご講演をいただきました。セミナーでは、同志社大学の中村雅俊先生に「超音
波画像診断装置を用いた物理療法の効果判定―筋・腱複合体の柔軟性を指標として―」と題して実際の超音波
画像の測定を交えたご講演をいただきました。また、興味深い一般演題の発表と、物理療法機器や測定機器に
関する企業プレゼンテーションや機器展示が行われました。そして、2 日間ともに爽やかな秋晴れの下、全国
から 150 名近い参加者の方々においでいただき、盛会裏に本学術大会を終えることができました。
1 年間の準備作業から当日の運営までをしっかりと責任感を持って担っていただいた運営委員の皆様、当日
の運営にご協力いただいたスタッフの皆様、そして、ご後援ならびに多方面に渡るご協力をいただきました長
野県理学療法士会の関係者の皆様に、この場をお借りしまして深く御礼申し上げます。
今後、やりっ放しの物理療法ではなく、①対象者の臨床状況、②実施した物理療法の内容、③物理療法の前
後における定性的・定量的な臨床評価の結果、に関する正確な記録を丁寧に積み重ねていくことによって、わ
が国の制度・文化・風土に合った物理療法に関する質の高いエビデンスが公表されていくことを期待したいと
思います。
第 22 回日本物理療法学会学術大会の運営委員と当日の運営スタッフの皆様
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「第 22 回日本物理療法学会学術大会に参加して」
鹿教湯三才山リハビリテーションセンター 佐藤 剛章
第 22 回日本物理療法学会学術大会に参加しました。大会のテーマとして「物理療法の新しい潮流」を掲げて
おり、特別講演、セミナー、演題発表、企業プレゼンテーション、機器展示というプログラムで構成されており、
大会を通じて評価の必要性を再認識し物理療法のエビデンス構築という課題を与えられたと感じています。
その中で国際物理療法学会は、新しい物理療法の定義として、超音波画像診断や神経生理学的検査などの
“評価”も含めるという指針を示していると言うことでした。特別講演では同志社大学スポーツ健康科学部の
中村雅俊先生が‘超音波画像診断装置を用いた物理療法の効果判定’について
話され、新たな物理療法の可能性と今後の飛躍を期待させる内容でした。当院
でも超音波画像診断装置が臨床現場で用いられるようになりましたが、有効的
に活用できているセラピストは一部に限られています。しかし、超音波画像診
断装置やマルチ電気治療器、超音波治療器、TMS、PAS など物理療法機器は
豊富に取り揃えており、理学療法という枠組みの中の一つの選択肢として物理
療法を有効活用することができれば治療成績も向上すると思われます。そのた
めにも日々の診療の中で評価の質を高め、適切な治療を EBPT に則って実施
していき、一人一人がエビデンスを構築していくことの重要性を今大会に参加
して感じることができました。
中村 雅俊先生
(同志社大学)
「第 22 回日本物理療法学会学術大会に参加して」
信州大学大学院医学系研究科 大石 歩
10 月 25~26 日の 2 日間、第 22 回日本物理療法学会学術大会が信州大学医学部附属病院にて開催され、物理
療法に関する新たな知見の発表と、活発なディスカッションが行われました。大会 2 日目の特別講演では信州大
学の Goh Ah Cheng 先生による、今大会のテーマでもある「物理療法の新しい潮流」と題した講演がありました。
Goh 先生は、現在の理学療法の中における物理療法の立ち位置と、これから目指すべき方向性を中心にお話
ししてくださいました。その中で、現在の物理療法が実施される機会の少なさは、教育に原因があることに驚
きました。私の卒業した大学では物理療法の科目があり、理学療法士養成校で
は当たり前だと思っていたからです。しかし、他の養成校では、特に海外にお
いて物理療法に関する科目がカリキュラムから外されている所もあるという現
実に驚きました。物理療法の現在の裏にある、
「知らない」ということが必然
的に「使わない」ことにつながり、必要ないという認識が広まってカリキュラ
ムから外されるという悪循環の存在を知りました。
「知る」過程を通ってきた自分たちが、現場で「使う」ことを広めつつ、臨
床で活用されるべく研究を重ねるという責任を感じました。今後、「教育」、
「臨床」
、
「研究」の 3 つの間にある双方向の関係性を含めて物理療法をとらえ、
理学療法を実施していきたいと感じました。
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Goh Ah Cheng 先生
(信州大学)
学術の広場
シリコンって髪に良くないの?
