年代 内容 B.C.2740年 神農がお茶を解毒剤として食べる B.C.59年 『僮約』に世界最古のお茶の記録が記されている 300年代 揚子江流域などで茶樹が栽培され上流階級に愛飲される 519年 禅宗の始祖達磨によって、インドに茶が伝わる 539年頃 中国の仏教祖によって、日本に茶の木が伝わる 650年頃 チベットで茶の普及が始まる 729年 聖武天皇が行茶の儀を行う 748年 行基が東大寺を初め多くの寺に茶木を植える 760年 茶に関する最古の古典である『茶経』が著される 780年 陸羽が世界で最も古い茶の本「茶経」を書く 805年 最澄が唐から団茶とお茶の実を持ち帰り日吉神社に植える 806年 空海が中国から茶種と石臼を持ち帰り近江に蒔く 810年頃 緑茶文化の普及する 815年 永忠が嵯峨天皇に献茶 951年 大福茶がはじまる 1058年 宋で茶の販売が始まる 1191年 団茶から茶筅で飲むようになる 1191年 栄西が中国から持ち帰った茶の種子を肥前に蒔く 1207年 明恵上人が栄西から送られた茶種を京都栂尾高山寺に植える 1211年 栄西が日本最古のお茶の専門書『喫茶養生記』を執筆 1214年 栄西が源実朝に『喫茶養生記』を献呈する 1235年 道元が『永平清規』の執筆を始める 1239年 西大寺で大衆に振舞う大盛茶が始まる 1241年 駿河の僧弁円が宋から茶種を持ち帰って、現在の静岡市足久保栽植する 1241年 聖一が『東福寺規則』に茶の湯の原形となる茶礼をまとめる 1300年代 釜炒り散茶が主流となる 1300年代 製茶法が発達し釜炒緑茶が普及する 1320年頃 本茶と非茶を当てる闘茶が盛んになる 1333年 足利尊氏が建武式目で闘茶を禁止 1378年 諸国に茶園の育成を促がす 1395年 宇治に本格的な茶園ができる 1403年 東寺南大門前に一服一銭のお茶売りが出現する 1500年頃 淹茶の定着 1/4 年代 内容 1500年頃 関東の方まで茶園が広まってくる 1516年 ポルトガル人がマカオで茶の存在を知る 1559年 イタリア人がヨーロッパにお茶を紹介する 1580年頃 茶道の政治への利用が始まる 1585年 天皇が初めて茶会に臨席する 1587年 京都北野天満宮で大茶会が開かれる 1602年 オランダの東インド会社がヨーロッパにお茶を広める 1602年 土佐の山内一豊が茶をとられせ、上方に送った 1608年 南部藩は大和からとりよせた茶種子をまかせた 1610年 日本のお茶が初めてヨーロッパに輸出される 1615年 駿河に茶問屋が興る 1616年 幕府が宇治採茶使を任命する 1618年 彦根藩が政所の諸村に茶運上を課した 1620年頃 アメリカがイギリスの植民地となり紅茶が伝わる 1630年頃 上流階級の間で緑茶が流行 1632年 お茶壺道中が始まる 1635年頃 オランダから紅茶が入り、パリでは喫茶の習慣が始まる 1635年頃 オランダから紅茶が入り、パリでは喫茶の習慣が始まる 1638年 日向都城で茶道役を設けた 1646年 島根の津和野藩で茶栽培を奨励 1650年頃 工夫茶が生まれる 1650年頃 イギリスがお茶の直輸入を開始する 1650年頃 茶の効能をめぐる論争が起きる 1657年 トーマス・ギャラウェイ(コーヒーハウス店主)が茶の葉を売り出し店でお茶を飲ませた 1661年 隠元禅師が禅とお茶を一体化し宇治に黄檗山福寺を開山する 1662年 チャールズⅡ世のもとへ嫁いだポルトガル王の娘キャサリンが飲茶の風習を宮廷にもたらした 1669年 イギリス東インド会社がジャワから独自に茶の輸入を開始 1670年頃 薬として紅茶が広まる 1680年 ミルクティーが正当な紅茶の飲み方になる 1680年 貴族の間でミルクティーが流行する 1680年 紅茶の値段が急騰する 1689年 中国の広東から茶の輸入を開始 1689年 イギリス東インド会社がアモイから茶の輸入を始め、武夷茶 (ボヘアティー)がイギリスに広まる 