平成26年度3月号 港区立小中一貫教育校 お台場学園 〒135-0091 港区台場 1-1-5 小学校 03-5500-2572 中学校 03-5500-2575 卒業 さらなる飛躍を! お台場学園 校長 白石 亨 会場が大きな拍手で包まれた。 「さすがは6年生。とても素晴らしい!」との歓声がたくさん沸きあがった。昨年11月の学芸発表 会。6年生「不思議な国のアリスたち」のエンディングだ。 学芸発表会。それは字のごとく学問と芸術を融合した発表の場だ。各教科で培った知識や表現力と芸 術的な感性とが一体となることで豊かな発表を創造することができる。今回6年生の舞台発表では不思 議な国のアリスの物語を児童一人ひとりが紐解き、自分なりに咀嚼し、自分たちの言葉として脚本を再 構築した。また登場人物の衣装等も美的感性を発揮させながら自分たちで試行錯誤しながら手づくりし た。そして何よりも、自分たちの手で創り上げた「不思議な国のアリスの世界観」を来賓・保護者・地 域の方々に観ていただきたいとの強い相手意識があった。このことで6年生らしさが十分に発揮され、 多くの人々に感動を与えてくれたのだ。小学校最上級学年の力が見事に結集されていた。 そして9年生。英語のセリフが体育館に響いた。 英語劇「Run Melos Run」が披露された。9年生が果敢に英語劇にチャレンジしてくれた のだ。ただでさえ学芸発表会の準備期間は短く、日本語の劇においてもそのセリフを覚えることは容易 なことではない。まして劇ともなれば、英語のセリフを用いて登場人物の心の微妙な変化や感情表現な どをしなくてはならない。とても難しいことだ。しかしこの英語劇に勇気をもってチャレンジし、みご とにやり抜き、来校されていた来賓、保護者、地域の方々から盛大な拍手をいただくことができた。 実は9年生。何事にも臆せず、新たな物事に果敢にチャレンジするファイティング・スピリットをも つ学年だ。昨年度の学芸発表会でも「あの日、あのとき、そしてこれから」と題して東日本大震災をテ ーマにする重厚な舞台発表に取り組んでくれた。今までのお台場学園にはなかった硬派な舞台も創り上 げてくれたのだ。 学芸発表会でも見られたとおり、6年生、9年生の一番すばらしいところは、常に相手意識をもち、 優しさや思いやりの気持ちを大切にしながら仲間と協力できた点にあるように思う。本校の小規模校な らではの特性かも知れないが、人と人とのつながりを常に大切にして行動することができた。集団や組 織の中で他者との調和を図り、協力して課題を解決しようとするコミュニケーション能力には秀でたも のがあったように強く感じる。 卒業する6年生、9年生が、今後もお台場っ子らしい優しい心、思いやりの心を大切にして、コミュ ニケーション能力を大いに発揮し、新たなステージでさらに活躍してくれることを強く願う。本当の強 さである「優しさ」を胸に秘め・・・さらなる飛躍を。 3年前の4月、真新しい標準服に身を包み、中学校生活をスタートさせました。入学当初に書いた「7年生に なって」と題した作文は、「勉強と部活動を両立させたい」、「もっと積極的に行動したい」、「予習復習を欠 かさずやりたい」など、希望にあふれるものばかりでした。学級の係や当番活動、委員会活動、運動会、移動教 室、学芸発表会等を通して、自主的に考えて行動する難しさを仲間と協力することで乗り越えました。中学生と しての自覚が芽生えた7年生でした。 8年生になると中学校生活にもすっかり慣れました。上越方面での夏季学園では、地域の方の家へ1泊させて いただく農村生活体験を行いました。初めて会う方の家の仕事を手伝い、共に食事をし、宿泊するということは とても緊張することのようでしたが、自ら心を開いて近づくことで温かい交流が生まれ、貴重な経験をすること ができました。学芸発表会では、「あの日、あの時、そしてこれから」と題して命の尊さについて考え、復興へ の願いを込めて、東日本大震災をテーマに劇を発表しました。3学期の職場体験では、働くことの難しさを感じ ると同時に、働くことの意義に気付き自己有用感を深めることができた3日間となりました。8年生ではたくさ んの行事から多くのことを学び、大きく成長した1年となりました。 9年生になり、修学旅行で京都・奈良を巡りました。班別行動のために綿密に計画を立て、充実した2泊3日 間を過ごしました。学芸発表会では「走れメロス」の英語劇を発表しました。これは、大きな挑戦でした。衣装 や小道具、背景画を自分たちで作り、照明や音響は役の他にも担当しました。全ての台詞を英語で言うことはか なり苦労しましたが、何度も練習し、互いに助け合って無事に発表することができました。そして今、9年生は 残りの中学校生活の1日1日を大切に過ごしています。将来、振り返ったときに、自分たちが過ごしたかけがえ のない日々を誇りに思えるように、卒業をするその日まで、これまで以上に仲間とより団結して中学校生活を立 派に締めくり、新生活へ向けて良いスタートができることを願っています。 (9学年主任 鈴木 敦子) いよいよ3月に入りました。6年生が小学生として通う日も、あと、20日をきりました。 今、6年生は卒業に向けて実行委員を立ち上げ、様々な準備をしています。下級生に伝えること、お世話 になった先生方・主事さん方への感謝、育ててくださった保護者の方への感謝、友達への思い、学習につい てなど、6年間の自分の成長をふり返っています。目立つ場所でも、目立たない場所でも、がんばってきた 6年生。こうしてつけてきた力は、確実に自分のものとなっているはずです。