きりん組 5月

きりん組
5月
進級して1ヶ月が過ぎようとしています。2階での生活がうれしくて、テラスを探
検したり、遊戯室で縄跳びやフラフープ、大積み木をしたり、いろいろなことをして
みたくてウキウキした子どもたちでした。こま遊び、レゴブロック、ワミー、シルバ
ニアファミリー、色水遊びなど、年長ならではおもちゃや遊びもいろいろでき、友達
と一緒に、「○○しよう」と誘い合っている姿もよく見られます。
園庭にはきりん組の鯉のぼりも泳ぎ、2階からの眺めは最高です。「あ、元気に泳
いでるね」
「みんなの作ったのを合わせて5つになったね」
「いま、元気ないね」など
鯉のぼりを楽しみに見ています。
ワミーです。
リボンやお花も
「みんな、きいて!」
できます。
遊戯室の大積み木はみんなのお気に入りの遊びになってきています。お化け屋敷ご
っこ、2階建てのおうちでのままごと、踊りのステージ、迷路遊びなど自分たちの遊
びに必要な場を積み木で作って遊んでいます。かなり広い場を作ることができるため、
友達と一緒に遊ぶことができる楽しさを際立てているようです。ある日、Aちゃんた
ち4人が積み木を並べて迷路探検をしていました。Aちゃんが「ここは通れるところ
ね。ここを踏んだらマイナスポイントだよ。みんな最初は 10 ポイントもっているか
らね」と言い始め、ゲームが始まりました。教師は意外と難しいルールや分かりづら
い約束だなと思いつつも、自分たちで決めて、みんなで動きはじめたので、見守りま
した。Bちゃん「ここは踏んでもいいの?」Cちゃん「もう5ポイントになっちゃっ
た」とみんなに伝えながら遊びが進みました。Aくんは一人一人の言葉に答え丁寧に
説明をし、「ここに来るとまた 10 ポイントになるんだよ。」とみんなが困らないよう
に考えています。Cちゃん「やったー!滑り台もあった」Dちゃん「ここはちょっと
難しいね」など一人一人が思ったことを言葉にし、それぞれの考えが集まって、何だ
か楽しそうなゲームになってきました。さらに、B ちゃんは「みんなちょっと聞いて!
ここはこうすることにしよう」と子ども同士で無理なく安全に遊ぶ方法を伝えていま
す。教師の口出す余地はどこにもなく、驚くばかりの場面でした。気の合う仲間で心
地よく、楽しい雰囲気の中で思いを伝え、それに答えて遊んでいくことのできる姿は
年長ならではの姿ではないかと思い、これからが楽しみになりました。
「色水あそび」
2 階のテラスで色水遊びを始めました。すりこぎとすり鉢を使って花をすりつぶし
て色を出すことを楽しみ、
「ぶどうジュースできた」
「見て!レモンジュースみたいで
しょ」などペットボトルに入れている子もいました。また、違う色の花を合わせて、
何色になるだろう?友達のできたのを見て、どうすると同じになるだろう?水色にす
るにはどうするの?など色々な?(はてな)を実現できるために言葉にして表したり、
教師に伝えたりする姿がありました。遊びの中で子どもたちは色々なことを考えて表
現しようとしていて、遊びからの発見をたくさんしているなあと感じます。子どもた
ちの?に教師は、すぐに答えを出してしまうのではなく、
「どうだろうね。どう思う?」
「友達に聞いてみる?」と言葉をかけるようにしました。そうすることで、自分の好
きな遊びだから、さらに意欲的に知りたいという気持ちになり、自分なりに考えて分
かったことはうれしく、心が躍り、心に響いていくのではないかと思います。
お当番活動を始めました。
はりきってがんばっています。
机を拭く、お茶を配る、いただきます、
ごちそうさま など…
〈5月の保育〉
〇
先生や友達と一緒に砂場で山や川を作ったり、大積み木で基地や家などを作ったりして
全体を動かして遊ぶ楽しさを味わう。
〇
自分の思いやイメージを言葉や行動に表し先生や友達としたいことを実現していこう
とする。
〇
園内の虫や木の実、野菜の生長に関心をもって見たり、気付いたことを友達や先生に伝
えたりして、身近な自然に親しむ。