諏訪赤十字病院 今井のり子
ここ数年、
「ノンシリコンシャンプー」ってよく見かけますね。なんとなく頭皮に良い。とか髪に良い。というのを耳に
して私も使っていますが、どうも、髪がパサパサした気がして、美容師さんに相談しました。すると、「シリコンが入りす
ぎてるシャンプーとかはダメだけど、入ってても全然問題ないんだよ。
」と意外な返答がありました。
そこで、今日はシリコンについて調べてみたいと思います。
シリコンとは、化学反応によって作られる完全人工物のことです。
スキンケアやヘアケアに広く使われていて、キューティクルに付着しコーティングする作用があるので、手触り良く艶
を出すなどの効果があります。
シャンプー容器の裏の成分一覧に、ジメチコン、シクロメチコン、シロキ、シリカ、メチコンという言葉がつく成分が
入っているシャンプーは、すべてシリコンシャンプーです。
シリコンは髪や頭皮に良くないイメージがあるのですが、必ずしもそうではないとのことです。
しかし、シャンプーに限定して書けばシリコンが入っていないほうが、いる方よりも本来の働きをしてくれるのは事実。
なぜなら、シリコンはコーティング剤の一種なので、それがシャンプーに入っているのは汚れを落とすのに適していない。
とのことです。
でも、シリコンシャンプーに関して、よくないイメージってありますよね?
例えばシリコンシャンプーによって毛穴が詰まるという話ですが、シリコンは水に流すと水滴になる特性があるので、毛穴
をつまらせることはほとんど無いそうです。もし、仮に詰まったとしても、髪の毛は伸びますし、毛穴から皮脂も分泌される
ので押し出されることになるんです。その前に、水滴になる特性があるので、詰まることがほぼありえないとのことです。
ノンシリコンのシャンプーは、髪の毛の汚れを落とすためには必要不可欠といえます。
これは汚れを落としながらコーティングは出来ないという観点から当然です。
ではトリートメントはどうでしょう?
実はここに、髪質に合っているかどうかの差が出てくるみたいです。
シリコンは髪の毛に皮膜を作るため、ツヤが出てサラサラとした指通りになって髪が皮膜で少し重くなる分、落ち着く
という効果があるんです。ですからボリュームがもともと無い人は、髪が皮膜で重くなるので余計に低ボリュームに見え
てしまう。
シリコンが入ったトリートメントは、髪の毛がきしみやすかったり手触りがサラサラとなりたかったり艶を出したかった
りする人には適しています。髪の毛をコーティングしてくれるので、サラサラの髪の毛を手に入れることが普通に可能です。
まとめです。
●ノンシリコンシャンプーをうたいながら、トリートメントにシリコンがたっぷり入っている商品があるので注意!
●シリコンが入っている商品は、容器の裏の成分一覧に、ジメチコン、シクロメチコン、シロキ、シリカ、メチコンとい
う言葉がつく成分を使用している。
●シリコンのせいで「頭皮に悪影響、毛穴が詰まる」はウソ!
