家庭学習の手引き

平成27年6月 12 日
よりよい家庭学習(ひとり勉強)をめざして
家庭学習の取り組みについて
大仙市立神岡小学校
学習指導部
本校では,授業で学んだ基礎・基本の習熟や学習習慣の定着を目指して,「家庭学習
指導の徹底」に取り組んでいます。
各家庭におかれましても,「家庭学習の取り組みについて」をご覧いただき,家庭学
習が充実したものとなるようご協力のほどよろしくお願いいたします。
本校では,家庭学習のよさを次のようにとらえています。
☆ 授業で学習した内容の習熟を図ることができる。
☆ 自分の課題をもって自主的に取り組み,学びを深めることができる。
☆ 学校で学習すること以外に知的好奇心がわくものに触れて,学びを広げることがで
きる。
☆ 学習習慣の定着が図ることができる。
生涯にわたって学ぶ姿勢の基礎をつくる
そこで,学校では,児童に次のような取り組みを奨励しています。
1 音読やプリント,ドリル学習などの課題を継続して行う。
2 漢字・計算の定着を徹底するための基礎テストの予習・復習を行う。
3 興味・関心に基づいて調べ学習をしたり,授業の予習・復習をしたりする。
また,「各学年の家庭学習でめざす子どもの姿」を次ページのように考え,各学年の
実態を考慮して随時指導をしています。
家庭では,次の点に留意しながら励ましや声かけ,助言をお願いいたします。
1
※
ここにかかれている「めざす子どもの姿」は,あくまでも「めやす」です。
一人一人の取り組みの実情に合わせて,お子さんなりの「めやす」を親子で話し
合ってみてください。また,学習方法,内容などについては,担任にいつで
もご相談下さい。
学年
1
2
3
4
5
6
各学年の家庭学習でめざす子どもの姿
・毎日,家に帰ったら,きまった時間に勉強をする。
・学校で習ったことをもう一度復習し,より正しく覚える。
* はじめは宿題がほとんどです。
* 一人勉強は後期からはじまります。
学習時間の
めやす
10分+α
20分+α
・毎日,家に帰ったら,きまった時間に勉強をする。
・学校で習ったことをもう一度復習し,より正しく覚える。
・自分で興昧・関心のあることや,授業で学習したことを自分
で調べたり学習したりする一人勉強に関心をもち,挑戦する。
・一人勉強の仕方や内容を知り,自分で興昧・関心のあること
や,授業で学習したことを自分で調べたり学習したりする。
・めあてをもって意欲的に一人勉強に取り組む。
30分+α
・ 意欲的に一人勉強に取り組む。
・ 学習内容に自分なりの工夫をする。
・ ドリル学習やプリント学習では自分で答え合わせをし,間違
いを訂正する。
40分+α
・ 自主的に一人勉強に取り組む。
・ 授業の内容やテスト結果を振り返り,自分に合っためあてを
もって学習する。
50分+α
・ 自主的,計画的に一人勉強に取り組む。
・ 授業の内容やテスト結果を振り返り,自分に合っためあてを
もって学習する。
・ 授業の内容や教科のバランスを考慮し,自ら課題を見つけて
学習する。
60分+α
2
Ⅰ
子どもの「やる気」を大切にしましょう。
子どもは,「なぜだろう。」「これはすごい。」「変だな。」…という気持ちから,学
習に興味をもちます。このような気持ちを大切に受け止めて,励ましてください。
また,○つけをしながら子どもの学習を見届け,ほめたり励ましたりしましょう。
Ⅱ
勉強に取りかかる時刻を決めましょう。
各家庭に合った生活時間の中で,勉強する時間を決めたいものです。その時は子
どもが自分で決めるようにさせたいものです。約束を守ること,自分で決めたこ
とを貫き通す力を育てることも大切です。
◎ 勉強の目安時間
10 分×学年+α
低学年では
やる気を大切に
低学年の子どもは,「自分で何でもやれるよ。できるよ。」と言うことがよくあ
りますが,実際には-人でやることがなかなか困難です。保護者の協力は欠かせ
ません。
◎ わからないところを聞いて,やり方を教えてあげましょう。
◎ 温かい助言や励ましを与えて,やる気を育てましょう。
◎ やったことを,しっかり見届けほめてあげましょう。
中学年では
自立の芽を大切に
中学年になると,何かと自分で決めて行動しようとする気持ちをもち始めます。
自分でやろうとした時は大いにほめ,やる気を育ててください。また克服できな
いときは手助けも必要です。毎日の達成感の積み重ねが継続への意欲と習慣形成
につながります。
◎ 何を勉強しているのか子どもに聞いて,声をかけましょう。
◎ 自力で取り組もうとする姿勢を積極的に励ましましょう。
高学年では
子どもの自主性を大切に
高学年になると,学習に対して自分なりの見方や考え方をもち始めます。
思春期を迎えようとしている子どもたちだけに,自尊心も一層強くなります。自
分で選択したり,工夫したりしていることを大いに認めて,達成感や成就感をか
んじられるようにしてください。
◎ 自分の学習目標をしっかりもたせましょう。
◎ 学習内容を自分で考えさせましょう。
◎ 自分のペースでじっくり取り組ませましょう。
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