オンチップ発振器ソリューション

商品情報 2015-11
省電⼒を必要とするIoTデバイスに最適
オンチップ発振器ソリューション
● 純粋なリングオシレータでは周波数精度が不⾜
● 外付け⽔晶発振器では価格、性能共にオーバースペック
● IoT デバイスの電⼒消費を極⼒抑えたい
このような場合に最適なオンチップ発振器IP です。
●外付け⽔晶発振器をオンチップ化
後段のPLLには既にお客様が設計済みのPLLも使えますが、
当社がご提供するAll-Digital PLL と組み合わせてお使い
いただくことにより、最適な性能を発揮します。
特⻑
■ 低消費電⼒(1.2V/20uA)でありながら、周波数精度1%で動作
■ 特殊機構によって、温度と電源電圧による周波数変動をキャンセル
■ Active-Calibration機構などを排除、低消費電⼒を実現
■ OSC + All-Digital PLL の組み合わせでご提供、 短期間での開発が可能
発振器単体としては、プロセスのばらつきによって周波数精度の振れ幅が数⼗%に達することも
ありますが、PLLの逓倍率または分周率の調整によって補正が可能であるため、Factory-Trim
機能も搭載していません。
導⼊効果
■ コストダウン(部品点数低減・歩留まり向上)
システムの要求する周波数精度が1%程度であれば、⾼精度な⽔晶発振器を追加する
必要がありません。部品点数削減による歩留まり向上も期待できます。
■ 消費電⼒低減
低消費電⼒(1.2V/20uA)で動作する、オンチップ発振器です。システム全体の消費
電⼒低減に寄与します。
■ 開発期間短縮
All-Digital のPLLとセットでご提供することにより、アナログ回路で発⽣しがちな【特性の
合わせこみ】作業を回避することができます。イタレーションを防⽌して、開発期間を短縮
します。
低消費電⼒
●低消費電⼒、周波数精度1%
当社独⾃の特殊機構を⽤いることにより、温度と
電源電圧による周波数変動をキャンセル。消費
電⼒1.2V/ 20μAで矩形波出⼒、 周波数精
度1% を実現しています。
ALL-DIGITAL PLL
■RTL設計のPLL
従来型アナログPLLで位相誤差を電圧で表現していたところを、数値(レジスタ値)で表現し、
離散的なバイアスで発振器を制御するPLLです。
RTLで実装するループフィルタは特性の調整が極めて容易で、PVT依存がありません。
最短2週間程度でTape Outでき、1st シリコンでの動作が期待できます。
ALL-DIGITAL PLLが適したアプリケーション
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ピコ秒級のジッタ(period jitter)性能で⼗分なシステムクロック
本発振器との組み合わせに最適なPLLです。
低速クロック
微⼩電流と巨⼤容量が必要なためにアナログ回路が苦⼿としている低速動作は、デジタル回路においては
低消費電流のメリットがあります。
狭帯域PLL
デジタルフィルタは⾯積効率よく狭帯域化できます。量⼦化誤差をフィルタできなくなるため、広帯域側への
チューニングは限度があります。
□本⽂中の会社名および製品名は各社が商標または登録商標として使⽤している場合があます。
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