26.法人課税の表面税率と実効税率の国際比較 区 分 税 表 目 年350万円以下 面 税 年350万円∼年700万円 率 実 年700万円∼年800万円 年800万円超 年350万円以下 税 年350万円∼年700万円 率 年700万円∼年800万円 年800万円超 日 〔平成5年度〕 法 人 本 28.00% 28.00% 28.00% 37.50% 26.42% 25.69% 25.00% 33.48% 道府県民税 1.40 1.40 1.40 1.88 1.32 1.28 1.25 1.67 市町村民税 3.44 3.44 3.44 4.61 3.25 3.16 3.08 4.12 事 6.00 9.00 12.00 12.00 5.66 8.26 10.71 10.71 業 税 税 (計) 税 ア メ リ カ 効 法 目 人 年50千ドル以下 年50千ドル∼75千ドル 税 州 法 人 税 年75千ドル超 36.65 (計) 38.39 年50千ドル以下 (計) 40.04 (計) 年50千ドル∼75千ドル 49.98 年75千ドル超 15.00% 25.00% 34.00% 13.61% 22.68% 30.84% 9.30 9.30 9.30 9.30 9.30 9.30 (計) 22.91 (計) 31.98 (計) 40.14 年間利潤額25万ポンド イ ギ リ ス 税 目 年間利潤額25万ポンド以下の法人 年間利潤額25万ポンド超の法人 年間利潤額25万ポンド以下の法人 法 人 税 25.00% 33.00% 25.00% (計) 税 ド イ ツ 年間利潤額125万ポンド以上の法人 ∼125万ポンドの法人 目 留 保 分 配 法 人 税 50.00% 営 業 税 15.00 当 25.00 (計) 分 25.00∼33.00% 33.00% 25.00∼33.00 (計) 33.00 − 36.00% 39.83% 15.00 13.04 (計) フ ラ ン ス 税 法 人 目 − 税 33 1/3% 52.87 − 33 1/3% (計) 33 1/3 (備考) 1.課税所得10万ドル超の法人については,所得が10万ドルを超える部分の5%相当額(11,750ドルを限度とする。)を,上記税率を用いて計算した額に加算して法 1.法人税の税率水準は,抜本改正において次のように段階的に引き下げられた。 人税額とする。 区 表面税率 日 本 分 年800 万円以下 ∼63 年度 平元年度 留保分 30% 29% 配当分 24 26 実効税率(計) 年800 万円超 平2 年度∼ 28% (年700 万円∼年800 万円の場合) 40.25 40.14 40.04 ∼63 年度 平元年度 42% 40% 32 35 アメリカ 平2 年度∼ 1.年間利潤額とは,法人の課税所得に,受取配当(グループ内の他の法人から受け取ったものを除く。)とその75分の25を加算した額である。 2.年間利潤額25万ポンド∼125万ポンドの法人については,課税所得に33%の税率を乗じて税額を算出した後,(125万ボンド−年間利潤額)× 37.5% イギリス 51.55 51.04 2.実効税率の計算に当たっては,州法人税(カリフォルニア州を例にとった。)は連邦税の計算上損金に算入されるのでその点を調整している。 課税所得 ×限界軽減分数を算出税額から控除することとされている。 年間利潤額 (注)1992年度の限界軽減分数は,50分の1である。 49.98 1.営業税は,法人の所得及び資本を課税標準とするが,それぞれ調整が行われ,かつ,各市町村によって税率が異なるため,ここでは便宜上税率は15%とした。 (注)平成元年度までの実効税率は,税込利益のうち30%が配当に充てられるものとして計算した。 2.地方税は標準税率によった。なお,標準税率は,道府県民税は法人税額の5.0%,市町村民税は法人税額の12.3%である。 2.実効税率の計算は次によった。 ド イ ツ (1) 税込利益のうち,30%が配当に充てられるものとする。 (2) 営業税は,法人税及び営業税の計算上損金に算入されるのでその点を調整している。 3.実効税率の計算においては,事業税は,翌期の法人税及び事業税の所得計算上損金に算入されるので,その点を調整している。 (注)諸外国は平成5年1月現在の税法に基づいている。
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