●シャンプーにシリコンは必要ない。(過剰に入っているものは必要ない、という認識でよさそうです)
●シリコンのコーティングでツヤを出し、サラサラとした指通りにし、髪を落ち着かせたい人はシリコン入りのトリート
メント、髪の毛が細くて根元からボリュームを出したい人はノンシリコンのトリートメントと使い分ける方が良い。
・http://youpouch.com/2012/07/31/75388/ ・http://bihada-mania.jp/blog/7584
・http://sara-kami.com/qanda/siri.html より引用・抜粋
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こども福祉部情報
第10回小児リハビリテーション研修会が開催されました―9月20日飯田市立病院―
飯田市立病院 熊谷結実
『小児救急・こども達の変化に気づこう』~急変時対応から予防的介入まで~
医療的ケア(人工呼吸器、気切、吸引、胃瘻、経管栄養等)を必要とし、重度障害を持ちながらも地域社会
で生活する重症児は増えています。とはいえ地域社会での対応は十分とはいえず、家族に押し掛かる負担は増
大しています。今回このテーマで三名の先生方にご講演頂き、私たち理学療法士にとっては小児の特性につい
て理解を深め、知識、技術の向上に繋がる内容であり、また、小児理学療法を地域の多職種や一般の方々と知
る良い機会となりました。こども達と家族、取り巻く医療者(Dr/Ns/PT/OT/ST)、介護者、保育 / 教育者、
救命救急士 etc、様々な支援者の参加で計 80 名(県外参加も含め PT5 割)の賑やかな会となりました。
長野県立こども病院 PICU(小児集中治療室)医師笠井正志先生から、救急・急性期の高度医療の現状、
PICU の役割と理学療法士に求めること、小児の急変時対応等について学び、静岡県立こども病院 PT 稲員恵
美先生から、急性期小児疾病の病態、理学療法の実際について、呼吸の基礎から小児の特性を、多彩な動画を
交えて解説していただき、松本協立訪問看護ステーション PT 五郎丸みどり先生からは、在宅小児の様子をみ
ながら会場皆でディスカッションする場を与えて頂き、様々な立場の方々とこどもについて、同じステージで
考え意見を出し合う楽しい時間となりました。
地域包括ケアシステムに向けた取り組みが始まっています。こどもも同じ地域の住人。みんなで作り上げる
未来に私たちの日々を生かしていきたいと願います。
笠井先生から最後にこんなメッセージがありました。
『小児に関わる医療者の仕事は こどもを通して未来を創ること』
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第 12 回ながのこども療育用具・福祉機器展(ながのハートフルフェスタ)が
開催されました !!
―11 月 15 日 キッセイ文化ホール―
信濃医療福祉センター 鈴木芳則
今年は約 300 名の来場者と例年より少ない状況でしたが、機器展示はもちろんのこと、初参加のボッチャ選
手による体験会や道化組合の皆さんによるパフォーマンス、ありこさんによる音楽、ひだまりの会さんによる
ポップコーンや綿あめ、射的などのお楽しみ♪、作業療法士会主催の研修会、育ちのまなび場での「家庭で使
える最新の呼吸機器の紹介・体験会」などなど、盛りだくさんの内容で、笑いあり、涙なし、そして、おなか
も心も視覚的にも満足の機器展を開催することができました !! 来年も 11 月 14 日(土)に同会場にて 13 回
目の機器展を開催する予定です。勉強になることも多い(しかも無料)ので、多くの方のご参加をお待ちして
おります。と同時に、こども福祉部員も募集していますので、お気軽にお声掛けください!!それでは、皆様
のお越しを心よりお待ちしております♪♪
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おすすめ!の一冊
会員の皆様のおすすめの書籍を紹介させて頂きます。