卒業までの残りの学校生活を 一日一日大切に過ごしている6年生の、卒業に向けての取り組みを紹介します。 ☆卒業文集 :6年間を振り返って、個人のページとともに、学級のページの内容・レイアウトなどを 考え作業を進めています。 ☆卒業を祝う会:今までお世話になった方々をお招きして、感謝の気持ちを伝える会です。保護者の方々 の支えを受けながら、自分たちが担当する部分の準備を進めています。 ☆伝承 :5年生への校旗の引継ぎの計画を立てたり、6年生を送る会や卒業式の呼びかけで下級 生に伝えるメッセージを考えたりしています。 ☆卒業レク :小学校生活最後のよい思い出、学年全員参加の楽しい企画を考えていきます。 ☆卒業制作 :今までの感謝を込め、何か作って残せたらと思案中です。 3月からはいよいよ卒業式の練習も始まります。卒業まで残りあとわずかです。残りの小学校生活の中で、 これまでの自分を振り返り、支えてくれた人たちへの感謝の気持ちを大切にして過ごしてほしいと思います。 そして、元気に胸をはって、立派に卒業していってほしいと願っています。 (6学年担任 富樫 学・千葉 浩) 中学校 今月の生活目標「1年間のしめくくりをしよう」 学年末考査が終わり、いよいよ3月、今年度最後の月を迎えました。 中学校の3月の生活目標は「1年間のしめくくりをしよう」です。学習・生活面における1年間の自分の 軌跡を見つめ、それぞれが次のステップに向けて準備を進めるこの時期。とりわけ9年生にとっては、特別 な春となるでしょう。このお台場学園での9年間の生活を振り返りながら、残りの時間を過ごしてください。 さて、3月10日には9年生を送る会が行われます。お世話になった9年生に感謝の気持ちを表すべく、 生徒会が毎年企画・運営をしているものです。今も生徒会役員一人一人が、時間をかけて一所懸命に準備を しています。9年生も毎年この会で「卒業」することを強く実感し、卒業へのさみしさを抱えながらも、一 日一日を大切に過ごしていきます。そして迎える卒業式。このような活動を通して、9年生は新たな生活に 向かって旅立ち、下級生は頼もしく育ち、そして新たなリーダーとしての自覚を深めていきます。 本校では現在、生徒の健康状況に大きな問題は見られません。しかしまだまだ寒く乾燥した日が続くため、 注意が必要です。引き続き手洗い・うがいを励行し、体調管理に努めましょう。 (中学校生活指導主任 石川 恵一) 小学校 今月の目標 「学年のまとめをしよう」 <四つのめあて> ○「ありがとう」の気持ちを伝えよう ○学習や生活を振り返ろう ○クラスの友だちと仲よくしよう ◎教室や身の回りの整理・整頓をしよう 2月20日(金)の持久走大会では、一人一人が練習の成果を出し、ファイトコース 1.75 ㎞、スペシャ ルコース 3.6 ㎞を走りました。ゴールをした子供たちの顔は達成感に溢れ、輝いていました。ご声援ありが とうございました。 学年末の3月になり、残すところ登校日18日(1~4年)、19日(5・6年)で修了式・卒業式を迎え ます。今月の目標は、 「学年のまとめをしよう」です。レインボー班活動や6年生を送る会で、卒業する6年 生に感謝の気持ちを伝えます。学習面では、それぞれの学習のまとめを行い、生活面では、次の学年に進級 するための準備を進めていきます。今年度のまとめをしっかりと行い、それぞれが大きく成長した姿で修了 式・卒業式を迎えられるよう支援していきたいと考えています。 (小学校生活指導主任 石井 克子) 今年度も昨年度に引き続き、生徒が自主的に委員会活動に取り組んでいました。学級委員会では、勉強時 間チェックシートを作成し、勉強するよう呼びかけを行いました。図書委員会では図書返却の呼びかけ、環 境委員会では教室やロッカー荷物の整理を呼びかけました。呼びかけでは改善しないこともありましたが、 そのような場合は掲示物を作るなど、各委員会が工夫して活動していました。 毎月1回の中央委員会では、少しずつ良い意見が出るようになってきました。各委員会が活動を報告する だけでなく、十分な活動ができなかった委員会に対して、 「こうしたらいいのではないか」とアドバイスする 姿が見られるようになってきました。今後も、一人一人が生徒会員であることを自覚して、より良い学校を 作ろうとする態度が育つようにしていきたいと考えています。 生徒会本部役員では、各行事のスローガン決めや子供サミットでの司会などの活動を通して、より良い港 陽中学校を目指して取り組んできました。また、2月10日から2月16日までの間に、昨年8月に発生し た広島市豪雨・土砂災害への募金活動を小中合同で行いました。生徒会本部役員が募金先を決め、小中学生 がポスターを作り、朝の登校時間に募金の呼びかけを行いました。地域の方々からも多数の募金をお預かり し、合計12869円の募金を集めることができました。ご協力いただきありがとうございました。 (生徒会担当 柴屋 健吾) 《4・5年生 海苔刈り取り 《 1~9年生 5年生 海苔すき・佃煮づくり 2/7(土)》 お台場学園作品展 2/14(土)~17(火) 》 《 1~6年生 持久走大会 2/21(金)》 【スクールカウンセラー 相談日】 〈3月の相談日〉 安藤 潤子 毎週 火曜日 小学校担当 3日・10日・17日 廣瀬 信慶 毎週 火曜日 中学校担当 3日・10日・17日 坂井 篤子 毎週 金曜日 小・中学校担当 6日 ○小学校 5500-2572 ○中学校 5500-2575
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