「ものこと分析」・仕事の構造 成蹊大学 名誉教授 渡邉 一衛 ◎仕事を資源「もの」と、その変化「こと」としてみる ◎扱うシステムの範囲を明確化、イメージ化できる ◎設計的なアプローチができる ◎改善のためのアイディアを整理して出せる ◎現状と改善後の比較を行うことができる ニーズ 始めの状態 終りの状態 最小限必要な 変化 (要の変化) 素材 マテリアル バランスを 役割を持つ 機械・設備 とる 治工具 容器・置場 人 製品 残資源 手段 お茶淹れ作業の仕事の構造 ②素 材 始めの状態 ④要の変化 最小限必要な変化 ①製 品 終わりの状態 水を取り出す 水の温度を上げる 1回分の茶葉を取り出す 茶 葉 茶葉から茶のエキスを抽 出する 茶碗入り茶 茶のエキスを湯に混ぜる 茶 碗 茶を茶碗に入れる 残りの茶葉 水 マテリアル バランスをとる ⑤手段 変化の中で 役割を演じる や か ん ガスコンロ 急 須 茶 筒 ト レ ー 食 器 棚 水 道 管 机 Wさん 茶 殻 残りの水 ③残資源 最小限必要な変化の評価 時間の評価 有効時間率:最小限必要な変化の時間/リードタイム (対象物の流れの中での時間の効率) 時間活用率:最小限必要な変化の総時間/拘束時間 (手段の資源の中での時間の効率) 空間の評価 有効面積率:最小限必要な変化の面積/職場の面積 有効容積率:最小限必要な変化の容積/職場の容積 「ムダ取り」と「もの・こと分析」 両方の見方ができるとよい 必要でない ものこと ムダ取り(分析的) 必要な ものこと ものこと分析(設計的) 7つのムダ(作りすぎのムダ、手待ちのムダ、 運搬のムダ、加工そのもののムダ、在庫のムダ、 動作のムダ、不良を作るムダ) サービスづくりへの適用 バック ヤード (生産) 素材 要求を持っ たお客 ものづ くり・ サービ スづく り ものや サービ ス(製 品)の 提供を 受ける 製品 比較的適用しやすい領域 の ー を 取 や ビ 受 り 満足し たお客 残資源 手段 手段 も サ ス け フロント (接客) 管理技術を新たに開発する領域 特に人と人との関係に関すること
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