平成 27年(2015 年)8 月 21 日 ゆ・にっ・と横須賀 2015 年度横須賀市

平成 27年(2015 年)8 月 21 日
ゆ・にっ・と横須賀 2015 年度横須賀市市民提案
平素は市政のためにご尽力くださりありがとうございます。
当団体は、NPO法人や協同組合、ワーカーズ等 8 の団体が集って、暮ら
しやすいまちづくりを目指して活動しています。
例年通り、活動を通して直面した課題を、市民提案としました。施策への反
映をお願いいたします。
恐れ入りますが、文書にて、ご回答下さるようお願い申し上げます。
1、 学童クラブについて
子ども・子育て支援新制度が始まりました。横須賀市も、地域子ども・子育て支援
事業に学童クラブも位置付け、昨年度条例を整備し、各クラブも準備をすすめてきま
した。従うべき基準である、資格や二人体制をはじめ、面積要件などを満たすべく努
力しています。4 点伺います。
1)放課後児童支援員等処遇改善等事業等新規事業の未取り組みについて
本市は、国が新制度に合わせて導入した、「放課後児童支援員等処遇改善等事
業(開所時間延長支援の名称変更、①非常勤配置 1 名分 1539 千円、②常勤配置
1 名分 2831 千円)
」
「小規模放課後児童クラブ支援事業(新規、19 人以下複数配置
への対応 532 千円)」に取り組みませんでした。長年の課題であった、放課後児
童支援員(=旧指導員)の常勤の確保・安定に大きくかかわる事業に、取り組む
ことは必須であったと考えます。
2 月 3 日付で、内閣府から平成 27 年度「放課後児童健全育成事業単価(案)」も
示されていますが、6 月第 2 回定例会の補正予算でも示されていません。
本市が取り組まなかった理由が不明です。その理由と、今後の対応と見通しに
ついてお示しください。
2)家賃補助の増額、保証金・更新料等への支援
① 市では、学童クラブの教室使用を促しています。今年度も改修費用に 1 校当
たり 1300 万余円の経費を当てています。民間施設を使用する(せざるを得な
い)場合、補助金を加えた家賃を支払い、保証金、更新料を支払う必要があり
ます。
まったく補助のない保証金、更新料それぞれに、市による支援をお願いしま
す。
② 特定非営利活動団体(NPO 法人)は、家賃補助を受けることができないと聞
いています。社会福祉法人や学校法人のように厚い財政支援や大きな優遇制
度があるわけではありません。
家賃補助ができないとする理由をお示しください。また、家賃補助を行って
ください。
3)収入格差による利用格差の是正
平成 27 年度からは、ひとり親に対する支援も始まり、クラブ単位での自助
努力により行われてきた負担軽減から、一歩前進しました。
しかし、本市の生活保護や就学援助を受けている家庭は、20%を超えていま
す。
利用料の平均が 20,000 円近い本市では、学童クラブを利用したいと考えてい
る家庭が利用できているのか危惧されるところです。利用したくとも利用でき
ない、「隠れ待機」を発生させない施策が必要です。
①
収入格差による利用実態の把握
ニーズ調査ではわからない、利用希望と収入による利用の実態を把握して下
さい。
②
応能負担の導入
必要な家庭が利用できるように、保育園応能負担や幼稚園の就園奨励費補助、
就学援助にならい、ひとり親支援に加え、応能負担を導入して下さい。
4)公設民間委託化
①
子ども・子育て支援新制度に合わせた条例では、放課後児童支援員 2 名体制
や障がい児の受け入れ等、これまでにも増してしっかりした運営が求められ
ます。このまま民設民営型の実施主体に補助金を出す形で行うことは無理が
あるのではないでしょうか。市の責任を明確にして、市との契約で民間団体
などが実施する、公設民間委託型で実施するよう求めます。
②
そのためには、様々な形態で行われている本市の実態を考慮して、実施主体
に丁寧なヒヤリングを行ってください。
2、 家庭での子育てへの支援
平成 27 年 4 月施行の「子ども・子育て支援新制度」では、保育園・幼稚園だけで
なく、家庭での子育てを応援する制度となり、すべての子どもたちと保護者を対象と
しています。
地域子ども・子育て支援事業への取り組みに期待して、提案します。
1)一時預かり、地域子ども子育て支援拠点、子育てひろば等の整備スケジュール
を早期に示し、実行して下さい。
横須賀子ども未来プランでは、期間内に子ども子育て支援拠点を 8 か所整備し、
非在園型の一時預かりを、平成 27 年度 8 か所 25,000 時間から平成 31 年度 31
か所 77,500 時間を確保方策とする強い意気込みが見えます。しかし、その具体
的な実施計画が不明です。また、現在2か所ある子育て支援センターは、複合ビ
ルにあり、大変狭く、外遊びや一時預かりなどを行うことができないので改善の
余地があります。いつ・どこで・だれが行うのか、市民の意見を取り入れて速や
かにすすめてください。
2)子育て支援員、事業実施団体の育成
制度に伴い、一定の研修を受けて、一時預かり、ファミリーサポートセンタ
ー事業、地域子ども子育て支援拠点等で、小学校就学前の子ども等の支援を担
う「子育て支援員」が創設されました。
本市でも、地域子ども・子育て支援事業を推進するために、子育て支援員の