2/4 年代 内容 1690年頃 紅茶を買う人が減り紅茶が下火になってくる 1696年 宮崎安貞が『農業全書』に茶の振興を記述 1700年頃 紅茶の代わりにコーヒーワインが人気となる 1700年頃 国内で紅茶が人気となる 1720年頃 インドネシアで紅茶の生産が始まる 1721年 イギリスの東インド会社の茶の輸入が独占的になる 1730年 秋田藩は桧山に茶園を造成 1734年 武夷茶の台頭 1734年 高遊外が京都の鴨川に通仙亭を開き茶業を始める 1735年 京都東山に茶店『通仙亭』を設ける 1738年 現在の京都府宇治田原町湯屋谷の永谷宗七朗が優れた煎茶を創る 1765年頃 イギリス東インド会社が紅茶に高い関税をかける 1773年 ボストン茶会事件がおきる 1776年 「ボストン茶会事件」を契機にイギリスから独立 1785年 中国茶がニューヨークに出荷される 1789年 中国の広東から茶の輸入を開始 1790年頃 国内で紅茶が流行 1800年初頭 アイスティーが普及する 1800年初頭 上流階級の間でサモワールで紅茶を淹れる習慣が普及 1823年 イギリス冒険家ブルースがインドのアッサム地方で茶樹が発見する 1833年 イギリス東インド会社の中国茶の独占輸入権が廃止される 1835年 山本肌嘉兵衛が玉露を考案する 1835年 イギリス東インド会社がインドでアッサム種の茶の木の栽培を始める 1839年 スリランカで紅茶の栽培が始まる 1840年頃 アフタヌーンティーの風習が始まる 1853年 喜撰茶が流行する 1855年 福建省安渓で本格的な烏龍茶の生産を開始する 1858年 日米修好通商条約締結され、お茶の輸出が始まる 1859年 横浜開港とともに製茶約180㌧が輸出される 1867年 台湾烏龍茶が初めて中国慮門で売られる 1867年 イギリス東インド会社がセイロンでアッサム種の茶の木の栽培を始める 1869年 中条景昭が牧之原台地の開拓が始まる 1870年頃 グルジア地方に紅茶の茶園が誕生する 3/4 年代 内容 1873年 輸出用の紅茶の栽培が始まる 1874年 政府が紅茶の製造を奨励する 1883年 アメリカの贋茶禁止条例に伴い全国に茶業組合が成立される 1884年 茶業組合準則を配布 1894年 大谷嘉兵衛が日本製茶株式会社を設立する 1898年 高橋謙三が製茶機械の原理のもととなる粗揉機を完成させる 1900年初頭 台湾産の東宝美人がイギリスで最高のお茶との評価を得る 1900年初頭 『茶の本』が出版される 1904年 ティーバッグが発明される 1906年 明治屋が日本で初めて紅茶を輸出 1908年 杉山彦三郎が静岡県で有名な茶品種「やぶきた」を選抜する 1924年 緑茶からビタミンCを発見する 1927年 三井紅茶(現日東紅茶)が国産初の紅茶を販売 1929年 緑茶からカテキンを発見する 1932年 国産紅茶1号が日東紅茶から発売される 1947年 お茶の輸出がアメリカ向けに4,372トンとなる 1950年頃 紅茶人気が衰退しコーヒーが主流になる 1950年頃 紅茶人気が衰退しコーヒーが主流になる 1954年 戦後最高の輸出17,178トンとなる 1960年 緑茶輸入が自由化される 1966年頃 中国と国交が途絶えていき紅茶の輸入が減る 1970年頃 インドからも紅茶を輸入する 1971年 紅茶の輸入が自由化される 1972年 防霜ファンが実用化される 1975年 茶業最盛期。荒茶生産が105,500トンとなる 1980年 茶栽培面積が戦後最大の61,000ヘクタールとなる 1982年 緑茶缶が駅弁用として初めて市販される 1990年 緑茶のペットボトルの市販が始まる 1990年代 ソビエトの崩壊後茶園の数が激減し、紅茶の需要も激減する 1999年 日本茶インストラクター制度が発足 2001年 世界お茶祭りが初開催 4/4
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