日本火災学会 原子力発電所の火災防護専門委員会 第13回 専門委員会 議事録 1.日時 2015 年 4 月 13 日(月) 15:00~17:00 2.場所 東京理科大学 森戸記念館 2 階第 2 会議室 3.出席者 辻本委員長、長岐幹事、角谷委員、小林委員、中村委員、奈良間委員、松山委 員、森田委員(合計 8 名) 4.配布資料 資料 13-0:第 12 回議事録案 資料 13-1:報告書(案) 「米国の原子力発電所における火災防護に関する法規制 の変遷と整備状況について」 資料 13-2-1:米国原子力発電所における火災防護の法規制の変遷 資料 13-2-2:原子力発電所の内部火災 PRA について 資料 13-2-3:原子力発電所の火災防護に関する規制の変遷と現状 資料 13-2-4:原子力発電所の火災事例とその分析 -高エネルギーアーク故障を 対象として- 資料 13-2-5:TIME から読み取る原発に対する意識の変遷 5.議事内容 (1)本委員会の打ち切り 辻本委員長より、第 13 回委員会をもって、本委員会を打ち切る旨の提案があった。この 提案について、出席委員全員が合意した。 (2)第 12 回委員会議事録案の確認 出席委員全員で、第 12 回委員会議事録案(資料 13-0)の内容を確認した。その結果、議 事録案は承認された。 (3)報告書(案) 「米国の原子力発電所における火災防護に関する法規制の変遷と整備状 況について」 辻本委員長より資料 13-1 を用いて報告書(案) 「米国の原子力発電所における火災防護に 関する法規制の変遷と整備状況について」について説明があった。 ・ 本報告書はこれまでの委員会での作業の成果をまとめたものであり、本年 5 月 16、17 日 に山形大学 米沢キャンパスで開催される平成 27 年度日本火災学会研究発表会で実費頒 布することを計画している(辻本委員) 。 ・ 各委員においては、報告書(案)に対する修正案を 2015 年 4 月末までに東京理科大学 1 田坂さんまでに送付する。なお、本日の委員会においては報告書(案)の以下の点につ いて指摘があり、各委員が修正、加筆を担当することになった。 「はじめに」の3.に火災の定義を追記する。(担当:辻本委員長) p.1 に示されている、 「5 系統の安全システム」について、具体的に何かを確認する。 (担当:奈良間委員) 第 2 章に米国連邦規則(Code of Federal Regulation:CFR)の全 50 件のタイトル名 を追記する。 (担当:辻本委員長) p.7 に示されている、10CFR Part 50 附則 A 指針 27「保護系と制御系の分離」に関 して、保護系と制御系の差異を明確に説明する。 (担当:角谷委員) p.8 の 2.3.2 項に、ブラウンズフェリー発電所の火災発生以降に公表された火災防護 ガイダンスである BTP 9.5.1 について追記する。 (担当:辻本委員長) p.10 の 2.3.3 項に示されている 10CFR Part50 附則 R の各項目のうち、Ⅲ.G 項「安 全停止機能の火災防護」 、Ⅲ.J 項「非常用照明」 、Ⅲ.O 項「オイル回収装置」について は、遡及適用される要件である旨を追記する。(担当:辻本委員長) p.19 の(解説 2) 「原発の停止はなぜ必要か。この問題の基本は?」について、修文案 を作成する。 (担当:角谷委員) p.43 の(解説 8) 「米国と日本における原発のライセンス料の仕組み」について、NRC に対して事業者が審査・検査ごとに支払う手数料について追記する。(担当:長岐委 員) ・ 報告書(案)について、以下のコメントがあった。 「はじめに」に示されている自動車火災の件数に関して、自動車火災の件数は 2001 年ごろを境に減少している。これはその数年前から、自動車業界の自主的な取り組み として、内装材の難燃化を強化したことが理由であると考えられる。 (小林委員) (解説 3) 「Appendix A GDC-3 の変更点」に関して、GDC-3 の第 2 版に出てくる 「Fire Resistance」については火災防護に関する規制ガイダンスである Reg. Guide 1.189 に定義が出てくるが、現行版に出てくる「Heat Resistance」については定義が 出てこない。 (長岐委員) (4)火災学会研究発表会のオーガナイズドセッション 平成 27 年度日本火災学会研究発表会のオーガナイズドセッション(原子力発電所におけ る火災安全)に提出された原稿(資料 13-2-1 から資料 13-2-5)について、出席委員全員で 確認した。 以上 2
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