タイトル:身体運動学―知覚・認知からのメッセージ―
著 者:樋口貴広 森岡周
発 行 所:三輪書店
身体運動学と聞いて皆さんはどのような事を思い浮かべるでしょうか。
従来、身体運動学の中で扱われるトピックスは、運動生理学、機能解剖学、運動力
学など身体機能に関するものが多かったと思います。しかし、近年では心理学や脳科
学の分野の研究が進み、人の知覚・認知機能と身体運動との密接な関連が報告されて
きています。実際の臨床現場においても、知覚・認知機能を考慮して評価、治療を
行っている方も増えてきていると感じています。本書では実験心理学を専門とする樋
口氏とリハビリテーションを専門とする森岡氏がそれぞれの専門領域の立場から知覚・認知と身体運動の関係
性について、様々な実験報告を交えながら説明してあります。身体運動と知覚・認知の関係性に興味を持って
おられる方は読んでみてはいかがでしょうか。
小諸厚生総合病院 鬼頭 大輔
タイトル:「意味が分かる統計解析」
編 集:涌井 貞美
発 行 所:ベレ出版
今回、若い会員向けに「統計学」の本を紹介して欲しいと依頼されました。しか
し、統計学に関する本は山ほど出版されているのです。その中から、おすすめの一冊
といわれても、本音を言えば絞りきれないのです。
さらに、統計学に関しては「表計算ソフトを活用して、こんなふうにやれば良いで
すよ」という本はたくさん出ています。まずは、そのような本で勉強してみるのが良
いとも考えています。
ところが、統計ソフトを使っているうちに、
「どうしてこの方法を使うのか?」、
「どんな考えに基づいてい
るのか?」という疑問がわくこともあります。すなわち、「一応、答えは出てきたけど、本当にこれで良いの
だろうか?」と不安になってしまうのです。
そんな疑問に答えてくれるのが、この本です。ただし、読むだけでは理解が進まないかもしれません。紙と
鉛筆を手に、少しだけの計算の手間をかけて読み進めると良いと思います。
*広報部では皆様からの「おすすめ!の一冊」を募集しております。
ご希望の方は広報部までお問い合わせください。
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長野医療技術専門学校 福谷 保
北から南から
●医療法人アレックス 佐久平整形外科クリニック スポーツ関節鏡センター
私たちのクリニックは、リハビリテーションを目的に毎日多くの患者さんが来院されます。スタッフは理学
療法士 11 名、トレーナー 7 名、柔道整復師 2 名、事務 1 名の合計 21 名で対応させていただいております。
私たちは患者さんに「満足」
「納得」
「治る」を提供する事をコンセプトに、日々の業務に取り組んでいま
す。小さいクリニックですから出来るだけ患者さんの声に耳を傾け、患者さんの困っている事や希望に沿って
リハビリテーションを進めるよう心掛けています。
またリハビリテーションを提供するための研修
も欠かしません。院内研修はもとより、スタッフ
が院外の研修に参加した際は、スタッフ間で情報
を共有するために伝達講習会を行っております。
最近は近隣の学校の運動部やプロのスポーツ
チームの練習や試合に帯同しサポートを行ってお
ります。これからも一人でも多くの患者さんや選
手の笑顔が見れるように日々研鑽していきたいと
思います。
兼子 昌幸
●地方独立行政法人 長野県立病院機構 長野県立木曽病院
木曽病院は、昭和 39 年 (1964 年 ) に開院診療を開始してから、50 年の節目の年を迎えることになりました。
当院は、急性期から慢性期、在宅医療まで、安全安心で質の高い医療を提供するとともに、地域から信頼され
る医療拠点であり続けるよう努力しております。リハビリテーション技術科においては、本年度リハビリス
タッフを更に増員し、総勢 20 名を超える体制とな
りました。また、病床数やスタッフ数規模が小さ
いなかでも、患者さんに対する充実したリハビリ
を提供するために、本年度より土曜日リハビリを
