10 月 tel 048(262)8431 http://www.kawaguchi.science.museum (2015 年) 上旬 21 時頃 下旬 20 時頃 星図の見方 自分が見ている方角を下にして、 (西の空を見るときは西を下にし て持つ)頭の上にかざして見ます。 月 齢 下弦 5 日、 惑星情報 水星 明け方 金星 明け方 火星 明け方 木星 明け方 土星 夕方 新月 13 日、 上弦 21 日、 満月 27 日 東(10 月中旬以降) (おとめ座 5 → -1 等級) 東(しし座 -5 → -4 等級) 東(しし座 2 等級) 東(しし座 -2 等級) 西(てんびん座 → さそり座 0 等級) ☆ 十三夜(後(のち)の名月) (25 日) 25 日は旧暦 9 月 13 日にあたります。この日の月は、十五夜(中秋の名月)の後なので「後の名月」 とも呼ばれます。昔は、十五夜に月を見たら十三夜にも見ないと縁起が良くないと言われていました。 この時期は、秋が深まって晴れることが多く、 「十三夜に曇りなし」という言葉があるほどです。中秋 の名月を見た人も見られなかった人も、ぜひ楽しんでください。 ☆ 木星と金星が見かけ上、接近(26 日) 明け方、東に見られる木星が少しずつ高度を上げて金星に近づいていきます。そして、26 日には 1.1 度(満月 2 個分ほどの幅)まで見かけ上、接近します。この様子をぜひ観察してください。 また 10 日と 11 日には、ここに月が加わり、明け方の東の空が大変にぎやかになります。 ☆ 南の空低くに見られる、みなみのうお座の1等星「フォーマルハウト」 秋の星座は明るい星が少なく、少し寂しい感じがします。その中で唯一の1等星が、みなみのうお座 の「フォーマルハウト」です。近くに目立った星がないことから、この星は「秋のひとつ星」または「南 のひとつ星」とも呼ばれます。 「フォーマルハウト」の名前はアラビア語の「魚の口」に由来し、その 名の通り、みなみのうお座の口の位置にあります。星座絵では、みずがめ座からこぼれ落ちた水を、み なみのうお座が口(フォーマルハウト)から飲み込んでいるところが描かれています。 この星の周囲には、ちりの環が存在することが分かっています。2012 年、チリにあるアルマ望遠鏡を 使った観測により、その詳細な画像を得ることができました。また、コンピューターシミュレーション から、環の近くに 2 つの惑星(地球質量の 1/10 ~ 3 倍)があることも分かりました。
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