極東書店古書・稀覯書在庫情報

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FAR EASTERN BOOK SELLERS：RARE BOOKS INFORMATION
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解説
画像
RBS-008
エリザベス・キース『“苦笑して我慢する”』諷刺画
初版 1917 年（大正 6 年）東京刊
KEITH, Elizabeth.
Grin and Bear it: Caricatures Exhibited at the Press Club, Tokyo,
November 22, 23, 24, 1917.
First and only edition. 63 colour lithgraph plates with printed captions on facing tissue
gurards. 4to. Original cloth with printed vignette on top boards.
Tokyo, "The New East" Press, 1917（発行所：東京都麻布区市兵衛町 2−12 新東洋社
大正 6 年 11 月 22 日発行)
¥798,000（税込）
社会
本書は、日本を舞台に活躍した版画家エリザベス・キース(1887-1956)が、第一次大
戦中の 1917 年に赤十字のためのチャリティを目的に東京の華族クラブで催した当代著
名人の諷刺画（カラー）の展示会を元に作られたものです。対象となった「犠牲者」は、
井上馨、後藤新平、加藤高明、本野一郎、新渡戸稲造、朝吹英二、徳川家達、といった
日本の政治家、学者、実業家に加えて、各国の大使など 60 名に上ります。中には、本
人にとって容認しがたいほどのものも幾つか散見されます。キースは、後書きで、自身
も「犠牲者」にされたにもかかわらず、会場の華族クラブを提供してくれた徳川公爵に謝
意を示しています。

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