本格的に展開しています。来年度には 365 日体制
を目指し、さらなる体制強化を図ります。加えて、
訪問リハビリ体制の充実、新人教育の充実など、
多くの取り組みを展開しております。
これからも木曽で唯一の病院として、いつでも
安心してかかることのできる、地域に信頼される
病院をめざします。
柳澤 俊史
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リレーエッセイ
「挑 戦」
御代田中央記念病院
岡村日香里
友人の誘いで人生初のハーフマラソンに挑戦することになりました。
最低 10km、1 時間は走れないと本番は厳しいと聞いていたので、時間を見つけては練習に励みまし
た。楽に走れるフォームを意識できてからは苦しいという感覚が薄れ、周りの景色を楽しみながら走れる
余裕がでてきました。
いよいよ本番。目標は故障をしない事とレースの完走です。レース序盤は会話をしたり周りの景色を楽
しみながら走る事ができました。赤信号を無視して車道を堂々と走る時はいい気分でした。
後半は苦しい中、沿道からの声援、選手同士で声を掛け合うなど沢山の方々から元気をもらい、目標と
していた『時間内に完走』をすることができました。
ゴール時の達成感は今も鮮明に覚えています。
目標を定め情報を集めて実践し、自信をつけていくことの大切さを改めて感じることができました。
今後も公私共に充実した生活を送れる様に前向きに頑張っていきたいと思います。
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あしあと
諏訪湖マラソントレーナー活動という繁忙を終えて
諏訪湖畔病院 小口 和弘
諏訪湖マラソンは小さな諏訪の平に参加者8000人、夏の花火大会に並ぶ非常に大きなイベントです。今年で
26回を数え、
「平地で走りやすい」「景色が綺麗」などの理由で全国からランナーが集まり、また昨年より公認
ハーフになったことでより人気が高まっています。そんな中、諏訪界隈の理学療法士が医務救護斑のなかでト
レーナーサービスを毎年行っています。
今年は理学療法士約50名に対して340名の利用をいただきました。ここまで大規模になったのは、先輩方の
草創期での努力が大きいと思います。私は昨年より事務局を担当し、受けたバトンの大きさを実感していま
す。
毎年多くの理学療法士が参加し活動を支えていますが、若手
療法士の参加増に技術伝達がついてきていないとの声が挙
がっています。一見問題のように思いますが、個人的には “ ト
レーナー活動がより質を追及していく新しいステージにきた ”
のだと感じています。地域の理学療法士がより団結し、レベ
ルアップするチャンスだと思っています。この活動のポテン
シャルはこんなものではないでしょう。さらなる進化が楽し
みです。
当日参加された皆様、本当にお疲れ様でした。
第 28 回市民公開研修会
鹿教湯三才山リハセンター三才山病院 塩川 清信
統計に関する研修会ということで、会員の皆さんには技術的・実践的な研修会に比べて、敬遠されやすい事
が影響したと考えられ、当初の想定より大幅に参加人数が少なかったが、比較的若い会員の方の参加が見受け
られた。講師である関屋先生には、理解しづらい統計の基礎を図や表を用いてわかりやすく説明して頂き、研
究のデザインの重要性を再認識することができた。また、臨床で EBM を元とした治療を提供するためには、
臨床現場での研究活動が非常に重要であり、理学療法の発展
には欠かせないと痛感した。研修会の運営に関しては、 8 月
より準備を始め、準備委員長、東信ブロック局部員、会計係
を初めとした、準備委員の協力の下、無事に開催することが
出来た。また、今回、県士会活動として県レベルの研修会の
運営に携わる事が出来、良い経験となった。さらに県士会活
動に寄与出来るようこれからも積極的な参画を行っていきた
い。
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松本市健康フェスティバルに出展しました!
