2 x M13 Primer Mix

2 x M13 Primer Mix
I.
製品説明
*2)
本品は、Gene RED PCR Mix と組み合わせて使用すること
*3)
で、迅速かつ簡単に M13 プライマーを使用するコロニーPCR
インサート DNA1 kbp あたり 10 sec.を目安にし、1 kb 以下の場合は 10 sec.
にします。
*4)
を行うことができる製品です。
コロニー(菌体、培地)は多量に持ち込まないで下さい。また、爪楊枝を 10 秒
以上浸したままにすると、反応液が爪楊枝に吸収されることがあります。
Gene RED PCR Mix には、Loading Dye がすでに含まれているため、PCR
溶液をそのまま電気泳動に使用できます。
II. 保存
V. M13 プライマーについて
-20℃
M13 プライマーは、M13 系あるいは pUC 系ベクターのマルチ
凍結融解の繰り返しは避けて下さい。融解後はチューブに小
クローニングサイトの両端にアニーリングします。そのため、
分けし、-20℃での保存をお勧め致します。
M13 系ベクターにクローニングされた DNA 断片のインサート
チェックやシークエンスする際のプライマーとして使用できま
III. 製品内容
2 x M13 Primer Mix
す。
1.2 ml x 2 本 (96 回用)
*1)
<M13 primer の pUC18 におけるアニーリング部位>
*1) 本品には、PCR を 50µl の系で約 96 回行える量が含まれています。
<組成>
M13 forward primer →
5' AAGTTGGGTA ACGCCAGGGT TTTCCCAGTC ACGACGTTGT AAAACGACGG
0.8 pmol/μl
M13 forward primer
(GTTTTCCCAGTCACGACGTT)
0.8 pmol/μl
M13 reverse primer
(GGAAACAGCTATGACCATGA)
0.1 mmol/l
3' TTCAACCCAT TGCGGTCCCA AAAGGGTCAG TGCTGCAACA TTTTGCTGCG
5' CCAGTGCCAA GCTTGCATGC CTGCAGGTCG ACTCTAGAGG ATCCCCGGGT
Tris-HCl (pH 7.5)
3' GGTCACGGTT CGAACGTACG GACGTCCAGC TGAGATCTCC TAGGGGCCCA
〔Multi cloning sites〕
IV. 使用方法
5' ACCGAGCTCG AATTCGTAAT CATGGTCATA GCTGTTTCCT GTGTGAAATT
・ 本品以外に PCR 試薬の Gene RED PCR Mix(ニッポンジ
3' TGGCTCGAGC TTAAGCATTA GTACCAGTAT CGACAAAGGA CACACTTTAA
← M13 reverse primer
ーン製)を用意します。
「大腸菌プラスミド(M13 系ベクター)のインサートチェック」
①
必要本数分の Gene RED PCR Mix を 1.5 ml 容チュー
ブに分取する。(1 反応あたり 25 µl)
②
2 x M13 Primer Mix を等量添加し、ピペッティングで軽
く混合する。
③
混合溶液を 50 µl ずつ PCR 用チューブに分注する。
④
爪楊枝またはチップでコロニーを軽く突いて、③の溶液
<主な M13 系ベクター(no insert)の PCR 増幅産物サイズ>
・ pUC18/19
®
121 bp
・ pGEM -T easy
250 bp
・ pBluescript® Ⅱ
247 bp
・ λZAP® Ⅱ
244 bp
・ pT7Blue
172 bp
・ pT7Blue2
388 bp
VI. トラブルシューティング
中で懸濁する。
トラブル
<PCR 溶液調製>
⑤
Gene RED PCR Mix (2 x )
25 μl
2 x M13 Primer Mix
25 μl
少量
Total
50 μl
インサートの GC 含量が高い場合、変性温度を上げてみる
増幅しない、増
幅効率が悪い
ローコピーベクターの場合には、
①サイクル数を 25 →30 cycles に上げる
②伸長時間を、10 sec./kb → 20 sec./kb に伸ばす
直ちに PCR を行う。
<PCR サイクル>
⑥
菌体、培地の持ち込み量を減らす
*2)
コロニー
対 策
バンドがスメア
菌体、培地の持ち込み量を減らす
94℃
3 min.
-になる
PCR サイクル数を減らす(~25 cycles)
94℃
20 sec.
エキストラ
菌体、培地の持ち込み量を減らす
55℃
20 sec.
バンドがでる
アニーリング温度を 2℃ずつ上げてみる
72℃
10 sec./kb*3)
25 cycles
PCR 後、各反応液の5~10 μlをそのままアガロースゲルにアプラ
イし*4)、電気泳動でチェックする。
本製品は、試薬(試験研究用)として販売しているものです。
医薬品の用途には使用しないでください。
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