8 月 22 日(土)明治薬科大学オープンキャンパス<薬学ミニ講義 要旨

8 月 22 日(土)明治薬科大学オープンキャンパス<薬学ミニ講義 要旨>
「今日から役に立つ「製剤」のマメ知識」
14:10-14:50
(明治薬科大学 分子製剤学研究室 深水啓朗)
突然ですが問題です.皆さんは「薬」と「製剤」という言葉の違いが分かりますか?
その使い分けを知っていますか?例えば、普段、何気なく手にしている「錠剤」には、
薬効を持たない成分も含まれていることを知っていますか?あるいは意識したことが
ありますか?
薬学の専門家の間では、私達の身体に作用する「薬」を、服用するのに便利な形
にし、それを「製剤」と言って区別しています。もちろん「製剤」は飲むだけではなく、注
射にすることも、皮膚に塗る、あるいは貼るタイプの形にする場合もあります。
この講義では、聞いた直後、その帰り道から役に立つ、医薬品の「製剤」に関する
講義を行います。「製剤」を学ぶ「製剤学」は、基本的に他学部にはなく、薬学部に特
徴的な学問です。皆さんが薬局で手にすることのできる「製剤」を取り上げて、一段深
い知識をお裾分けします。
パッと見では分からない、匠(たくみ)の技が詰め込まれた、奥の深い「製剤」ワー
ルドの一端を垣間見ていただきたいと思います。この講義を受けたとき、アナタは既
に製剤(プチ)博士です!