相澤病院 大見 朋哲
さわやかな秋晴れの 9 月28日に第28回松本市健康フェスティバルが開催されました。
今年で 2 回目の参加となる中信ブロック局のテーマは「身体をほぐそう!かんたんストレッチ!」。おそろ
いの特製ポロシャツを身にまとった会員 8 名で、一般市民向けに肩こり・腰痛予防のストレッチの実演・指導
を行いました。利用された一般市民は111名、一人ひとりに合
わせた指導が行えました。中には、リハビリ相談会になって
しまう事もありましたが、そこは理学療法士。お話の中から
適切なアドバイスを導き出してわかりやすく説明していまし
た。
理学療法士がこのような地域のイベントに参加することは、
かんたんにできる地域貢献のひとつだと思います。健康増進
のスペシャリストである私達に求められる期待は大きいです
よ!来年度も参加予定ですので、お近くの方はぜひお出かけ
ください。
第 30 回市民公開研修会に参加して
長野中央病院 宮下 侑里香
市民公開研修会では若林秀隆先生から「栄養とリハビリテーション」についてお話を聴かせていただきまし
た。以前私が担当した患者様の食事量がとれるようになってからリハビリが進んだことがありました。今回の
研修会に参加し、栄養状態が低下している患者様にリハビリを実施しても ADL・QOL の向上につながりにく
く、積極的にリハビリを行うことで逆効果になってしまう可能性があるということを聴き、現在の患者様の栄
養状態を把握した上でのリハビリも必要であると改めて感じました。
また、症例検討では症例患者様の一日に必要なエネルギー量を計算しリハ栄養ケアプランをグループで立案
しました。難しかったですが、具体的に栄養とリハビリについて模擬的に考えるいい経験になりました。
患者様の栄養状態について管理栄養士と相談し、リスクを考
えながら機能改善目標の攻めの栄養管理を行い、同時に PT・
OT・ST がそれぞれ段階に応じたリハビリを実施することが
大切だと感じました。
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「リレー・フォー・ライフジャパン」
長野市民病院 村上 侑隆
10月 4 日、 5 日に城山公園ふれあい広場にて「リレー・フォー・ライフジャパン2014信州長野」が開催され
ました。リレー・フォー・ライフとは、がん患者救済やがん征圧・予防のために24時間歩き続け、共に語らう
ことで生きる勇気と希望を生み出したいという
イベントです。今回、啓発事業部からブースを
設け、理学療法に対する理解や認識を得るため
に、ストレッチやリハビリ相談を行いました。
5 日は雨と悪天候の中でしたが、両日合わせて
約 30名 の 方 々 に 体 験 し て 頂 き 、「 気 分 が 楽 に
なった」、「これからも続けてみようかな」など
の発言もありました。理学療法士という職種を
知って頂く良い機会を得られたと思います。
各局からのお知らせ
○啓発事業部
○
「イベント用ポロシャツ・ブルゾン作成しました」
今年度、長野県理学療法士会 啓発事業部ではポロシャツ・イベントブルゾンを作成しました。すでに、理
学療法フェスタ2014ではポロシャツを、リレー・フォー・ライフではイベントブルゾンを着用しております。
ポロシャツはサイズ S~ 3 L までの40枚、イベントブルゾンはサイズ S~ 2 L までの18枚用意しておりま
す。貸し出し可能ですので、イベント等で着用したい方は、ご連絡をお願い致します。
連絡先:長野市民病院 リハビリテーション科 鏑木(かぶらぎ)[email protected]
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原稿掲載依頼
「PT ながの NEWS」へ原稿の掲載をご希望される方は、広報部までご連絡をお願い致します。
メールアドレス:[email protected]
編集後記
これを入力しているのは 12 月です。12 月といえば「もちつき」
。最近は毎年、長男がお世話になっている学童保育
所主催のもちつき大会に参加しています。もち米をふかす人、うすと杵でつく人、味付けをする人…。昔は一家で一致
団結して行っていた作業なんだよなあ、とふと思いました。いつか我が家でも、うすと杵を用意して「餅つき」を家族
で協力してやってみたいものです。
古田大樹
事務局移転のお知らせ
住所・電話番号をお間違いのないように。
(一社)長野県理学療法士会事務局
〒 380-0836
長野市南県町 685-2 長野県食糧会館 5F
TEL:026-234-3540 FAX:026-234-3550 http://www.pt-nagano.or.jp
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