育成と、支援に取り組む団体の創設運営の支援に取り組んでください。
3、 保育園入園申請と結果通知における幼稚園募集時期との改善
保育園の募集時期は毎年 10 月で、2 月初旬にその結果が出ます。一方幼稚園は 11
月 1 日募集です。就労をしていたり就労を考えている場合は、保育園に入園出来なか
った場合、幼稚園の入園手続きを取ろうとしても、既に幼稚園の入園手続きに間に合
わないとの声が届いています。
市民からの要望の有無や見解をお尋ねします。
4、 介護保険第 6 期改定における、
「介護予防・日常生活支援総合事業」(総合事業)への
横須賀市の対応
横須賀市では、制度改正を受けて、平成 28 年 1 月より要支援者 1・2 を対象とし
た予防訪問介護・予防通所介護を、総合事業に切り替えると聞いています。
総合事業は、介護保険の介護予防事業の一部に予防の要素が強い生活支援サービス
や一般介護予防を加えた地域支援事業です。介護保険は、国の給付抑制を受けた制度
改正の下、今後さらなる抑制も検討されています。とりわけ総合事業は、上限も設定
され、実施主体自治体は、主体性と財源の確保が求められます。事業内容等使い勝手
によっては、万が一の保険として掛け金をかけている市民にとっても使いにくい制度
になりつつあります。
しかし、一方では、地域包括ケア体制が、医療とのさらなる連携と地域福祉活動の
推進により、構築されることも期待されます。
また、サービス提供者には、介護保険の対応事業者からボランタリーな活動も想定
されています。これまで独自に高齢者の生活支援サービスなどに取り組んできた
NPO などから期待される向きもあるようですが、財源が不安定なままでは安定的な
担い手を確保することも難しいでしょう。
昨年度の市民提案では、
「サービス利用者が混乱することなく、必要なサービスが
提供できるよう準備をすすめてまいりたいと考えています。
」とのご回答をいただい
ています。
1)実施主体として方針を市民と共有すること。
平成 27 年 2 月横須賀市高齢者保健福祉計画が策定されました。介護保険や市
の高齢者対策の方針は、複雑多岐で、決してわかりやすいものとはいえません。
総合事業等も知らせて、おおぜいの市民で共有し、参加の主体につなげること
が重要です。
市が説明の機会等を設け広く知らせてください。
2)改定による影響を把握し対応をおこなうこと。
要支援者の多くは、介護度が低くとも高齢であり、老老介護であったり独居
です。軽度のうちに支援することで重度化を防いできました。制度改正での後
退に対応できるように、今回の改定による影響を把握し提示して下さい。後退
が認められるようであれば国などに意見が出せるよう体制を整えてください。
3) サービス提供主体の把握・育成支援
地域包括ケア体制を構築するためには、生活支援から介護予防に至るボラン
タリーな活動から介護保険事業者まで様々な参加が必要です。
しかし、ボランタリーな活動にも運営支援を行うことで自発性持続性が高ま
り共助の質を担保します。
昨年 11 月、ゆにっと横須賀が開催したフォーラム『これからの地域福祉を考
える』では、平成 28 年度、活動の把握をされるとお聞きしました。ボランタリ
ーなミニデイなどもおこなわれています。広い視野で把握・育成に向けてご尽
力をお願いします。
5、 地域の助け合い活動の制度化について
有償ボランティアによる、市民の地域での助け合いの活動が広がっています。これ
らの活動の多くは、市民協働推進補助金を受け、以降独自の活動を行っているようで
す。しかし、そのほとんどが、活動する場所に困り団体の運営費用の捻出に苦労して
います。地域福祉に取り組む横須賀市社会福祉協議会、地区社協や地区ボランティア
センターの活動地域と重なっていますが、地域福祉活動計画には、地域資源としてと
らえられることもなく、助成も受けていません。
昨年度の提案では、「地域福祉は地域住民が自発的に取り組むことで推進するもの
と考えており、このような助け合い活動について、まちづくり出前トークや福祉活動
事例集などにより周知、広報を行うとともに、団体の立ち上げや運営の相談・支援を
行うことで推進していきます。
」とご回答いただきました。
3 年間で打ち切りとなる市民協働推進補助金ではなく、社会福祉協議会等との連携
を含めて、自発的かつ安定的な活動が行えるように支援して下さい。
6、 パブリックコメント制度につて
横須賀市では、平成 13 年度、パブリックコメント手続き条例を定め、
「市民への
説明責任を果たすとともに、市民の市政への参画の促進を図り、もって公正で民主的
な一層開かれた市政の推進に寄与する」として、市の基本的な政策等の策定に当たり
市民等から意見を受け、市の考え方等を公表しています。
しかし、案の公表にあたって公表される資料は、ホームページや担当の課にある程
度で、説明会や意見交換の場がもたれることはほとんどありません。また、意見もあ
まり反映されることもなく、条例の目的は形骸化してきているのではないでしょうか。
提案の内容そのものが理解できず、市民の関心がもたれないまま、行われることが
ないよう、基本的には 4~5 か所程度地域ごとに説明会を開催してください。
以上