9/12/2015 2015.10.12 リアル臨床2015 はじめに 普段、整形外科クリニックで行っている臨床をお伝えしていきます。 体幹トレーニング再考 ~パフォーマンスアップのための体幹トレーニングとは~ 本日は主に、『下肢運動機能のパフォーマンス』に着目した発表です。 以下お話しさせて頂く評価内で、「痛み」が再現される場合は、「痛み」 を改善した後に、「パフォーマンス」を評価するという流れで臨床展開して いますことをご了承ください。 北柏すごう整形外科 理学療法士 藤原慎也 Sft勉強会主催/千葉臨床ディスカッション勉強会代表 2015.10.12 リアル臨床2015 体幹トレーニング再考のきっかけ 2015.10.12 リアル臨床2015 一般的な体幹トレーニング理論 引用:理化学研究所ホームページより 体幹トレーニング 現場でのトレーニングの主流?! しかし・・・ ヒトの肩甲骨は肋骨の外側 カメの肩甲骨は肋骨の内側 正しいフォームでできていない 現場では・・・ どこを鍛えているのかわからない(例:上腕や腰背部に疲労) 体幹を固めることは、カメの歩みに近づく?! 1分間耐える根性論のトレーニング 『パフォーマンスアップ』を即時的に自覚できるケースは少ない?! 体幹を固めることは『パフォーマンスアップ』したいというトレーニングの目的とは未合致?! 2015.10.12 リアル臨床2015 パフォーマンスアップのための体幹(コア)とは? 2015.10.12 リアル臨床2015 体幹トレーニングの効果を引き出す?! 競技特性の把握(左右対称?非対称?) 胸郭 骨盤帯 肩甲帯 内腹斜筋 広背筋 外腹斜筋 大殿筋 前鋸筋 中殿筋 体幹(コア)機能改善トレーニングの実施 一般的な体幹トレーニングの実施 1 9/12/2015 2015.10.12 リアル臨床2015 当日の臨床内容(実技) 2015.10.12 リアル臨床2015 片脚立位 片脚立位 どこから姿勢制御が崩れているのか 目安をたてる!! 下肢運動機能パフォーマンステスト 胸郭 骨盤帯 肩甲帯 など 下肢伸展挙上抵抗テスト 2015.10.12 リアル臨床2015 下肢運動機能パフォーマンステスト 2015.10.12 リアル臨床2015 下肢伸展挙上抵抗テスト 下肢自動伸展挙上(active straight leg raise:ASLR)+徒手抵抗 *前十字靭帯再建術後のパフォーマンステストとし ても使用されている簡易的な運動機能評価法 →体幹と下肢の間の力の伝達を評価する臨床的な方法 徒手での筋サポートで努力量の確認 Single hop for distance Triple hop for distance 内腹斜筋 広背筋 Cross over hop for distance など 外腹斜筋 大殿筋 前鋸筋 中殿筋 2015.10.12 リアル臨床2015 体幹(コア)機能改善トレーニング 内腹斜筋 外腹斜筋 2015.10.12 リアル臨床2015 結語 前鋸筋 今回の発表内容は、パフォーマンスアップするとともに、現在一般的に行われて いる体幹トレーニングの効果を引き出す手段の一つになると考えています。 ただし、スポーツ現場では、四六時中私たちがサポートすることは困難です。 セルフでのトレーニング、セルフでのトレーニング効果判定がおおむね可能であろ う評価・トレーニング内容を常に考えているところです。 広背筋 大殿筋 中殿筋 ご指摘・ご助言ありましたらぜひともよろしくお願いいたします。 2
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